月別アーカイブ / 2015年06月

お伝えしてた

「きみはいい子」司会

諸事情で出来なくなり。


フライングになってしまいました。


心配して下さった方、大丈夫ですよ!


もうすぐ7月ですね。


「ジュラシック・ワールド」や「ターミネーター」

ハリウッド大作の続編も夏公開が多く

見たい映画が沢山あり過ぎます。

娘と家の中でラブラブしていた平和すぎる一ヶ月。


いよいよ今週からユルユルと仕事をし始めるので

ドキドキとワクワクと

ダッシュして帰っちゃうぞ、という自分が

もう親バカなんですね。


子供も大好きで映画の仕事も大好きで

そんな環境に居られることに感謝しかない。


どちらもしっかり向き合えるよう

大切に時間を使うんだぞ、と言い聞かせ。


そして今週は『きみはいい子』の司会で

初日舞台挨拶の司会復帰になりますが


大好きな映画がもう一本、同日公開になります。


『ラブ&ピース』





好きなんですよ。


この映画。


『ラブ&ピース』


園子温監督の作品というと、ここ最近の

『地獄でなぜ悪い』や『新宿スワン』の

ポップで毒っ気あってトンガってる映画のイメージ

かもしれない。


けれど何故か私は、

『愛のむきだし』より前の

ぶっ飛びすぎで残酷な『自殺サークル』や

悪夢のようでエロチックな『奇妙なサーカス』が

頭に浮かぶんです。


なんというか、もんもんと悩んだ結果、

振りきっちゃう、みたいな

そんな映画たち。


好きと言うより、きっと違って、

なのに観たくて仕方ない衝動にかられる監督。


そんな園子温監督の映画で泣かされ、

たまらなく好き!と言える作品に出会えたのが

『ラブ&ピース』


本当は、ココロニプロロのサイトで連載している

「伊藤さとりの映画で恋愛心理」

で取り上げたかったんですよね。


けれど残念なことに、この連載コラムも

7月いっぱいで終了することになり。


今は『イニシエーション・ラブ』


タイプ別「男殺し」テクを学べ!

~『イニシエーション・ラブ』


【伊藤さとりの映画で恋愛心理学 第30回】


http://cocoloni.jp/culture/99503/



次回は『海街Dairy』、ラストは『踊るアイラブユー♪』


気に入った映画を題材に

登場人物の心理を分析するのが楽しくて。


またどこかで書けたらいいな、と思いながら

今回はブログで自由に好き勝手に書くことにします。



物語の主人公はロックミュージシャンとして

メジャーデビューを夢見ながら

夢を終えずに会社で事務職をする

地味で友達もいない、いや、むしろ

社内イジメにあっているまったく新人ではない

長谷川博己さん演じる良一。


家でお酒を飲みながら、まだ諦められない

ミュージシャンへの夢や愚痴を語り、

ギター片手にコスチュームを着て歌うオタク。


ある日のこと。


彼は、デパートの屋上で安売りされていた

ミドリガメと出会う。


亀に名前をつけ、溺愛し、夢を語り、

歌を歌って聞かせ、本当の気持ちを話し、

ポケットに忍ばせて、いつも会社に連れていき。


けれど亀を連れてきていることがバレ、罵倒され、

バカにされ、あまりの悔しさに

亀をトイレに流してしまう。


大好きで唯一無二の友達だった亀を。


流された亀は不思議な老人と出会い、

ひょんなことから不思議な力を身に付けてしまう。


それは愛する人の夢を叶える力で、

叶う度に身体が大きくなってしまう力だった。。。



そう、ラブとは、

麻生久美子さん演じるヒロインとの恋もあるけれど、

真実の愛は、亀と男の愛で繋がる関係なのですよ~っ!


想像通り、笑えるのだけど、そのピュアで一途過ぎる

亀の愛に次第に涙が止まらなくなるんですよねぇ。


かたや主人公の男は、夢が叶う度、自信を持ち、

欲が膨らみ、まだまだ、上へ上へと

自分の夢を叶えることだけしか見えなくなる!!


その欲が

亀の身体を大きく膨らませているとも知らずに......。


いっけん、チープに感じるファンタジックなシーンも

そこに笑いが生まれ、どこか懐かしい香りを感じるのです。


亀の無償の愛!


見返りなんて言葉の意味だって間違いなく知らない。

ただただ、愛する良一にまた愛されたくて

会いたくて、良一のもとに戻りたいだけ(涙)


これが人間なら

「未練たらしい」

と思ってしまうのは残念!

見返りを求めず、良一を愛し、

愛する人の夢を叶えたいと願う亀は

果たして愚かなのか?!


損得勘定で考え、駆け引きしたり

いかに自分が傷つかないようにするか

自分が優位に立つことばかり考えているようでは

想いが人の胸を打つとは思えない。


欲に目が眩む良一も、愚かで人間臭くて魅力的。


大切なのは、大切な存在に気付ける経験と

心を感じることなのかもしれないと

亀に気づかされてしまい、不覚にも涙を流した

頭の中でスロー・バラードがリピートする映画でした。

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「スター・ウォーズ」ファンなら知っている

このロゴ。


ルークたち反乱軍のマーク入りの浴衣が届きました。


しかも石巻にある林屋呉服店さんからの

猫のイラストも書かれた手書きメッセージ付き。


この浴衣は、「スター・ウォーズ」を愛する仲間

501st 日本部隊のメンバー有志とお金を出しあって

特注したもので、基本、非売品。


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このシャツがロゴになる、501st日本部隊。


本国ルーカス・フィルム公認の「スター・ウォーズ」

ダース・ベイダーたち帝国軍のコスチュームをまとい

広報活動として

さまざまなイベントに華を添えています。


だけどね

自ら立ち上がり

ボランティアで毎年活動している企画があるんです。

それは被災地への訪問。


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2年前の写真。


私もMCとして彼らと石巻へ行き

石ノ森萬画館へ復興資金を寄贈し

そこを拠点に、子供たちとふれあい、写真を撮り

町を練り歩きました。


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「スター・ウォーズ」を小学生低学年でテレビで見て

ハマりにハマって、映画が何もかも好きになり

淀川長治さんの解説にも興味を持ち、今があるから

2006年の旧三部作劇場公開バージョンDVD発売の

記者会見でMCをした際に、501stと出会って。


スター・ウォーズ本も数冊出している河原一久さんに

紹介してもらえ、それ以来、スター・ウォーズ関連

仕事になるとよく一緒になり、活動を知りました。


きっとこれから

スター・ウォーズ関連の様々な催しで

今年は彼らを見かけると思いますよ!


年末公開になる

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」


あれから30年後が舞台。


ハン・ソロとレイアの娘レイと、カイロ・レン。


予告編で出てきたダース・ベイダーの

焼けただれたマスクを見つけ出したのは誰か?


タイトルからして、因果応報の物語なの?


小出しにされる映像や絵コンテから膨らむ妄想。


登場するキャラクターが皆、しっかり描かれ

キャラクターが感情的だから、ただのSF映画ではなく

人間ドラマとして成長物語として家族の泥沼として

そして恋愛映画としてもリリカルな物語なのが

「スター・ウォーズ」の一番の魅力。


そして

「スター・ウォーズが好き!」

だけで繋がり生まれる感情からの行動が

絆なんだと、501stを見つめて思うことデス。

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