月別アーカイブ / 2015年10月

image0454.jpg

とても楽しい1日で

ワクワクしながら質問をしていたのですよ、昨日ね。


ずっと映画解説をラジオやテレビでしてきて

物語を要約して語る、は学べば出来ると思っていて

その先のワンランク上について考えていた時、

あぁ、培った知識や体験からの自分なりの分析や

先の情報収集が大事なんだな、と気付いて。


だって、自分がただの映画好きだから

その場合、ある程度の情報収集はしてるし

それなりに映画も見ているから、内容説明なんて

そんなに必要なく。


だから

昨日の2つの対談は、

学べる映画解説のひとつの方法論でした。


上の写真は

今年から始まった

友人、知人が作り上げた

デザインから観る映画を集めた

「夜空ハ映画祭」


タイトルデザインが優れた映画を

映画好きなアートディレクターの千原徹也さんが

選び、オープニングタイトルのデザインを解説。


「カジノ」「サイコ」「スーパーマン」などなど。


ソール・バスのデザインが大好きだそうで

ヒッチコックの「北北西に進路をとれ」は

今の自分に大きな影響を与えているそう。


中央に写る

名だたる日本映画のタイトルを書き続ける

映画タイトルデザイナー、赤松陽構造さん。


集めに集めた筆(割り箸やらヘラ)で

「ブラザー」「菊次郎の夏」「キッズリターン」

「うなぎ」「顔」「ウォーターボーイズ」

ドラマでは「八重の桜」も手掛けてます。


タイトルは物語の一部だから、ラッシュを見て

北野武監督作品なら、監督と音楽の久石譲さんと

編集さんと話し合いながらタイトルデザインを作る。


「顔」の阪本順治監督は、お任せでオーダー。


「舞妓はレディ」の周防正行監督は

沢山のデザインを作って見せて選んでもらう。


「ウォーターボーイズ」は細い筆で書いた。


「ブラザー」は割り箸で。

「菊次郎の夏」はクレヨン。


映画の世界観を文字でも表現する

職人芸、映画タイトルデザイン。


こんな切り口で映画を語らうのは

沢山の発見がありました。

「うなぎ」と「顔」の文字は

物語はいったいどんな曲者なんだ?と思わせる

力強く、意味深な味わいの文字で物語の始まりで

すでにワクワクした。



image0455.jpg


そして

ラジオ「シネマJUMBO!」に出てもらった

河原一久さん。


「スター・ウォーズ」に詳しい私の師匠ですが

「スター・ウォーズ論」という本と

スター・ウォーズ関連本を2冊出すので

語ってもらいました。


さまざまな映画の影響を受けて「スター・ウォーズ」

が誕生し、どこの部分にそれら映画から

影響を受けているのか?


ディズニーとルーカスフィルムが手を組んだことで

どんな相乗効果が生まれるのか?

宣伝についても独自の視点で分析しています。


たしかに

「スター・ウォーズ」好きの私にとって

こんなにもファッションブランドと手を組んだ

スター・ウォーズ、コラボもの、しかもレディースが

出た年は初めてです。


映画を更に楽しむには

違った角度からの分析があると

目から鱗ポロポロ(*^^*)



東京国際映画祭を楽しんでいる人も多いようで

私も日本では公開予定がまだない

海外の映画を観たい! とても!


とはいえ、今年は子育て中なので

合間に見る映画は、公開映画優先になってしまうっ(涙)


映画祭で観て面白かった映画、教えてくださいね!


「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ドンピシャ世代ですので

今年2015年10月21日

「バック・トゥ・ザ・フューチャ-2」の未来の日

限定の記念コラボTシャツを娘とデザイン違いで買いました。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」??BAPE


で、さきほど

産後初の動画番組

「伊藤さとりと映画な仲間たち」収録で着て行き

対談した入江甚儀くんに

「BAPEの コラボTシャツですね!」

と当てられ、買った側はご機嫌です!


