
この麗しき乙女。
ご存知、女優・二階堂ふみちゃん。
今日は
彼女が登壇するトークイベントの司会を。
巨匠ルキーノ・ヴィスコンティ監督の生誕110年、没後40年という節目から特別上映した
「若者のすべて」4K 完全修復保版 ジャパンプレミアでした。
イタリアを代表する
ブランドのGUCCIが
ファッションだけでなく
名作映画を修復保存し、作品を残していくというプロジェクトを行っているんですよ。
マーティン・スコセッシ監督率いる
「ザ・フィルム・ファンデーション」
こないだ書いた
「若者のすべて」もそうですが
GUCCIが修復保存に携わったヴィスコンティ映画は他に
「山猫」
二階堂ふみちゃんも大好きという
「夏の嵐」
今回は
GUCCIさんから
衣装をお借りして
ふみちゃんと私は、GUCCIのワンピースでトークショーを行いまして。
いやー
素敵過ぎるワンピース!
でも
お高いわ、中々、簡単に手を出す勇気はないっ(笑)
だけど、イイものは長く着られるし、メンテもしてくれるし、やっぱりイイものだけあるのですよ!
ちなみに5/14から
エビスガーデンシネマ他で
「ヴィスコンティと美しき男たち〜アラン・ドロンとヘルムート・バーガー」と題し
「山猫 4K修復版」と
「ルートヴィヒ デジタル修復版」が公開されます。
ヴィスコンティの魅力は
人間のむき出しの感情を美しい俳優たちと共に映画という芸術で表現するのかと。
名作と言われる作品は
どれも、時代が移り変わっても愛され、残し続けたいと思う
ドラマと映像美があるのです。
会話の中で
ふみちゃんのお母様の影響で
アラン・ドロンや
ジョージ・チャキリス「ウエスト・サイド物語」
にキュンとなったそうで。。。
うちの母親と一緒だ!(笑)
やはり
小さい頃に受けた親からの影響は大きい。
でも
21歳にしてこの知識!
映画はもちろん、ファッションも、絵画も。
イイものを知る。
イイものを身につける。
そうやって上質な知識を持ち、上質な人になってゆく。
演技にはもちろん、何より人として成熟していくんだ、と彼女を見ていて思うのです。
芸術を作る人だからこそ、芸術に多く触れている。
素晴らしい才能は、そんな日常の好奇心と探求心からも育まれていく。
そうそう
ふみちゃんは
ジャック・ドゥミ監督の
「ロシュフォールの恋人たち」
についても触れていたっけ。
カトリーヌ・ドヌーヴの可愛さときたら!
ファッションも可愛く、歌って踊るミュージカルの名作!
そんな
カトリーヌ・ドヌーヴが
美しく、秘めた欲望を持つ若き妻を演じ
昼と夜の二重生活を送るヒロインを演じた
「昼顔」
もまた名作で
「ロシュフォールの恋人」とは正反対の自然の音だけを使った妄想と現実を往き来する大人の心理を描いていました。
名作。
他にも山のようにある。
あなたにとっての名作はなんですか?