
「女性の美しい姿を撮りたかった」
「アサルト銃を持つ女性(戦う女性)は美しい」
ニット帽を脱ぎ、髪を短く刈り上げた姿を見せ
「前の長い髪のほうが良かった?」
と尋ねてきた『アサルトガールズ』の押井守監督。
黒木メイサさんは、男性と素手で戦いたいと言い
監督が通う空手の先生のところで空手を学んで
格闘シーンが脚本にプラスされたそうですよ。
『アサルトガールズ』完成披露試写会の司会にて。

感情を表に出す女性は美しいと思うんです。
『バイオハザード』とか『トゥームレイダー』とか
時に大声を出しながら立ち向かう女性の強い姿は美しい。
おとなしくしてるんじゃなく、感情をさらけ出すことは
大人になると多分きっと難しくなってしまう、男女共に。
昨日、友達が目の前で泣き崩れてね。
私より年上で、女性らしくて、優しそうな彼女は
「幸せな話を聞くと今の私は辛くて仕方ない」
と私の家で咳を切ったように泣き出したんですよ。
もうほとんど折れそうな心を抱き締めるみたいに
丸まって、ポロポロと涙を流して。
抱き締めてあげたくなって、肩をさすって話しを聞いた。
泣くことが上手く出来ない私は、時々、友達が目の前で
泣き出すのを見て、胸がギュッとなって、その後に
「美しい」って思うんです。
だから素直に思ったことを口にした。
「心も繊細で素直でキレイだから愛されるよ」
心の中の汚れを排出する作業だから、それはすごく神聖で
人間だけに与えられた「感情のお掃除」であるからかな。

人と自分を比較してしまうのは、いつも自分と向き合って
「心の安らぎ」の度合いを確認してるから。
悪いことなんかじゃない、だって人は感情の生き物だもの。
時々ね、泣けたらって思うんですよ、ワ~ッと思いっきり。
タイミングを外さないように。
今夜は月の光が一段とキレイじゃないですか?