動画アップは11月上旬を予定。


またお知らせします。


サインはゼメキス監督となんども会っているものの

仕事上貰えない悲しさよ。。。


いいなぁ。


さて

映画祭に行っている皆さん

こちらの映画祭にも顔を出しませんか?



お友達が企画に入っているので

30日(金)トークショーのお手伝いすることに。


映画をタイトルデザインで見る、って素敵!




私はカイル・クーパーのタイトルバックがめちゃめちゃ好きで

「セブン」は当たり前ですが

ユアン・マクレガーの「ナイトウォッチ」

デンゼル・ワシントンの「悪魔を憐れむ歌」も

そして「ミミック」も

タイトルバックがもはや物語!


これらは不気味さを増長させた作品として

記憶に強く残っています。


アメコミ映画もタイトルバックは楽しい。


「007」なんかはもちろんですが

そのパロディのような

「オースティン・パワーズ」もおしゃれ!


最近、見た映画では

「コードネーム U.N.C.L.E」もレトロで小洒落ていて。


スパイ映画もタイトルバックから

物語に入る前のキャラクター紹介的な作りで

凝っているものが多い。


そういった意味では

チームワークもの映画は


タイトルバックに凝っているものが多い!


日本映画では

「ワイルド7」もお洒落でしたね。

2015102423040000.jpg

大好きな女優のひとり

ヘレン・ミレン。


「クイーン」でのエリザベス女王はあまりに似てて

あの完コピぶりはアッパレなオスカー女優ですが

私は「RED」のセクシーな殺し屋役も大好きです。


70才には到底見えないこの美貌とスタイル!


image0449.jpg

今年は体制が変わったというので

東京国際映画祭での司会は、映画会社さんからの

お呼ばれで

この大女優の舞台挨拶のみとなりました。


特別招待作品

「黄金のアデーレ 名画の帰還」


絵画に詳しい石坂浩二さんが花束ゲスト。


image0447.jpg

いつまでも輝いていられる秘訣は?

とヘレン・ミレンに聞くと

「私、楽観的で好奇心旺盛なのが

若々しくいられる秘訣かしら」

とニッコニコ。


「沢山、オファーは来るけれど

良い企画って結構少ないの。

そんな中、この映画のプロットを読んで

私の女優魂がこの役はとても良いと訴えてきたの。


戦争で家族を失う悲しさなどが、どれだけ残酷か

この映画で知ってもらいたいと思ったの」

と、こんな感じのことを言っておりました。


image0446.jpg

実話であり

第二次世界大戦で名画アデーレをナチスに奪われ

それを取り戻そうとする愛と信念の物語。


サイモン・カーティス監督を日本の滞在中

パチンコに連れていくわ。

と茶目っ気たっぷりに言った大女優。


image0448.jpg

通訳の鈴木小百合さんに別れ際

乗り込んだエレベーターから半身を乗り出し

ハグをして、お礼を言った気さくで

感謝を忘れない人。


image0445.jpg

「来日させてくれてありがとう」

とヘレン・ミレンと監督は、写真の依田会長率いる

映画配給会社GAGAにもお礼を言ったのでした。


長年、この仕事をしながら、世界各国

沢山の俳優や監督に会うけれど

長い間、愛され続けている大スターは

驚くほど、気さくであり、感謝を忘れない。


ヒュー・ジャックマンやウィル・スミスや

モーガン・フリーマンなんかはユーモアのセンスも。


ニコール・キッドマンは、妊娠している中

来日した時は、大きなお腹を触らせてくれた。


演技の実力プラス、人柄が人に愛される証拠。


映画祭前の初日舞台挨拶

「ボクは坊さん。」

でもそう思ったなぁ。


「沢山の人によって活かされ生きている」

みたいなことをお坊さんを演じながら感じた

と伊藤淳史くんも

あるシーンで丘に立ち思ったそう。


今日、一年ぶりの東京国際映画祭で

映画ファンという私の仲間である人たちに

色々声をかけてもらって、やっぱりいいなと思った。


監督とも役者とも映画ファンが良い意味で

フレンドリーに

映画を語らう場、なのよ、映画祭ってね(*^^*)

↑このページのトップへ