月別アーカイブ / 2016年03月

新しいことを始める。


って中々、大変なものですよねぇ。


正直、面倒くさいことがあり過ぎて。


私は

ヒーローでもなく

多分「デッドプール」みたいな

単純明解に、自分の好きな人が傷付けられたり

たまたま出会った人の悩める話に、フムムと話を聞きながら

世の中の善悪ということより

その人のベストを応援するたちなので

やっぱり

「デッドプール」

みたいな

ヒーローになれない

まぁ、自分の好きな人にだけでもヒーローになれたらいいと思うタチf^_^;


世界平和だ


困った人を救おう


そんな

X-MEN勧誘を断り続け

彼は

愛する彼女の為だけに、闘う(笑)


減らず口で、愛する彼女とのエッチが幸せで、、、

とまあ単純純愛ミュータント(笑)


ライアン・レイノルズ

サイコー傑作です!


私は「リミット」のひとり密箱劇も大好きでして

だけど

ほんのり下ネタあり

美し過ぎる心を見ると自分の汚さに申し訳なく思えてしまう自分的には、これくらいが丁度良い(笑)


楽しかったな。


「X-MEN」観てなくても多分楽しめちゃう。


私の定義にハマるヒーロー。



そしてこの映画も、私の定義にハマるヒーローだった。


こないだの「無伴奏」初日舞台挨拶の裏側で話題に上がった

「木靴の樹」



1976年にカンヌ映画祭のパルム・ドールに輝いた名作で

4家族がひとつの敷地で身を寄せ合って暮らしているのだけど

貧しい中で、自分たちの幸せを大切にして生きている。


世界平和とか言ってられない

だって、自分たちが食べていくことに一生懸命で

それでも、4家族が助け合って、農業をやってたり。


この映画にも

ヒーローはいる。


息子の為に、靴を作るパパ。


静かな暮らしの話に思いきや、静かに痛烈な出来事が。


しかも、胸にそのテーマがブスッと刺さる。


「傑作だよ」

と工くんや池松くんに話していたのだけど

すぐ目の前にヒーローがいた!


最近、私の周りに、映画を人々に届けることをしている人がチラホラ。


映画を観たくても観られない環境の人たちがいる。


近くに映画館が無かったり、災害などで映画館が無くなってしまったり。


映画のこんな近くに居ながら

映画を伝える仕事をしながら

映画を届けることをしてなかったと気付き。


斎藤工くんがやってる移動式映画館。




震災の時、確か阪本順治監督も、こういった活動をお仲間としていたと聞いていた。


私なんぞは

娘が産まれて、小さな子供と親子で映画を楽しめる環境の少なさにやっと気付いた、遅過ぎだろ、じぶんっf^_^;


ライブもそうだけど小さな子供と音楽をユルッと楽しめる環境も少なっ f^_^;


皆で、野外や体育館とか講堂で、ワイワイ楽しめる空間。


劇場とは違うその体験も

きっと素敵な想い出になるよ。


行ってみようかな。


まずは

活動をルポしてみようかな。


娘と大分へ、とか思っちゃってます(^^)



じゃれ合い中^_^;



ついにパカーンと頭蓋骨が開いたか?


とレオ様来日イベントが過ぎ去った瞬間、頭のてっぺんが凹んでいたわたくしです。



今朝

無事に、平らに戻っていました。


正直、昨日の夕方なんてポワポワして、朦朧気味で

わたし、大丈夫か?と内心、ヒヤヒヤf^_^;


家事やら娘ちゃんと連む時間も考えて早起き、なるべく早寝を心がけたものの

やっぱり、スターオーラ、ギンギンのイベントでは

気付けば携帯落としてるわ、なんやで、夜は娘と猫に乗っかられても気付かない深い眠りに。


やっとの

丸一日オフの日

娘と2人きり、自転車で桜の蕾探しにでもと思っていたら

娘をちょっとだけ預かるという優しい言葉に

思わず

今頃、初体験という映画業界人としては、アイタタな4DX体験を

昨日から公開になった

「バットマンVSスーパーマン」

でしてまいりました。


まず

4DXとは、、、



知ってるでしょうが

3Dプラス体感型ということ。


椅子が揺れる、椅子から叩かれる、水しぶき、スモーク、ほんのり匂いetc。


というので

3200円というちょっとお高い設定。



意気揚々と館内に入ると、男性陣7割。


残りはツレ的な女子。


明らかにおひとり様女子は、わたしのみ!?


