月別アーカイブ / 2012年11月

伊藤さとりオフィシャルブログ「さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテ」Powered by Ameba-__.jpg

有楽町もX'masイルミネーションがまばゆいですよ。


これから公開中の映画『北のカナリアたち』

学生向けティーチイン上映会の司会をしに

東映さんに行くのだけど、今日は遅くなるので

今のうちにしたためておきます。


「告白」の作家、湊かなえさん原案、吉永小百合さん主演


『顔』の阪本順治監督が今、20代中後年で

演技にも目が離せないキャストも揃え見せる

罪を抱えたまま大人になった若者が

吉永さん演じるマリアのような先生に懺悔するかのような映画。


でも、マリアのような彼女こそ

ひた隠しにしている罪があるのでは?


前にチラリとふれた私が好きな台詞。


「人を好きになってしまったら

どうしようもないこともあるんだよ」


湊さんが書く心をえぐるような言葉を、魂ごと役になりきった

俳優人が詰まったものを苦しそうにすこしづつ吐き出すように

呟く台詞。


人は、小さい頃にうけた体験や人との出来事をかかえ

もうその人は、居ないのに、その言葉に拘束され

自分でがんじがらめになっていく。


だけど、人は、変わるもので台詞にもある

「待ってるからね」「お前は一人じゃないからな」

みたいな何気ない言葉が、ある瞬間の感情に刺さった時に

頭の中の雲が少しづつ晴れて、徐々に変わるのかもしれない。


だから映画の中から台詞を拾うのが好きなんです。


最近試写で見た

『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』

にもイイ台詞がいくつかあってね。


「飛び込んで掴んでしまえばいい。欲しいなら掴むのよ」


人生の先輩である大女優ジュディ・デンチがたしか言ってました。

伊藤さとりオフィシャルブログ「さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテ」Powered by Ameba-2012113019340000.jpg

$伊藤さとりオフィシャルブログ「さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテ」Powered by Ameba

『復活 尾崎豊 YOKOHAMA ARENA1991.5.20』


公開直前イベントは、尾崎豊さんの誕生日の今日。


TOHOシネマズ六本木ヒルズには

だから、熱狂的なファンの人達が集まりました。


司会をするのに、たしかに『十七歳の地図』が発売になった時代

高校の友達がファンクラブに入っていて

勧められてカセットテープにダビングしてもらい

ハマって、ウォークマンで授業中聞いて過ごした私だったけれど

ファンというにはおこがましいと思うくらいの

カリスマシンガーが、私にとっての尾崎豊。


音楽業界の方に相談してネタももらい(心からありがとう)

曲もヘビーローテーションしての今日。


尾崎豊という天才シンガーを育てた音楽プロデューサー

須藤晃さんとは、実は『LOVE SONG』の試写会司会の時

会っていたことも判明し、ひとりでワクワクしていたのデス。

$伊藤さとりオフィシャルブログ「さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテ」Powered by Ameba


「クイーン」のライブビューイング司会をした時も思った。


カリスマと呼ばれるアーティストは

歌と共に人々の心の中にいつまでも生き続け

亡くなっても、勇気や希望を歌から与え

元気づけたり、一緒に悩んだりする身近な存在なんだと。


須藤さんが話していたことで印象的だったのは

今回、映像に入れた曲「シェリー」について。


「「シェリー」は尾崎豊にとって特別な曲だったから

 あまり今まで入れていなかったんだよ。

 
 彼はあの歌を歌うと普通じゃなくなってしまう。

 最後まで歌えないことだってあるんだ。


 だから、この曲を聴いたファンも同じ感情になって

 涙を流してしまうかもしれない」


「シェリー」や「I LOVE YOU」が好きだった高校生の私は

きっと、頭の中に色んなことを抱え込んでいて

それを誰にも言えずに勝手に生み出した孤独感から

自分だけへの愛を欲していたのかも。


でもそれが十代の自分で、そんな弱い自分をさらけ出して歌う

尾崎豊に、多くの人が、「自分だけじゃない。この人もいる」

って励まされていたんじゃないかな。


今回の、ライブ映像を見て、本人のMCからそんな気がしました。


18台のカメラで当時撮影された膨大な映像から

細かい編集で、その時の感情が表情や動きから伝わって来る。


「当時、音楽業界と映画業界とは

 そんなに風通しのいいものじゃなかったから

 最近、色んなアーティストがライブビューイングを

 映画館で上映したお陰と、尾崎豊を愛するファンや

 尾崎豊を愛する映画業界の人達の声も+になって今回、実現した」


映画館が、映画だけじゃなく、その時、見られなかった

舞台やライブを体感する場にもなっているのは新しい風。


しかも大好きなものを共有する空間になってる。


この後に『秘密のオブジェクト』という韓国映画で

シネマート六本木で上映後の歳の差恋愛トークショー司会をしても

思ったけれど、感情を共有する場になっているんですね。


それで、いいし、それが、いい。

$伊藤さとりオフィシャルブログ「さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテ」Powered by Ameba

あら


髪の毛もボサボサで、ジャケットも着てない(^▽^;)


この日のハードスケジュールにあわてっぷりが写真に出てます。


『ミロクローゼ』初日舞台挨拶前に

自転車で駆けつけ、対談して、別件へダッシュした先週の土曜日。


YouTube「伊藤さとりと映画な仲間たち」


明日、アップされるのが『ミロクローゼ』な石橋監督と

主演の山田孝之くんの座談会。


『ミロクローゼ』は、映像も音楽も笑いもストーリーも

すべてセンスが良くで、ツボでね。


「なんてステキ!紹介したい!広めたい!」

 
で、この番組にまた、山田くんに出てもらいました。


少し遅れて「ぴあ映画生活」WEBサイトと

「GyaO!」WEBサイトにアップされます。


2人が、刺激された映画を聞いています。


11/28、明日、YouTube見て下さいね。


http://www.youtube.com/user/itosatori



この日、山田くんが控え室で聞いてた洋楽。


U2みたいに思えたら違って、かっこ良かったから

アーティスト名聞いたのに忘れた……。

↑このページのトップへ