月別アーカイブ / 2019年12月

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見て見て!


第92回アカデミー賞国際長編映画

(外国語映画)部門のスウェーデン代表に選ばれた

映画「ダンサー そして私たちは踊った」

主演である

コンテンポラリーダンサーのレバン・ゲルバヒアニくんの

脇腹に"顔無し"が!

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来月発売の雑誌「シネマスクエア」

私の連載ページにて読むことが出来ますよ。


ジブリとナルトが好きな

ダンス愛と演技が好きな

才能溢れる青年でありました。


さてさて

最近、色んな人の話を聞くことがあり

それは恋だったり、仕事だったり、自分を見失っていたりで

内容は違えども、ある共通項に辿り着くんですよ。


意外と、自分の性格、自分自身の心と向き合っていないんです。


レバンくんもそもそも4歳の時に母から

ダンス教室に通わされ

最初は嫌々通っていて

ある時、コンテンポラリーダンスと出会い

そちらの道を自分で選んで

ある時、演技をしないか?とインスタ上から

声をかけられ

今や、海外を周り、映画プロモーションをする存在に。


そう、才能って自分では分からないし

自分が本来やりたいことも実際のところ

分からなかったりするもの。


だって大人になると

やりたいことで食っていけるのか?


じゃあ、食べていけるくらいの自分の才能

ってなんなの?


という問いにぶつかるからね。


夢を追うにもお金と背中合わせ


好きなことをやるにもお金と背中合わせ


そうね

私もビンボーだったから

留学も大学も行けなくて

今も英語がネイティブならば

あんな仕事のインタビュー

こんな舞台挨拶のMCも出来たかも知れん。

とふと考える。


まぁ、日々、出来る範囲で英会話を独学でやっているから

美しい英語で流暢に話せなくても

意思疎通くらいの英語を目指して

今の環境でのやれる範囲で学んでる。


これが、実力というやつかもしれませぬ。


置かれている環境で

いかに能力を伸ばすか

いかにやりたいことにトライするか。


個人的には

会話出来たら楽しい英会話だったり

人を魅了するトーク力の方が磨きたい。


家族を犠牲にしてまで

なんて美徳とは思わないし

もしかしたら

これが身の丈に合った自分との出会いかもしれない。


誰かに甘え過ぎるのも

弱味を見せて同情を買うのも

誰かの真似っこも本来の自分の能力発揮にはならないから。


大事なのは、自分の心が落ち着くことを

まずは見つけることかもしれない。


それが食べることならば

食べるために稼げば良くて。


それが人との良好関係なら

居心地の良い職場探しで。


それがどうしてもやりたいことなら

稼ぐとか、美味しいものを食べるとか

洋服を買うことを諦めて

しばらく頑張るしかないのかもしれない。


人間力というものはスキルじゃないし

何も持っていなくても

本来の自分自身を好きになってくれる人との

関係がお互いを成長させるんだから。


そんな人とお互いで自分チェックすると

人間力も養われるんじゃないかしら。

世の中では

神田沙也加ちゃんと村田充さんの離婚問題においての

プチ論争が起こっているそうですね。


子どもが欲しかった私と、前向きになれなかった彼女とで折り合いがつかず」

これが村田さんのブログです。


子供を産まない=後ろ向きってこと?


こんな書き込みがあるそうで

男性サイドからこの言葉を発してしまったから

言葉足らずで説明が不完全だったんだな

芸能人は大変だ、プライベートまで

時には語らなければならなくて可愛そうだ

と勝手に思っておりました。


最近、見た新作映画に

「"隠れビッチ"やってました。」

というのがあり

タイトルとのギャップに驚いたんですが

人はそれぞれ

生まれてから今まで違う環境の中で

違う人生を歩み

やがて出会うのだから

考え方が違うのは当たり前なのです。


映画はそれに焦点を当てておりました。


恋愛ごっこは出来ても深い恋愛は苦手。


そんな佐久間由衣ちゃん演じる

主人公の過去が明らかになっていくと

深い深い心の傷が浮き彫りになっていきます。


"愛しているなら

全部、自分の気持ちを受け止めて欲しい。"


そこにとらわれた主人公の

傲慢な考えの根底には何があったのか?


