月別アーカイブ / 2016年08月

 

「セルフブランディング」


意味は

自分自身の魅力を理解し、自分の価値を高めること。


昨日の出逢いに、セルフブランディングという言葉がぴったりハマります。


そしての出逢いから思い出される映画は

「ウーマン・オン・トップ」



夫が経営するレストランで、一生懸命、裏方シェフとして働いていた妻が

ある日、夫の浮気現場を目撃し

家を飛び出し、都会で美しき女性シェフとして飛躍していくという物語。


母国スペインからハリウッドへ飛び出したばかりのペネロペ・クルスが

まるで自分のその後の姿を体現するかのような

セクシーでキュートなヒロインが、魅力を開花するまでを

色彩豊かにユーモアも絶妙なスパイスで入れ込んだロマンチックラブコメディの傑作。


この作品の見事な点は

女は男の胃袋さえ掴めば幸せな結婚を出来るという古来の考えを植え付けられたヒロインが主人公。


レストランの裏方として、顔を出さずに料理を作り、夫を影で支えることに徹した彼女は

夜の夫婦生活でも、つい自分がリードしてしまい、夫に嫌がられる日々の中で、夫の裏切りをキッカケに、抑えていた自分自身の魅力を放出させるという

思わず吹き出してしまうような、あり得そうなエピソードを交えながら

さりげなくフェミニズムについて訴える映画であることです。


最近の映画で、フェミニズム映画とネットでも騒がれている

「マッドマックス 怒りのデスロード」


ジョージ・ミラー自身、インタビューでこう語っております。


「物語の構築上、フェミニズムが必然だった」


女性の自由だけでなく、絶対君主制からの解放、リベラルを訴える映画であり

ひとりひとりの価値を訴える物語が、世界的に賞賛された理由なのですよね。


映画で


"誰もが人として価値がある"


と描くことで、深層心理で感銘するものの、頭ではなかなか切り替えが難しいのが現状。


父親から言われたことに、可笑しいと思いながらもどうしても逆らえずにいたり。


過去からの一般的な考えで、女性は家庭に入り、夫の為に家事をし、子供を産むのが妻の努めだからそうしなければ、という囚われだったり。


一般的な考えと言われる凝り固まった考えを取り外して、自分なりの考えを発する勇気。


周りからのウケを気にせず、自分が良いと思ったものを身に付けること。


保守的にならず、もっとアグレッシブルに、もっともっと人生を心から楽しもう。


そんなことをきっと女性達に訴え、後押ししている平野宏枝さんとナシャールさんに昨日出逢いました。


その人の魅力を引き出すヘアメイクをし、美しさを引き出す写真を撮ることで、女性として自信をつけてもらおうう。


私はたまたま、映画宣材をしていた塩野文子ちゃんが

フリーになり写真を撮ってもらったのを見て、良い写真だから宣材写真を撮ってもらおうと伺ったら

実はそんな熱い志しのもと、このお二人は撮影会を定期的に開催していたそうで。



ちょうど映画会社から

ある映画から恋愛心理テストの作成を頼まれていて

頭の中で構築中だったここ数日。


「あなたはこんな人」

という解説ではなく

心理カウンセリング学校の後、コーチングで学んだ

「あなたにはこんな魅力があるからもっと生き生きと」

と伝える解説を考えていた最中の出逢いは、とてもパワーある体験でした。


誰もが、価値があり、価値は人それぞれ。


人生の経験値がその人の価値になるのだから。


何より胸をはって自信を持って歩くことが大切。


自分の魅力は、意外や自分が一番わかっていない。



フリーの宣伝ウーマンになった塩野ちゃんも、更に輝くことでしょう✨



ツイッターやフェイスブックで

炎上している

高畑淳子さんの記者会見で質問した記者について。


私はテレビでオンエア時、ちょうど保育園へ娘を連れて行き

内容はネットや見ていた人たちから聞いた。


「辛すぎて途中でテレビを消した」

そう姉は言っていて、記事を読んでいるだけでも辛く、未だに放送を見ずにいるわたくしです。


なぜ親に、息子の性癖についてあの記者さんは聞いたのか?


雇われて質問をする身としては、もしかしたらと思うのは

記者単独というより、その組織で「この質問をして来い」と言われたのかも?

これも、あり得る話で。


じゃあどうしてそんな質問を思い付いたのか?


それはきっと、息子さん本人に聞きたいことだったんだと思う。


だけど

もし自分が記者ならどうするのか?


