
このポスター。
よ~く見ると下の方にそれぞれ小さくサインが入ってます。
忽那汐里ちゃんと韓英恵さんのサインです。
後から中村蒼くん、そして松山ケンイチくん、妻夫木聡くん
山下敦弘監督がここに書き足していくわけです。
『マイ・バック・ページ』初日舞台挨拶@新宿ピカデリー
ジャーナリスト川本三郎さんが体験した事件を映画化。
今日は舞台挨拶で川本さんから届いたお手紙を代読しました。

読めるかな?
私が読みやすいように句読点をスラッシュ入れたり
行が別々になってしまった言葉を繋げていたりしてるから……。
妻夫木くんも松ケンくんも言葉の端々から滲み出るくらい
この作品を気に入ってて、出演しながら応援しているんです。
「ひと言では説明出来ない映画だからとにかく見て下さい!!
としか言いたくないのが本音です」
みたいなことを妻夫木くん言ってましたが、そうなんです。
フィルムの温もり、当時の様子を映像で表現するこだわり
ファンの多い原作を、見事なまでに映画用に展開して
言葉が生きるように構成された見せ場作りの脚本。
山下敦弘監督と脚本の向井康介さんのコンビネーションも抜群。
打ち上げに行きたかったものの、次の現場があったので
ひとり皆と別れを告げ、タクシーに乗った私がたどり着いたのは
この映画のアフレコ会見の司会。

Bunkamuraの女優対談番組以来の再会になる
松たか子さんと、そのパパ、松本幸四郎さんがナレーションを。
9/1公開になるネイチャードキュメンタリー映画
『ライフ いのちをつなぐ物語』
松本幸四郎さんは原発のある今の日本と比較しながら
大自然の中で命を繋げる為に一生懸命生きる動物の姿を語った。
自分が小さい頃は、原発が無い中で暮らしていたし
今の日本は世界の中でもひときわ光っている国で
そんなに光が必要じゃなくても昔は暮らせていたんだから、と
贅沢になった日本人について残念がっているようでした。
2つの映画を通してひとつの答えが見えて来た。
『マイ・バック・ページ』では、松ケンくんが言っていた
「もっと何かに熱くなる力、世の中を変えようとする個人の闘志」
『ライフ いのちをつなぐ物語』では、松本親子が言っていた
「甘んじずに、もっと自分の力を信じて一生懸命いきること」
今の私たちは、少し手を伸ばせば何でも手に入ってしまう贅沢になれ
無理して頑張って何かを手に入れようとすることに
時には、かっこ悪いとか、熱すぎるとか言い訳を作って
辞めてしまっているのかも。
一生懸命の何がかっこ悪いんだろう?
恋だって仕事だって夢だって挑む姿はカッコイイって!
……自分にも反省。