月別アーカイブ / 2012年10月

伊藤さとりオフィシャルブログ「さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテ」Powered by Ameba


「一緒に写真撮ってブログに載せて」


そう言って、自ら写真を撮ろうと言ってくれた人気俳優。


『悪の教典』宣伝活動に積極的な伊藤英明さんデス(笑)


お仕事していて気持ちがイイくらい、サービス精神旺盛。


しかもファン想いだから、イベント終了後に

サプライズ握手会も本人の希望で行なったほどでした。


『悪の教典』女子高生限定試写会。


途中で、怖くて席を立ってトイレで泣いていた女の子もいて

三池監督たちと「大丈夫かな?」と不安になったけれど

上映後のトークショーには

その子も笑顔で座っていて、150人の女子高生たちは

伊藤英明さんに「かっこいい!!」「ヤバい!」と声を出して

大騒ぎし、伊藤英明さんの語りかけに一喜一憂していました。


「何度見ても面白いなぁ」

 本人も後ろで上映中に見ていて、終わって出て来た瞬間

そう呟いていたけれど、映画というのは

出演俳優に愛されると作品の魅力が倍増し

世間に広がって行く。


ずっと映画の司会をしてきて、それは実感していて

俳優に愛される映画は、言葉に魔力が付き

舞台挨拶に来た人達、TVや雑誌を通して言葉を見た人達に

ジワジワと浸透して行くんです。


ちなみに今日来た女子高生の子数人に、帰りしな

映画の感想を聞いてみたのです。


「マジ、怖かった!

 でも伊藤英明さんがめっちゃカッコ良かったから見れた!」


「凄かった、伊藤英明さんがカッコイイから見入っちゃった!」


ホラーとは違う、心の残虐性の恐ろしさに、引き攣りながら

怖いのが苦手という女の子たちも

そのカッコ良さにまた見たいと思ってしまう。


それこそ、「エクセレント!」であり

ホラーには、エロティシズムという洋画のお決まり同様

スリラーには、女性を魅了する男性のフェロモンが

必要なのかもしれない。


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三池崇史監督の残虐性は、色気があってクセになるけれど

毎回、お会いする度に、実はTシャツが気になります(笑)


今回は、毒ガスTシャツ。


伊藤英明さんのヒール(悪役)は、新境地であり

『悪の教典』のラストのあのミステリアスな悪どい顔が

爽やかな仙崎大輔とはまた違う

”艶”も隠し持った俳優さんだったとは……。


この映画が面白く恐ろしいのはこの魅力が一番の理由だと思う。


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仕事と仕事の合間に、お茶を飲んで一息つかないと

うまく切り替えられない性分で。


カフェでポケッとしています。



朝は、貴重な体験をしたんですよ。


映画『カラスの親指』で詐欺師を演じた村上ショージさんが

上野警察の一日署長になったので、警察署主催の就任式に

第二部のトークショー司会で参加。


司会だからとショージさんの後に席を用意して頂き

何故か警察署の方々、区長さんに混ざって参列しました。


もちろん、その後のトークショーで司会をしたのだけど

刑事さんも交えて、警察の制服姿の方々が見守る中

トークすると、ユルく喋られなくなるのは

ショージさんと同じ感覚でした。


この後は、映画『悪の教典』で女子高生制服試写会の司会。


いったいどんな質問が伊藤さんに投げ掛けられるんだろう?



不思議な感覚なのだけど、制服姿の人に囲まれると

その雰囲気にのまれ、例えば、制服を着た高校生イベントなら

なんとなく講師くらいのイメージでマイクで語りかけている。


看護婦さんの映画イベントの時は、カウンセラーのような口調に。


雰囲気にのまれやすいのかな?


影響されやすいのかな?


芸人さんとだとテンションと突っ込みアップな声色。


ビジュアル系アーティストさんだとDJっぽい声色。


落ち着いた映画なら落ち着いた喋り。


男らしくカッコイイ映画なら呼び声は太く。


その人のイメージや、映画のイメージ、その場のイメージを

自分なりに読み取って、声で演技するというのか

声で人格が変わってしまうというのか。


その人やその場所、その作品がまとう空気にまずは合わせると

会話が楽になるというか、溶け込むのが早い気がするんですょ。


これが、プライベートで出来たら

もっと付き合い上手になれてたかな?f(^^;

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10/20から始まった今年の東京国際映画祭。


明日の最終日を前に今日、私の映画祭司会は終わりました。


映画祭での最後の司会は、特別招待作品


『横道世之介』(来年2/23公開)


『キツツキと雨』司会に続き、沖田修一監督の作品。


よ~くお仕事一緒になる&よ~く道でばったり会う

高良健吾くん主演で2人の舞台挨拶でした。

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左は、映画祭事務局長付であり、『横道世之介』にチラッと

セリフ付きで出演もした井原さん。


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ずっとコンビをくんで頂いた大好きな映画通訳

鈴木小百合さんとの映画祭での最後の仕事でもありました。


でも映画祭の最後仕事を飾るのが『横道世之介』で大満足です。


160分と言う長尺でありながら、時計を一度も見ること無く

うっかり主人公・世之介に夢中になっていた映画で。


1987年、長崎から上京してきた大学生・横道世之介。


大学生活で知り合った友達。


都会の大人の女性に焦がれたこと。


世之介を好きになったご令嬢とのこと。


普通だけどどこか可笑しくてピュアな世之介と知り合った人達。


当時、彼が彼らに影響され、現在、彼らは彼のことを思い出すと

思わずクスッと笑ってしまう。


そんな人との出会いから、思い出して笑えたり微笑んでしまう

存在の青年が、あまりに魅力的で、見ていて飽きず、気持ち良く。


どうしてだろうと思ったら

横道世之介という青年は、人を人として見て接していたからでした。


友達が同性愛だろうとも偏見なんてなんのこと?

という感じで平然と受け入れて今まで通り、楽しく付き合う。


自分を好きになってくれた女の子がご令嬢で

彼女の両親に呼び出されたって、引くなんてなんのこと?

という感じで受け止めて今まで通り、自分らしく付き合う。


「普通は~」「一般的に~」なんて言葉は

きっと彼の定義にはなく

あるのは、その人の「心」だけをまっすぐ見る純度の高い心。


そんな人になりたいし、そんな人に惹かれ、出逢いたい。


そう思った映画でした。


東京国際映画祭で再会した人、出逢った人。


また、ウキウキする現場や作品で再会し

一緒に「ありがとう」と言える現場で握手出来ますように。


東京国際映画祭を終えると

達成感と共に、映画スタッフやお客さんとまた会えたらな

という思いが交ざり合い、どこか寂しい気持ちになってしまう。


映画祭で出逢えて、同じ空間で喜びや興奮を

一緒に体験出来て、良かったし、ありがとう。

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