ぶっちゃけ
私も未来に相当な不安を抱えております。
仕事無くならないように
何をすべきか?
だって
家族が居るんで
頑張らなきゃ
彼女が生きるためのお手伝い資金が
足りなくなるじゃないか!
今まで
自分の為と、ちょっとだけ
育ててくれた親の為にと働いていたけれど
家族を持つと
こうまで不安になると思わなかった(笑)
出来れば好きな仕事で稼いでいきたいという
贅沢な思いもあるものの
どこかで
自分の才能を活かせる仕事で
お金が貰えるのが
やりがいとやらになるんじゃ?
と思っていて。
そんな折
地球温暖化危機を訴える
アル・ゴアさんのドキュメンタリーを見た。
「不都合な真実2」
2007年にアカデミー賞を受賞した前作。
あの時は
このままでは人類は絶滅してしまうよ!と
元米副大統領アル・ゴアさんが唱え
シュミレーションの映像が盛り込まれ
「恐ろしい」「このままじゃ地球が無くなる!」
と脳に痛烈なパンチを貰って
試写室を後にした。
で、何かやったか?
ダメな、私は三日坊主で、節電やら
シャワー流しっぱなしにしないとか
くらいでした。
月日は流れ、10年後。
新作の公開時、私も変化していて
子供の親となり
不安も映画の見方も変わってしまった。
子供が一人前になるまで死なずに働いて
お金残してあげられるか?
とか
「不都合な真実2」に対しても
未来、私が死んでも、娘は長生きして
彼女なりの幸せを感じて生きられる世界か?
とか。
とにかく
「不都合な真実2」で唱える
アル・ゴアさんの地球温暖化での
世界的、人類の危機は大き過ぎて
実感がないものの
恐ろしく深刻な問題であるのだけど
私はそれより
アル・ゴアさんという人物に焦点を当てた
この作品を
多くの未来に不安を抱えている人に
見て欲しいと思った。
彼は、一体なんの為に
地球温暖化の危機問題に
執着して活動をしているのか?
想像するに
ドキュメンタリーのワンシーンに出てくる
大統領選での当選する確率を
推測したような箇条書きの
娘からの手紙?賞状みたいなものを
読み上げるところに私は注目したのですよ。
彼は
どこにでもいる子供思いの親であるということ。
子供たちが暮らす未来が
無くならないように必死にリサーチし
現地に行き、目で見て知ったことを
世界中の人に伝え
賛同者を増やそうと動いている。
だけどこれは自分だけでは
どうにもならないことであるから
政治的活動で
世界を動かそうとしているのだと。
もう一つ着目すべき点は
不安をいかに消すか?
という作業をしているところ。
ここは映画を見て欲しいので言わないけれど
例えば
環境破壊となるものを使わなくなれば
それを仕事にしている人は職を失い
その人の家族は路頭に迷う。
そう
私の友人は
東京電力に勤める旦那さまの
奥様だったのだけれど
3.11以来、音信は途絶えてしまった。
職を失う不安からどうやって安心へと
誘うのか?
世の中のある人々は
自分のこと意外には厳しく
自分のこととなると沈黙する。
地球の危機と言われてもピンとこない。
目の前で起こってないから。
私は子供を身ごもり、子供を育てる中で
こんなに嫌な思いをすると思わなかった。
世の中、こんなに子供嫌いがいるのか?
「声で頭が痛くなる」
とお店のお客さんに言われ
「とろとろ邪魔なんだよ」
とベビーカーを押して歩いていると
サラリーマンに言われ
なんと悲しい世の中なんだと嘆いた。
レストランで食べ物を見て
大きな声で喜んだ娘が悪いのか?
通勤時間にベビーカーを押して歩くのが
悪いのか?
自分のことで
いっぱいいっぱいの人が多いのかもしれない。
私には、わからない。
子供は未来を担う素晴らしい存在で
自分の子だけじゃなく
子供の笑顔に癒され
大人は、彼らが伸び伸びと住みやすい世界を
作っていくのが使命なのでは?と
子供を産んでやっと気付いた。
そう考えると自分の不安なんてちっぽけ。
お金の心配なんて
今の仕事が無くなったら
パートでもなんでも違う仕事を探せばいい。
贅沢しなきゃなんとかなる。
プライドより、子供への生活費。
そんなことより
子供が死なないように
大地震が起きませんように、とか
戦争が起きませんように、とか
今は、その先、未来が明るくあって欲しい
というシンプルな願いしかない。
アル・ゴアさんのスゴイところ。
それは
地球温暖化をストップさせる為に出来ることは
世界全体のトップの人の考えを変えること
なのだけど、その壁はとても厚く
到底崩れそうもなく見える。
だけれど
くじけない。
熱い信念と絶対的な使命感。
不安を沢山抱えていても
アル・ゴアさんは
未来を生きる子供たちの為に
小さなことから、出来ることから
動いているように思えてならない。
自分の不安より
世界の人々が未来に体験するかもしれない
不安にいち早く気付き
今からその不安を取り除こうと
先回りして、回避する方法を模索中なのだから。
人を思いやり、生きているものにも優しく
ほどほどの暮らしで満足出来る人になりたい
そうすれば、世の中は穏やかになるんじゃ?
節電だって、なんだって
誰かの誰かの為、未来の人の為。
私って、人の為に何かしてる、エライぞ!
それでいい、そう思った。
アル・ゴアさんのような人が
リーダーと言える存在なのかもしれない。