月別アーカイブ / 2019年08月

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おしゃまな娘の撮影は面白く

「ポーズして」「キスして」

と必ずや注文をつけて来るのであります。


面白いな、なんでポーズ付けなきゃなんないんだ?


まぁ、そんなことはさておき


11月公開の「最初の晩餐」が

素晴らしくセンス良かった脚本と映像の

「終着の場所」司会時にお世話になった

常盤司郎監督の最新作であることと

キャストが皆

演技面でも特に好きな役者さん勢揃いだったのと

私自身が、シングルマザーから

再婚したことも重なって

早目に試写へ行ったのですよ。


物語は

それぞれ子供連れで再婚した家族の物語であり

そんな家族を作った永瀬正敏さん演じる

パパが亡くなって

お通夜で家族、親族が集まった一夜の

お通夜で出された手料理から

家族になっていった懐かしい日々へと

戻って行きます。


丁寧に作られた料理と同様に

丁寧に丁寧に役者の演技を魅せてくれる

カメラワークと音楽、編集

全てに愛が溢れていて

私自身が自分の人生を振り返ってしまった。


劇中、染谷将太くん演じる

息子が

結婚をしている姉にこう尋ねます。


「なんで結婚したの?」


その言葉に込められた意味は

結婚の良さが分からない、そもそも家族ってなんなんだよ?

家族を作るってなんの意味があるんだよ?


というものでありました。


姉さんはなんと答えたのか?


そこに居合わせた血の繋がっていない母は

なんと答えたのかは、映画を見てのお楽しみ。


確かに結婚ってなんなんだろうね?


二度結婚して思うのは

多分、私は「結婚」というより「家族を作るのが好き」


それは、自分で作るという意味で好き。


老後の心配とか

旦那に養って欲しいとかじゃないなぁ。


そんなものは、家族に頼らず

自分でちゃんと用意しておかなきゃ。


家に人が居るなんて

疲れた時に話しかけられるなんて

そりゃ面倒くさいけれど

結局、面倒くさいことも、人との会話も好きだから。


家族なら、いちいち自分の持ち合わせていない

感情にも向き合わなくちゃいけなくて

食べ物の好みも味付けも

帳尻合わせて調理していかなきゃ、料理の二度手間になるし。


それでも

私は弱いし、知らないことが世の中に多過ぎるから

一緒に助け合おうと思える人と

助け合って生きるのが性に合っているんだな

とそんなことをこの映画から影響されて

ひとりで私はそうなんだな、と納得していた伊藤です。










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映画ファンのゆっきぃさんが

観客側から撮ってくれたこの写真。


見て、心なしか微笑んでこっちを見てるよ、わたし。


記憶ないのよ、そっちを見た記憶が。


職業病なのか

この微笑み、恐ろしや。


まぁ昨日は

レオナルド・ディカプリオ様と

クエンティン・タランティーノ監督と

シャノン・マッキントッシュプロデューサーの

「ワンス・アポン・ア・イン・ハリウッド」記者会見MC


この映画は今のところ

本年度ナンバーワンに!


ロマン・ポランスキー監督の妻で女優の

シャロン・テートが妊娠しているのに

カルト集団、マンソンファミリーの3人組に

殺害されてしまったり

ブルース・リーがハリウッドに渡り

スタント指導やら

主演作「グリーン・ホーネット」やら撮っていた

まさに激動の時代1969年で

そう考えると、まだ生まれてない私も

映画を通して、この時代にすんごく興味を持っていた。


知っている事件やら知っている映画やら

俳優が出てきて

1950年代にテレビスターを生んだハリウッドが

また映画へと移行していく変革期に注目した

タランティーノ監督の映画界へのラブソング

がこの映画なのですよ!


時代の流れに必死に乗ろうとする俳優の

不安定な心だったり

スタントマンという大切な存在だったり

ハリウッドという街の光と影も映し出されていて。


すんばらしかった!

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会見とレッドカーペット、舞台挨拶まで

MCを務めたのだけど

映画宣伝Pや

いつも頼れる通訳

鈴木小百合さんと大倉美子さんと

事前事前にきっちり打ち合わせして

なんとか時間内で、皆がきっと聞きたいこと

映画の魅力が伝わる内容を喋って貰えたんじゃ。

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その合間に実は日本映画のMCもしていて

大森立嗣監督の20年以上温めてきた

オリジナル脚本の映画化

「タロウのバカ」完成披露上映会でありました。


大森監督の作品はデビュー作

「ゲルマニウムの夜」からずっと見てますが

きっと他人が見てはいけない

人間の心の奥底に焦点を当て

彼らの叫びや覚醒を見せつけてくるんですよ。


だいたいが世の中の弱者。


今回の「タロウのバカ」

菅田将暉くんと仲野太賀くん演じる高校生の

友達2人の間に

学校にも通わせて貰えず

名前すらどうやらない少年がひとり居るという

設定から物語は動き出します。


わたしはね、このタロウと名付けられた

少年演じるYOSHIくんに会うのが楽しみだった!