果たして、人は愛する人の考えをすべて

受け止めるべきなのか?


とても大事なことが描かれていました。


神田沙也加ちゃんとこの話は

無関係ですし

本人に話を聞いたわけではないので

まったく違うとだけ言っておきますが

人にはそれぞれ

成長の中で生まれた考え方があり

例えば

「結婚するなら最愛の人と」という

一見当たり前の考えの先に

「愛する人との子供が欲しい」

はイコールではなく

「子供はいらない」もあれば

「子供は今のタイミングじゃない」という

考え方もあるんです。


好きな仕事をしている女性たちが

多分、ぶつかる「出産のタイミング」という壁。


子供は欲しくない、ではなく

子供を産んだら仕事が出来なくなるかも?

という不安。


子育ては母親の仕事だから

夫もそう望んでいるから

自分の大好きな仕事への夢を犠牲にしてまで

やらなくちゃいけないんじゃないか?

という固定概念。


これについても

来年公開の「Red」に登場する議題。


そして、この固定概念に囚われた

夏帆ちゃん演じる

主人公の過去と未来も、捻れた

「結婚観」への囚われ。


女として産まれて、が根底のテーマ。


女性は子供が出来たら、ある程度

好きな仕事を諦めないといけない。

そもそも何故? なんで母親だけなの?


いやいや、男性だってもしかしたら

今の収入を考えて、結婚出来ない

子供を持つ自信がない人だっているだろうし。


好きな仕事をしたいと思いながら

子供を産んだ私からしたら

再婚した私からしたら

「結婚=2人で頑張って生きる約束」

であって

子供を産むタイミングの掛け違えで

別れた夫婦も

ずっとモヤモヤしている夫婦も知っている。


子供はいつか欲しいけれど今は無理。


それも理解出来る。


男性からすれば

収入の問題だったりするかもしれないし

女性からすれば

好きな仕事を続ける上では

夫や周囲の協力がなければ成立しないだろうし。


村田さんを攻めるわけでも

神田沙也加ちゃんを擁護するわけでもない。


ただ、このニュースを見て

世間の人の考えを目にしながら

自分が経験して思ったのは

子育ては、大人ひとりで出来ることではない。


夫婦なら夫と妻はもちろんで

シングルの人も多い世の中だから

周囲の支えも大事、大事。


いやもっと大事なのは、社会が

子育てしながら働く人々へ

一緒に子育てするような環境作りや経済に

尽力してくれたら

好きなことを諦めるとか

どちらか片方に負担が増える状況になって

結果、精神が病むとか

そんな人が減ると思うのです。


これはまったく

今の神田沙也加ちゃんニュースとは

関係がないことですが

結婚=子供=子育ては母親が担当

という考えからは、ハッピーが生まれない。


ハッピーを生むのは沢山の人の思いやり。


私も他人の子にも自分の子にも優しくありたい

子育ては難しくて

子供が居なかった頃にはなかった

ストレスというか、子供へのイライラが増えると

そこに気付かされるんです。


完璧な親なんて居ないんだ。


完璧な親ってなんなんだ?


不完全だから

子供を授かって、少しは成長しろと

空の上の人たちが思って授かった

人生史上最大のミッションだと。


そして

仕事を続けたくて母親になりたい人がいるなら


どっちも出来るよ。


周りに必死に助けを求めながら

誠心誠意で子供とも仕事とも向き合う

心意気さえあれば。


全部、自分がやろうとしなければ。


父親になる人や、両親や周囲に

甘えて良いんだから。


好きなことを仕事にしている母親の背中を見たら

きっと子供も好きなことを仕事にしたくなる。


そう信じておりますよ。
































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