昨日、ニュージーランド、クライストチャーチで地震が起こり

くしくも今日は中国映画『唐山大地震』相武紗季さんアフレコ日。


1976年に実際に起こった最大規模の地震、唐山大地震をベースに

生き別れになった親子の姿や、震災が生んだ

心に刻まれた悲しい記憶から立ち直る少女の姿を描いています。


アフレコ公開取材に立った相武さんもニュージーランド地震の

安否を気づかい、1日も早い復興を祈りますと語っていました。


司会をするからと昨日見たこの映画。


中国映画史上最高の興行収入を記録したほどの大ヒット。


クリント・イーストウッド監督の『ヒア・アフター』のように

冒頭辺りにドンッと衝撃の震災が起こり、その後は、心の揺れや

人と人との出会いから生まれる化学反応で心に変化が起こる過程を

静かに丁寧に綴っていくのです。


子供2人がコンクリートの下敷きになり、1人しか救えないと

言われた母親がどちらを救うか選択を迫られるシーンには

胸が締め付けられる思いで、その声を地面の下で聞いてしまう

子供達の気持ちを考えたらこの上ない苦しみ以外の

なにものでもないし、母も生き残った子供も一生十字架を

背負って生きていくんだと想像すると恐ろしく悲しくて。


けれど映画で伝えようとしているのは、かけがえのない命は

比較するものでもなく、愛を貰えないと輝かないということ。


そう、命は愛で育つんだよ、と伝えています。



防ぎようのない自然災害。


多くの命が救われますよう、ただただ心から祈ります。