そして

会ってみたら

もう想像を軽ーく飛び越え

天然素材のワイルドくんでしたw


だからタロウという役は

菅田くんも言ってたけれど

YOSHIそのものなのかもしれない。

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そんな大忙しの月曜でしたが

レオナルド・ディカプリオが

会見で言っていた生まれ育った

ハリウッドへの想いについて

ここに記しますね。


「ハリウッドに生まれ育ったから

学校帰りにオーディションに行け

夢を製造するハリウッドに憧れて

夢を叶えたくてやってくる人よりも
  
間違いなく恵まれた環境だった。


俳優を目指した90パーセントの人が

夢を叶えられない世界で

自分やブラッドはきっと成功しているほう。


ハリウッドには悪評もあり

確かにそんな人も存在するけれど

それも含めて自分の一部。


自分はハリウッドが好きなんだ」


良いも悪いも、その環境に居る時点で

自分の一部なのよ。


そして、良いところも悪いところも表裏一体で

そこに生きる限りは自分の一部。


付き合っている人たちも自分の一部。


関わっている人たちも自分の一部。


周りを見渡して

良いところ悪いところをしっかり受け止めよ

なんだろ〜な。



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旅から帰って

なんと、食あたりで

2日で1.5キロ痩せてしまいましたー。


疲れが溜まってる時の夏の生物は注意だなぁ。


そんな私の昨日は

対談、対談、舞台挨拶MCで

脳もフル回転していた次第です。


上の写真は、映画「相棒」シリーズMC時に

知り合った鑑識、米沢守役の六角精児さん!


今回、主演作10月公開というんで

映画情報ネット番組

「映画が好きすぎて」に出ていただきましたわ!


映画「くらやみ祭の小川さん」


府中のくらやみ祭に参加することを

夢見た第二の人生をスタートさせる

パパや家族それぞれの悩みと

人々の繋がりから叶えていく未来を描いた

人間の温もりが映し出されております。


六角精児さんは

出会ってすぐに、その生き方が魅力的で

番組「伊藤さとりと映画な仲間たち」にも

出ていただいたのですよ。


なんというか、鉄道好きにせよ、音楽活動にせよ

その自ら探し出していくブレない

探究心がとても好き。


それは演技にも映し出されていて

目の奥の光り方や佇まいが唯一無二。


9月には舞台に立つんですって!


ミュージカルの稽古の合間のインタビューでした。


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その前は

映画「宮本から君へ」の

ある収録のMCをしておりました。


池松壮亮くんと蒼井優ちゃん、井浦新さん

という勝手に親近感のある演技も好きな俳優陣と

「ぼくらの時代」プラスみたいなトークでして。


蒼井優ちゃんとは

会うと最近はアンジュルム話をしてしまうw


「アンジュルムック、増版ですよ!4ずりですよ!」


と言われ、まだ買っていない

かななん友達の私、反省の巻。


買う!買うわ!


で、映画、サイコーなんです!


これまた今年の邦画No. 1に躍り出た!


収録したものに関しては

またお知らせしまーす。


そして

その映画とドラマも撮った

真利子哲也監督!


すごいよな。


真利子監督の作品にはデビュー時から

ノックアウトされ続けておりますが

言葉少なに感情爆裂のイメージを勝手に持って

いた私が度肝を抜く

今回の真利子節!


言葉のパンチ、もちろん肉体のパンチ

言葉の抱擁、肉体の抱擁というかぶつかり合い。


それが愛しかった!

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様々な人と映画を通じて

対話、会話、という仕事をする私ですが

これだけ日々、話を聞き出す仕事をしていると

あることにきづかされます。


その人の言葉の使い方、表現の仕方で

この人が日々どんなことに触れているのか?


例えば

言葉を慎重に選びながら

突然、びっくりするような美しい表現をする池松くんは

きっと様々な本を読んだり

何より心の声に耳を傾けながら

心に一番合った表現を見つけ出しているんだろうと。


それは

蒼井優ちゃんも井浦新さんも同じで

独特の表現が飛び出してくる。


あぁ、この3人は、言葉をとても大事にしていて

その瞬間瞬間の感情を大切にしている人だと。


六角精児さんは

トークに独特のリズムがあって

音楽に触れ続けていることが

リズムから伝わってくる。


そして

電車を乗り継ぐように

トークが、大事な方向へとしっかり向かっていく。


だから

人と対話するのはとても大事。


けっして同じ人なんていなくて

心ここに在らずな人はすぐ分かってしまう。


そして

沢山のモノに触れている人ほど

放つ言葉に魅力が溢れているんです。








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