実は石井裕也監督の新作「町田くんの世界」
を見た時からずっとずーっと
優しさについて考えておりますの。
そんな折
昨日、「これが優しさだ!」と確信したことが
ありまして。
川崎の夢見ヶ崎動物公園へ
娘とお散歩がてら
おにぎりとレジャーシートを持って
遠足予行練習を2人でした時のこと。
娘っ子は動物が大好きでして
動物公園の中をお散歩していた
チワワちゃんに一目惚れしたのですよ。
まさにロックオン!
そしたら
飼い主さんが
一緒に散歩してくれ、しまいには
リードを持たせてくれ
園内を散歩させてくれたのでありますよ!
4歳の娘と1歳のメスワンちゃんの
初めてのお散歩。
「なんかすみません、お邪魔しちゃったみたいで
でも犬にも良い経験になります。
お子さんにも良い経験になればですね。
うん、犬と子供って微笑ましい。
ありがとうございます」
見知らぬお兄様はそう言うと
ニコニコと後ろから見守ってくれたのですよ。
ありがとう、ってこっちのセリフ。
もちろん別れ際
娘っ子は
犬と別れたくないから
一歩も動かなくなり
仕方なく思ってくれたその方は
結構先まで、一緒に歩くのを
付き合ってくれたのです。
ワンちゃんを見知らぬ人に触られても
「ありがとうございます」
と言うその人は
駅まで私たちを送ろうとし
それは悪いし、遠すぎる、と私は恐縮。
人の優しさって
こんな見知らぬ人への対応なんじゃなかろうか
そうだ、知らない人に
挨拶が出来て
時に、知人のように対応出来るのも優しさだよ
そんなふうに気付かされた。
川崎に「町田くん」おりました。