月別アーカイブ / 2011年08月

$伊藤さとりオフィシャルブログ「さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテ」Powered by Ameba

昨日は東野圭吾さんの原作を『沈まぬ太陽』の監督

若松節朗監督が映画化した『夜明けの街で』

完成報告会見の司会。


この映画はあまり期待しないで見たら

登場人物それぞれのバックボーンや性格が想像出来る位

身なり、仕草、言動、行動がしっかり人物設定されていて

気付けば見入ってしまっていたのです。


背中で分かる男のプライド。

目の表情で分かる女の洞察力。


撮影中、岸谷五朗さんは「怖い、怖い」と言っていたそうで

それは「不倫がバレるのでは?」というキャラクターになりきった

感情から生まれたものなんでしょうね。


恐ろしい映画でした。


男は美しい妻と可愛い娘を持つ普通のサラリーマン。


そこそこお洒落に気をつかっていて若作りしている。


性格的には温厚なタイプで攻撃的ではない感じ。


そんな男が出会ったひとりの若い女性。


彼女はシンプルな服を来ているけれど品はある感じ。


でもひとりでサーフィンに行く行動力もあり

芯が通っていて若いのに落ち着いている。


最初は彼女からの軽い誘いから2人で会うようになって

やがて知る彼女が抱える過去の悲しい記憶。


奥さんは気が効くし、いちいち説明する必要も無い

良くで来た妻で娘も可愛いし家庭円満。


男は何故、不倫に走ったのか?


言えるのは、なっとくの理由と展開。


深田恭子さん曰く

「あまり自分のことを語らないほうが魅力的なのかも」


木村多江さん曰く

「不倫は、男の弱さと女の強さが引き寄せ合う」


ホラー映画よりリアル怖い作品でありましたっ。

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今日は自分の為に、誰かの為になるかもしれないから

ここに日記として書き記します。


今日観た3本で、残りの二本がかすむ映画をありました。


向井理くん主演、深作健太監督の新作

『僕たちは世界を変えることができない。』


葉田甲太さんが自分の体験を書いたエッセイを映画化したもの。


大学生だった彼らがお金を集めて、カンボジアに小学校を立てる

までを自分たちがまるで体験してるかのようなカンボジアでの

臨場感ある映像と、向井くんが感情を演技に乗せて演ずる

俳優だからこそのリアルな演技に引込まれた作品でした。


なによりインパクトがあったのはカンボジアの過去であり

今の姿であり、そして大学生の彼らの

「なんとなくいつもと違うドキドキしたことをしたかった」

から始まった思いが

「笑顔がパワーをくれるから自分に出来ることをすればいい」

に変わって行く過程だったんですよね。


ここから自分事になります。


正直、“熱くなること”が苦手で“夢中になる”ことも

上手く出来ないそんな人間でした、きっと今もまだ。


3.11のことがあって、自分の命のことを考えるようになり

守るべきものも無ければ、愛する人もいないなんて

孤独でつまらない人生だと気付いたりもした。


節電、停電、余震続き、原発に恐れる東京で

仕事がキャンセルになってもやっている試写へは行き

真っ暗な部屋に帰って、余震の中、猫を抱き締めながら

ニュースで流れる災害を見ては生きてることに感謝、と

人の不幸と自分を比較するどうしようもない性格で。


ボランティアには行く勇気は無いけれど募金はこっそりする。


震災後からは何度も何度も、映画イベントの度に

マイクを通して被災者の方々への心労をねぎらう言葉を

機会を期せずしてもうけてもらい

いつか映画を通して被災地に行けたらと思ったら

『GANTZ PERFECT ANSWER』で行けてしまった。


あげくには研音チャリティーイベントで司会までさせてもらい

竹野内豊さんや菅野美穂さんが被災地に行き

ボランティアをする映像を見ながら話しを聞き……。


この映画を観ながら、ああ、そうだよなとまた思った。


ひとつの行動が世界を変えることなんてやっぱり出来ない。


だけど、自分の世界を変えることが出来るのは自分だけ。


だから誰かの為に行動する人が少しづつでも増えたら

ちょっとづつ、必ず、変化は起こって行くんだと。


だから、この気持ちを忘れないように

しっかり心に刻まなきゃ。

イベント終了後に入った喫茶店にiPhoneを忘れ

そのまま友達と夕飯だったのでヘナチョコになって目が覚めた朝。


今日、iPhoneを受け取りにサイド、有楽町に行って来ます(苦笑)


8/27公開の『日輪の遺産』


この完成披露試写会の話しはキネ旬携帯サイト「ザ・スクリーン」にも

イベント日記として書くので、チラリとになるけれど

佐々部清監督が描いたのは

浅田次郎さんが書き上げたファンタジー小説といえども

実際に日本が体験した「戦争」と「敗戦」の時代なので

大げさな演出などせずに、ひとりひとりの感情を言葉や行動で

丁寧に見せて行く方法でした。


だから堺雅人さんは映画にあった写真というのも意識していて

最後のフォトセッションでは「手を振って」と言った

カメラマンさんに対し、笑顔で「映画の雰囲気が」と言い

「優しげに手を振って」という私の言葉にもニコニコしながら

手を振らなかったんだろうな、と。


そこが映画のイメージを大切にする思いやり。


一方のユースケ・サンタマリアさんは、「楽しく」「面白く」が

モットーなので、大きく手をふったり、女学生役の女の子達に

話しかけたりしながらも、舞台挨拶終わりに

「映画がこうだから、あれくらいのテンションで良かった?」

と聞いて来る映画想いで自分のキャラも理解したプロでした。


福士誠治くん含め、堺さん、ユースケさん達は、控え室で

まだ随分と若い女優さんである森迫永依ちゃんや

松本花奈ちゃんに話しかけてあげていた。


こないだの『行け!男子高校演劇部』初日舞台挨拶でも

池田鉄洋さんが教えてくれたこと。


「堺(雅人)くんが出てるのは、飲んでる時に、ぼくが初めて

映画脚本を書くと言ったら「いいね!」「でたいな」と言ってくれ

昔の映画人は、仲間(スタッフ、俳優、監督)がデビューする時は

お祝いに出演したり、手伝ったりしたからぼくもそうしたい」


『行け!男子高校演劇部』に堺さんがカメオ的出演したのは

そんな本人からの「おめでとう」という気持ちだったそう。


友人の監督も同じようなことを言うんです。


「自分の助監督をしてくれた仲間が監督デビューする時は

 仲間皆で祝い応援するという気持ちで何か手伝うんだ」


友情や師弟関係の“絆”だって映画作りには存在する。


この気持ち、忘れないで応援し続けよう (^-^)







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