
『ハンガー・ゲーム2』日本最速プレミアの司会をした昨日。
『世界にひとつのプレイブック』でオスカー女優になり
早くも大物女優になった感のジェニファー・ローレンス。
こうなるとなかなか来日もそう簡単じゃなくなって。
だから、日本のタレントさんに頼って芸能ニュースの
宣伝用に舞台挨拶付き試写会が行われます。
というわけでね
水泳の北島康介さんが登壇しました。
(情報プレスの佐々木さんいつも写真アリガトウ)
映画は殺し合いのゲームに参加させられてしまった
ジェニファー演じるカットニス。
前作で生き残り、勇者として人気者に。
このゲームの歴代の勝者を集め
キング・オブ・キングを決めるゲームをするのが今作。
で、日本のキング・オブ・キング。
しかも、劇中、泳ぐシーンがあるので北島康介さん(笑)
普段、俳優や監督ではない人がゲストにたつと
映画ファンの方々は、ちょっと引き気味になるのだけど
今回は皆、大喜びで男女共から声援まで飛び出しました!
映画のコメントもさることながら
トークの返しも面白くて、しかも実力がしっかり伴って
今の位置にいる日本を代表するスポーツ選手だから。
映画関係者ではない人がひとりで立つ舞台挨拶で
こんなに一体感のある会場だったのは久々でした。

で、金曜の今日。
日本映画の初日舞台挨拶の司会でした。
『あさひるばん』
映画は、松竹プログラム・ピクチャーっぽい匂いがします。
『男はつらいよ』『釣りバカ日誌』といったシリーズもの。
これを松竹のプログラム・ピクチャーというのだけれど
最近、どんどん減ってしまい
ホッコリ笑える定番の人情娯楽シリーズ映画が
影を潜めてしまいました。
シリーズものを作るというのは
ヒット有りきでないとリスキーで
しかも今の日本のエンタテインメントは
タレント事務所の力が一番と言われる程
劇場への動員は、人気ドラマや人気原作の映画化以外は
人気スターが主演でないと難しいと言われる
俳優の人気が比例してくるのが一般的な現状。
けれど、國村隼さんが口にしていたこの言葉。
「日本映画のいい伝統を受け継いだ人情コメディ」
「映画を見る楽しみが日常にあった時代、
こういう作品がシリーズ化されていた」
これには、特に西田敏行さんも同感していて。
今は、映画が身近な娯楽じゃなくなっているんだと
やっぱり気付かされ、『男はつらいよ』で
お正月を笑って過ごしていた少女の私がふと顔を覗かせ
寂しい表情を浮かべたのでした。
シリーズになりますように。
邦画も洋画の宣伝も
映画を身近に感じて欲しいから、色々工夫して
TVやWEBニュースや紙媒体での身近なニュースで
まずは記憶してもらおうと試行錯誤。
みんな、想いは熱いんだよね。
明日は日刊スポーツ映画大賞の審査会議の日。
やっぱり、緊張します。
でも発言しなくちゃ、です。
洋画は好きだし、応援しているけれど
なにより日本人だから日本映画を応援していかないと
って映画の司会という仕事を続けて気付いたことです。
ちょっと真面目なことを書いちゃいましたが
TSUTAYAのラジオ収録ブースの中もクリスマス。

私の好きな映画達がDVDになり始めてて、今日の収録。
ついついナレーション原稿を書く際に熱が(苦笑)
『パシフィック・リム』とか『奇跡のリンゴ』とか
『箱入り息子の恋』とか、とか。