月別アーカイブ / 2014年02月

「朝、さとりさんを見ましたよ!」


 と映画宣伝マンさんに言われ

どこで目撃されたのかドキッとしてたら

「今朝の「めざましテレビ」アカデミー賞予想ですよ」

って。。。


1時間以上語らっていたけれど

番組の尺的に仕方なくコンパクトに。


けれど楽しいひとときでした。


アリコンと私がダークホース的にお気に入りだったのが

実は、この映画

『Her/世界でひとつの彼女』





ロボットカップルが

愛する恋人の為に

どれだけ自分を犠牲に出来るかを描いた傑作

短編『I'M HERE』に続き

スパイク・ジョーンズ監督が

究極の愛について綴ったオリジナル脚本による映画。


近未来が舞台。


ラブレター代行の仕事をするひとりの男が

ひとり暮らしの中で寂しさから試した

新しいOSは、人間のように話しかけてくれ

話を聞いてくれ、コンピューターの中を整理してくれる

その人に合った性格の音声機能ソフト。


彼は、女性の声でパソコンや携帯から

いつでも話し相手になってくれるOSとの日々に

喜びを感じ、次第にOS自体も、人間の感情に興味を持ち

「恋」という感情を彼に持ち始め。。。


OSの声は、セクシー女優スカーレット・ヨハンソン。





なんと声だけでローマ映画祭最優秀女優賞を獲得!


自分好みの声で、自分の気持ちを理解してくれて

自分の困っていることに気付いてやっておいてくれる相手。


自分の都合の良い時に話が出来て、邪魔することはない。


だって、そのOSは、自分の性格を分析して

プログラミングされた自分にピッタリの相手なのだから。


外見の必要性は?


肉体の必要性は?


究極の愛って、心の繫がりなのか?


深く深く、愛について、恋愛について

結婚について、パートナーについて考えてしまう映画。



そうそう、今日

親友の家へフラッと遊びに行きました。







親友の猫は、

猫のドキュメンタリーテレビに今ハマっているそうです。


「岩合光昭の世界ネコ歩き」- NHK


 www4.nhk.or.jp


確かに動物は、外見なんて気にせずに愛してくれる。


心地良い距離感で、温もりで癒やしてくれる。


けれど、私は、やっぱりどうしても

「人」という面倒くさい感情を持った生き物の

「温もり」と「感情」がなければ

愛に満たされないし、その関わりの面倒くささを

沢山会って紐解くうちに

その人を大切に思える愛おしさを実感できるでしょう。



2/27オンエア予定

「めざましテレビ」でアカデミー賞大予想を

今年も軽部さんと映画コメンテーターのアリコンこと

有村昆さん、はい、アリコン。


今回は、映画通の俳優、斎藤工くんもジョイントして

豪華に大予想を!


去年は

アン・リー監督とジェニファー・ローレンスの受賞を

当てた私ですが、今年は果たして?


見てね!





その後

またまたアリコンと一緒に雑誌「ぴあMovieSpecial」

3/18発売号で、映画コメンテーター同士の座談会。

ジョイントしたのはコトブキツカサさん。


しかもライターの大好きな、よしひろまさみちさんが

司会進行を務めてくれたから楽しかったです。


今年の春から夏にかけて、チェックしている映画を紹介。


語らっています。




とにかく沢山の映画を語らった日。


今年も、気になる映画が沢山ありますが

何が今、観たいですか?

そして、何が今、気になりますか?





私のご愛用アクセサリーショップ。

goldandbouncy のピアス

ドラゴンローズの指輪。


今回、「めざましテレビ」アカデミー賞のトークで

ドレスコードがありました。


去年は、こたつで3人で座談会だったのに(笑)


お陰でおめかしをしております。



P.S. 

WEB番組「伊藤さとりと映画な仲間たち」


佐々部清監督×高橋優さん『東京難民』

アップしましたよ、素敵です、こっちも見て下さいね。


http://www.youtube.com/user/itosatori



 
誰かと食することの大切さに気付かせてくれた映画。


5/1公開の『とらわれて夏』


『JUNO/ジュノ』のジェイソン・ライトマン監督の新作。


主演はオスカー女優のケイト・ウィンスレット

共演はジョシュ・ブローリン


傷を負った脱獄囚に出逢ってしまった母と息子。


ほぼ脅迫から彼をかくまうハメになり

やがて母はその男と愛し合うように。


妻殺しで刑務所に入っていたその男は

人殺しにそぐわない程、家庭的で、その母子に料理を教え

家を修理し、穏やかで、息子とキャッチボールを。


愛を失った母を支えようとして生きて来た少年の前に現れた

大人の男の存在は、やがて母子の人生を大きく変えることに。


初めて家に足を踏み入れた日、家の中にある材料で

男は母子に、チリビーンズのような料理を作り食べさせる。


料理本に囚われず、感覚で料理を作ることを教え

「ピーチパイ」を母子に教えながら一緒に作る男。



「食卓を共にする」ことで会話が生まれ

食べる楽しみを共有することで、絆が深まり

愛になり、共に何かを分かち合う仲間意識が生まれる。


海外の映画には必ずと言っていい程登場する家族の食卓。


最近の日本映画には少なく

それは女優が食べるシーンを好まない事務所サイドの意向や

一家団欒が減った日本の実情も色濃く。


是枝裕和監督の『歩いても歩いても』が

食卓から家族の姿を綴った映画としては記憶に新しいくらい。


映画を観た当時、「トウモロコシの天ぷら」を試しに作り(笑)





私事だけれど

昨日、料理研究家の友達、青木敦子さんに連れられ

赤坂四川飯店で、陳建一さんから麻婆豆腐を学ぶ

四川料理フルコースを食す会に参加したんです。


誰かと一緒に美味しいものを食べる時間。


最近、それがとても大切だと気付き始めた。


夢追い人でお金はなかったけれど亭主関白だった父が

唯一、大切にしたのは「家族の食卓」。


それがあったから、バラバラな感情でも

ギリギリまで、家族だったのかもしれない。


だから私は、自分が仕事をしてもご飯を作りたいと思うし

グルメじゃなくても、時々は外でも、もちろん家でも

一緒に食べることを楽しんでくれる人を

好きになるんだと思うのです。


「衣・食・住を共にする」大切だった。





そんな夜

北海道のいとこから海の先が届いたのでした。


「一緒に食べてね」


メールには、そう書いてあったんです。

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