目の前に、息子さんの事件の責任をかぶろうと気丈になんとか立っている母親が居て

「なんでもお答えします」

と言われたら。


間違いなく、可哀想に、辛いだろうに、と、心が苦し過ぎて、手も挙げられず、声も出せないと思うのです。


だから記者ではない仕事を今しているのだともいえます。


離婚後や世間を騒がせた出来事の後に映画の記者会見や舞台挨拶に立つ役者さんの司会に遭遇することも多く

その度に、リポーターさんやら新聞記者さんやらテレビディレクターさんの

体温の高さと緊張感が伝わり、仕事の為に聞き出そうとしているだけで

敵意は無いと分かりながらも

「少なくともここに立つ役者さんの味方でいなければ、柔らかく守らなければ」

と毎回思うのです。


視聴者の疑問に答えるのがメディアの役割。


だけど自主的に謝まろう、話そうとしている人に、更に心の全てをえぐるように色々聞き出そうとするのは

心を失ってしまった機械でもやれること。


「ご心労のことと思いますが、大丈夫ですか?」


無理に聞き出そうではなく、共感して発する思いやりの言葉で、心を和らげてあげることだって言葉に繋がる。


一番大切なのは、どうすれば今後、このような事件を防げるかだけ。


危機管理上の問題点や責任問題を書いた書類を作る必要があるのか?


芸能人に限らず、同じようなことが起こらないようにする為の安心安全な環境作り。


子供がいる、いない、関係なく、人を思いやれる環境作りが大切な気がしてならない。










私の公式LINE読者さんへ

トークでお知らせして

プレゼントしたのはこの試写会 ↑


「世界一キライなあなたに」


お涙モノのベストセラーを原作者が脚本を担当して映画化。


ヒロインは

人気海外ドラマ

「ゲーム・オブ・スローンズ」

出演のエミリア・クラーク。


 アメリカの映画サイト「TC Candler」が選ぶ「世界で最も美しい顔100」の第1位になったこともある彼女。


映画では

独特のファッションに身を包み、田舎町に暮らす仕事に困った女の子に扮し

大富豪のイケメンにオバちゃんみたいなファッションと言われたり

まぁ失礼なことをズバズバ言われるうちに

恋愛へ発展する物語。


「シンデレラ」か?


「プリティウーマン」か?


と思うなかれ!


これが、お涙モノのファンタジーとして作られていないわ、やけにリアルで

感情移入出来る、リアルロマンティックラブストーリーだからイイ!


ちなみに劇中のエミリアの姿はこれ ↓


たしかに

個性的過ぎて、男性ウケは、、、⁇


しかも劇中の妹(右)ジェナ・コールマンの方が映画ではキレイに見えるのは気のせいか?


兎にも角にも

このルーというヒロインが

職を失った家族を支える為、高額バイトでやって来たのが

お城に住む大富豪の家。


「あと1センチの恋」のサム・クラフリン演じるイケメン息子が、事故で下半身不随になり、ケアをしてくれる看護士とは別に

心の介抱的な、話し相手になるというバイト。


格差、育った環境の違い、普段なら出逢わないし、恋に落ちないと思われるこの2人が

いかにして、恋仲になったのかは、是非に映画で確認して欲しい!


脚本がこれまた緻密でね。


どうしてこの2人が恋に落ちたのかを裏付ける、境遇、精神状態、互いの性格が、まさにこの状況だからハマるよ、と説明していることに感嘆。


しかも、時々わ差し込まれるルーの皮肉がまた、的を得ていて面白い!



苦手な相手とは

その人が出来ないことをやってのけている人だったり

その人が欲しいものを持っている相手だったりする。


相手のどこが苦手なのか?


考えてみると、自分の弱点的なものを持っていたり、自分が受け入れられないものを持っていたり。


その人と対峙することは、自分の弱点を受け入れるということ。


だからこそ、キライな人を受け入れられた時こそ、自分も愛せるし、打ち解けあった時の互いの必要性は段違い!


キライから良いところを知った時の好感度の上がり方ときたら!


そりゃ、恋だって盛り上がるわね。



ただひとつ言えることは

人は

見返りを求めたり、相手の顔色を見過ぎてしまうから

人間関係、恋愛関係が、こんがらがるのだと。


ラストは賛否両論。


その理由は、何が悪いもなく、死生観など、その人それぞれの価値観の問題なのだと思うのだな〜。


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