月別アーカイブ / 2015年09月

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可愛い山本美月ちゃんに

「記念写真なんだから真壁監督、真ん中で」

と言われ、恐縮しながら微笑むのは

「ボクは坊さん。」で長編デビューを果たした

真壁幸紀監督です!


24歳でお坊さんになった白川さんの体験を

伊藤淳史くん主演で映画化。


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昨年11月に高野山と愛媛の今治で撮影を。


山本美月ちゃん演じるヒロインが伊藤淳史くん演じる

主人公・進のお寺で白無垢で結婚式をあげ

母になっていく姿はとても美しく、胸がいっぱいに。


見てほしいので言えませんが、心が浄化され

優しい気持ちになれる映画なのです。


共演したイッセー尾形さんが言っていました。


「伊藤淳史くんがどんどん

お坊さんに本当になっていった」


生と死の映画であり、人生の道筋を選ぶ映画。


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真壁監督とは

ちょうど去年の今頃

恵比寿ガーデンプレイスで毎年10月の三連休に開催

される「恵比寿文化祭」のROBOTブース

(踊る大捜査線の制作会社)
で司会をした際

「期待の新人監督」

と紹介されて以来。


監督のデビュー作を司会するというのは

また格別な思いがあります。


今年も

恵比寿文化祭ROBOTブースでトークイベントの司会を

10/12の午後に行うので、入場無料です。


是非、お越しくださいね。


新しい才能に出会えますよ。

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昨夜は


「グラスホッパー」の完成披露試写会。


よくもまあ

この忙しい人たちが揃ったな、と改めて驚き。


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生田斗真くんはジャニーズの中でも

色んな演技の引き出しを持った人で

だから本人が俳優の道を好んだことが

生田斗真くんを面白く輝かせているのだろうな。


初めて出会った映画舞台挨拶こそ

彼の主演映画デビュー作「人間失格」で

俳優特有の月の光みたいなオーラをまとっていた。



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そんな彼の後輩。


山田涼介くんとは

まさに産休に入る前

今年の春の「暗殺教室」大ヒット御礼舞台挨拶。


あの時の映画は、ティーンに人気の漫画の映画化。


可愛らしい顔立ちで天性のアイドルなイメージ。


そして

この「グラスホッパー」が11/7公開。


浅野忠信さんや村上淳さんなどの

ザ・映画俳優を相手に

可愛くて危険で愛を知らず、でも絆という愛を知り

本能のままに生きる殺し屋蝉を演じきっていた。


しかも、その存在感に目が離せなくなり。


映画で、蝉の雇い主(相棒)を演じる村上淳さんが

迷い猫探し(黒猫)のチラシを持って

浅野忠信さん演じる殺し屋鯨のもとへ行くのだけれど

「ああ、この猫って(蝉)のことなんだ」


と見終わって関係性や演技の雰囲気から気付く。


「グラスホッパー」の面白さは

鈴木は、主人公なので

彼が気弱で大人しそうなのに

何故、殺された彼女の復讐を誓う人物なのか?

を恋愛の回想シーンだけで理解出来るように

描かれ。


更に登場人物ひとりひとり

セリフや服装、仕草で、全てを語らずとも

なんとなくバックボーンが想像出来る。


キャラクターを理解出来ると

物語はどんどん面白くなるのですよ。


今年の日本映画は豊作。


「きみはいい子」「トイレのピエタ」「あん」

「海街Dairy」「ソロモンの偽証」

「天空の蜂」「岸辺の旅」 「バクマン。」


今、思い出せるだけでもこれだけあり

どれも主人公だけでなく、その他のキャラクターも

しっかり立っている。


瀧本智行監督は

脚本の青島武さん(「あなたへ」で

日本アカデミー賞脚本賞受賞)と十何稿も書き直し

丁寧にキャラクターを浮かび上がらせ

そこから監督や役者が、丁寧に味付けしていくと

面白い群像劇が味わえるんです。

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雨まじりの雲が覆う東京より

皆さん、いかがお過ごしでしょうか?


昨日の初日舞台挨拶は

石井隆監督の新作

「GONINサーガ」


新宿で2回、川崎の2つの映画館で1回づつ

土屋アンナさんだけ新宿のみになりながらも

あとねメンバーは4回全て登壇。


昔、初めて会った時から

「舞台挨拶苦手」

と言い続けてきた安藤政信氏は、この日も

「4回もあるなんて」

と苦笑いしつつも

石井隆監督への愛と

作品を心から気に入っているからか

「この後からだね。(映画)入ってくれるといいよね」

そう言ってました。


桐谷健太くんの(トーク)回しは絶妙で

そこに一緒に突っ込む柄本佑くん

そして

主演の東出昌大くんの落ち着いた笑顔が

ふと

この凸凹なキャラクターの俳優陣が

今の日本映画を牽引してるんだよな

と色んな映画イベントで良く一緒になることで

気付いたりもして。

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「もっとさ、俳優もどんどん映画を作ればいい」

俳優で監督でもある竹中直人さんがそう言ってた。


石井監督の

1995年の「GONIN」を今、何故また

シリーズとして作ったのか?


あの男たちや事件に巻き込まれ命を落とした男の

残された子供たちは、どうなったのだろう?


監督自身、それが気になって物語が映画として

また続いたわけです。


ビートたけしさんがヒットマンで当時出てたなぁ。


今や、俳優でもあり監督でもあり。


かたや

今回の映画の為に病の中、一時俳優復帰した

根津甚八さん。


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皆にサプライズにしておいた根津さんからの手紙を

涙をこらえながら読んだ東出くん。


誰かが前に言ってた。


監督という仕事は生涯現役。


ん?


役者さんもそうかもしれない?!


役者さんは映画が好きで映画の世界で命を削り

だから映画作りのノウハウも

なんとなく分かるように。


ハリウッドでは

クリント・イーストウッドや

アンジェリーナ・ジョリーだって

映画監督としてしっかり立っている。


けれど、自分が頑張って作た映画を

手厳しく評価される厳しい世界。


役者もそう。


どんな仕事も名前を出すとなると

そこに責任が生まれ、一回、一回が、勝負に。


人それぞれの好みで好き勝手言われるし(苦笑)


名前で仕事をするには挫けない力。


その一回のチャンスにかける集中力。


知っている限りの世界では思うんだけどな。


なんだか真面目になってしまったけれど

好きなことを続けることほど

精神面でも強くなければ出来ないんだよなって。


だって恋愛みたいなものでしょぅ?


好きな人に拒絶されても

今を受け止め

バネにしてまたアタック!みたいな。


好きなことを続けるって大変っ。


それで

ヒュー・グラントの新作

「リライフ」

を思い出した!


これ、とても良かった。


過去の名声が亡霊のようについている

元有名脚本家。


再び映画脚本を書きたいのに、それ以降

作品の評判が良くないから仕事がなくなり。


やりたいのにやれない。


笑えてジンワリしたもの。


しかも、ラスト、彼は人生をどう動かすか?


それは見てのお楽しみで。


PS わたくしの歳は

今も輝く西島秀俊氏と竹野内豊氏と同級生ね、ニヤリ

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