
とても楽しい1日で
ワクワクしながら質問をしていたのですよ、昨日ね。
ずっと映画解説をラジオやテレビでしてきて
物語を要約して語る、は学べば出来ると思っていて
その先のワンランク上について考えていた時、
あぁ、培った知識や体験からの自分なりの分析や
先の情報収集が大事なんだな、と気付いて。
だって、自分がただの映画好きだから
その場合、ある程度の情報収集はしてるし
それなりに映画も見ているから、内容説明なんて
そんなに必要なく。
だから
昨日の2つの対談は、
学べる映画解説のひとつの方法論でした。
上の写真は
今年から始まった
友人、知人が作り上げた
デザインから観る映画を集めた
「夜空ハ映画祭」
タイトルデザインが優れた映画を
映画好きなアートディレクターの千原徹也さんが
選び、オープニングタイトルのデザインを解説。
「カジノ」「サイコ」「スーパーマン」などなど。
ソール・バスのデザインが大好きだそうで
ヒッチコックの「北北西に進路をとれ」は
今の自分に大きな影響を与えているそう。
中央に写る
名だたる日本映画のタイトルを書き続ける
映画タイトルデザイナー、赤松陽構造さん。
集めに集めた筆(割り箸やらヘラ)で
「ブラザー」「菊次郎の夏」「キッズリターン」
「うなぎ」「顔」「ウォーターボーイズ」
ドラマでは「八重の桜」も手掛けてます。
タイトルは物語の一部だから、ラッシュを見て
北野武監督作品なら、監督と音楽の久石譲さんと
編集さんと話し合いながらタイトルデザインを作る。
「顔」の阪本順治監督は、お任せでオーダー。
「舞妓はレディ」の周防正行監督は
沢山のデザインを作って見せて選んでもらう。
「ウォーターボーイズ」は細い筆で書いた。
「ブラザー」は割り箸で。
「菊次郎の夏」はクレヨン。
映画の世界観を文字でも表現する
職人芸、映画タイトルデザイン。
こんな切り口で映画を語らうのは
沢山の発見がありました。
「うなぎ」と「顔」の文字は
物語はいったいどんな曲者なんだ?と思わせる
力強く、意味深な味わいの文字で物語の始まりで
すでにワクワクした。

そして
ラジオ「シネマJUMBO!」に出てもらった
河原一久さん。
「スター・ウォーズ」に詳しい私の師匠ですが
「スター・ウォーズ論」という本と
スター・ウォーズ関連本を2冊出すので
語ってもらいました。
さまざまな映画の影響を受けて「スター・ウォーズ」
が誕生し、どこの部分にそれら映画から
影響を受けているのか?
ディズニーとルーカスフィルムが手を組んだことで
どんな相乗効果が生まれるのか?
宣伝についても独自の視点で分析しています。
たしかに
「スター・ウォーズ」好きの私にとって
こんなにもファッションブランドと手を組んだ
スター・ウォーズ、コラボもの、しかもレディースが
出た年は初めてです。
映画を更に楽しむには
違った角度からの分析があると
目から鱗ポロポロ(*^^*)