
毎年、秋の恒例
東京国際映画祭の司会お仕事が今日終わり
会えたスタッフや一緒に頑張ってくれたスタッフにご挨拶をし
六本木を後にしました。
限られた時間の中で、初めて会う人もいたり
色んな人が関わって作り上げる一瞬のステージの連続。
ついアワアワしたり、ついキツイ言葉を発してしまったり
色々してしまったかもしれないけれど
助けてくれた人たち、ありがとうございました。
沢山のありがとうが飛び交う現場
今年もありがとう!

今朝、不思議な夢を見て。
私は手を繋いでいて、本当は手を離したくないのに
相手の仕事に関わる人たちの世界に足を踏み入れるから
一旦、手を離したら見失ってしまって
人混みの中、人の波に押し流されそうになりながら
前から来る人に謝りながら探していて
違う人を見つけて、肩を落としていました。
見つけなきゃ、見つかるって。
そんな心の声がして、目が覚めた。
今日、TIFFで最後の仕事だったアニメーション映画
『サカサマのパテマ』
重力が反転する二つの世界があって
好奇心旺盛な少女がたどり着き、出逢ったのは
自分とサカサマの世界で暮らす少年。
身体をつかんでいないと重力で引き離されてしまうから
少年は、サカサマの少女をサカサマのまま抱き締めている。
大人社会が二人を引き離そうとしても二人は拒み
少女を連れ去った大人たちから彼女を守る為、救いに向かう少年。
この夏公開された似たような設定の実写の洋画
『アップサイドダウン 重力の恋人』
好奇心旺盛な青年が、サカサマの世界に侵入し
幼い頃にひょんなことで出逢い、大人の目を盗んで会っていた
彼女に、違法だと知りながら命の危険を承知で
再び会いに行くという設定でした。
テーマは同じ。
日本は、危険を承知で「少年」が愛する娘を「守る」
海外は、危険を承知で「青年」が愛する人に「挑む」
お国がらがここにも出てる(笑)
リスクが多い状況下でも、自分の力を信じて挑む勇気が
本物の愛を手に出来るという「ロミオ&ジュリエット」
メールやネットがあるから、顔を合わせなくても
交流が簡単になった時代だからこそ
恋愛もメールでやりとりし、メールでお別れも。
面倒をさけ、楽して生きるのではなく
引き離す重力(他者からの圧力)さえ跳ね返す
強い信念と行動で、夢や本物の恋愛を掴んでね、という
変化を恐れ、傷付く事、傷つける事を避け
無難に生きようとする現代の若者達へのメッセージ。
海外も日本も共通なんだね。
仲間でも恋人でも、手をずっと繋いでいたい相手って
生きていく中で、そんなに沢山出逢えないから
もし手を離しちゃったら、映画のように探しに行かないと。
うん。