ホットドリンクもアルコール持ち込みダメです。


バットマンモード、スーパーマンモード、オリジナルモードの三種類が、時間によって組まれ

外見的には、ベン・アフレックのバットマンがちょっと疲れた感じの色気があり好みですが

彼はワンメイクラブ派な、悪を潰すことにしか脳が動かない恋愛ダメンズなので

内面的には、付き合うなら俄然、彼女に優しく愛を全身で体現し、いついかなる危機にも気付き、飛んできてくれる、愛に包まれたスーパーマンが、絶対イイので

真ん中を取り、オリジナルモードで(笑)


一番の好みは、スーパーマンのパパ、ケビン・コスナーです(*^o^*)


投げ飛ばされるわ、背中を叩かれるわ、脚を救われるわ、カークラッシュにあうわ、散々痛い目に合いました(苦笑)


途中、隣のカップルの女の子はご退席し、2度と戻って来ず。。。


終映後に別のカップルの女の子が「疲れた」とポツリ。。。


彼氏、無言。


そっか

アクション映画だから、男性は闘ってる気分も悪くないだろうけど、女子的には叩かれるなんてイヤだもんね!


これが

空飛ぶシーンや夢の国へ行くシーンが多いなら

気持ち良くデートも過ごせる!


「バットマンVSスーパーマン」

のようなハードアクションものには、確かに同じ志を持つカップルか、同志でないと4DXはキツイ!



類まれな美貌と強さを持つワンダーウーマンの登場も楽しみにしていた私は、ワンダーウーマンが出てきて、いけー!叩きのめせー!

とハイテンション状態で、結果、またも身体グラグラ。


4DXで体験して、睡魔も訪れる暇なんてないし

アクションも堪能出来て、それはそれは良かったけれど

映画は、一緒に見る相手をちゃんと選ばないと

悲しい思い出になってしまう。


ましてや

4DXは。。。



苦い思い出を笑える関係ならホンモノだけどね(^ー^)ノ












とてつもなく美しく

とてつもなく残酷で

ドラマでも舞台でもこの世界観は表現しづらく

まさに映画でしか描けない感情のヒダを映し出した

「無伴奏」


小池真理子先生の半自伝的小説を矢崎仁司監督が映画化し

キャストの色香も重要なわけで

見事

このキャストですよ!


丸の内TOEIの控え室で

雑誌「シネマスクエア」の私の連載ページとしても写真を撮った時の

別バージョンな一枚。


赤いワンピースは、主題歌「どこかへ」を歌うDrop's ボーカル&ギターの中野ミホさん。


主演の成海璃子ちゃん、池松壮亮くん、斎藤工くん、遠藤新菜さん


そして矢崎仁司監督です。


それぞれとは仕事してたけれど、このメンバーで会うのが楽しみで

あーだこーだ気になる映画やら、最近見た映画とか聞いて

映画を好きな人達が、映画でしか表現出来ない世界を一緒に作る総合芸術を改めて感じて、ですね。



タバコの煙が生み出すアンニュイな大人への憧れだったり

バロック喫茶でクラシックを聴くことがお洒落、という大人ならではの楽しみに酔いしれたり 

社会へ声を発する学生運動に参加したり反戦フォークを歌ったり

大学生の彼と友達カップルとの出会いから、茶室でダブルデート、初めての経験にドキドキしながら

1970年代という時代に、青春を駆け抜けた高校生、響子の恋。


詩的な言葉を操る大学生、マイクロミニが流行った時代、文学や音楽に身を委ねた時代だからこそ

セットから衣装からタバコという小道具まで

何もかもが物語を綴る上で重要で欠かせないものでありました。


だから

喫煙シーンあったらR-18なんて、あり得ないから〜っ!


小さい頃からタバコを吸う大人とか見てきた(親がヘビースモーカー)けれど

タバコを吸いたいなんて1ミリも思わず今に至るんだから

子供に影響なんて与えないから〜っ!



「斎藤さんはジェントルマン」

と皆が口にしていたけれど、私も大いに納得。



実は照れ屋な池松くんも心から優しいのです。


「矢崎監督と仕事がしたかった」


と男子2人は言っていましたが、矢崎監督の切り取る言葉ではなく

登場人物の視線は、一瞬、時間が止まるくらいの美しさと強さがあり

その人の心をハッキリ映し出す。


「斎藤さんに見つめられると、その瞬間サスペンスドラマになる」

と、横浜の舞台挨拶で言った璃子ちゃんの言葉選びは秀逸!(笑)



池松くんが

「大型新人の出現」

と例えた遠藤さんは

映画では驚くほど大人っぽかったのに、実際は、こんなに可愛いらしい21歳。


矢崎監督が、ワークショップで見つけ出したという女優業もするモデルさん。


役に入り込むことで

こんなにも別人になれてしまうなんて、彼女のこの先が楽しみでならないっ。



そう言えば


小池真理子先生の初恋の人に池松くんが似てる、という話には笑った。


「何処にでもいそうな顔ですから」

って、いないでしょ!池松くん(笑)(笑)(笑)




出されたポップコーンを皆で食べながら、この俳優たちの映画に寄り添う優しい人柄や

監督の慎ましさに

「映画が主役」

と思って現場に居る皆の気持ちに、イイな、イイな、イイな、とニコニコしていた土曜日でした。


(^ー^)ノ



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