こんにちは、いや、こんばんは?
あいさつに迷う時間帯ですが、こんにちは。
今回のブログは最近買った新しいカメラのお話です。
どんなカメラかというと、某グループの写真好きのメンバーの生誕記念グッズとして発売されたフィルムのトイカメラです。
某グループというか、今さら伏せる意味がわからないくらい当然に超特急ですね!
よく考えたら写真か超特急の話しかしてないこのブログ。いいのかしら。
FC(ファンクラブ)限定で発売された4号車タクヤくんデザインのお誕生日記念グッズでした。(※現在は販売期間が終了しています)
フィルムカメラなら私も買わなきゃと初めて推し以外のグッズを買いました。
新・鮮(笑)
取扱説明書記載の会社名を簡単に調べたところ、カメラに限らずオリジナルのグッズ等を制作する会社で作られたカメラのようです。
こういう制作のシステムは詳しくないのですが、レンズ周辺は他の専門メーカーで作ったものを流用していたりするのかな?
詳しくはよくわかりませんでした💦
ただ、販売サイトにカメラの基本スペックは載っていたので、撮影には最初からあまり困らないでいけました。
トイカメラなのに親切です😁
それによると、
材質:プラスチック
シャッタースピード:1/125
フォーカス:1.2m〜
レンズ:28㎜f/9.0
使用フィルム:35㎜
らしいです。
フィルムは入れ替えが可能で、初めは試写用にメーカー不明のISO200のフィルムがついていました。
でも、このもとからのフィルムはカメラの感じを見つつさくっとあまり面白みのない写真だけで撮り終えたので、ブログには登場しません。
今回は前から使ってみたかった別のフィルムについての記事です。
今回使用したカメラを考えた超特急のタクヤくんはイメージカラーが緑なんですよね。
なので、緑といえば!なあのフィルムを使ってみたかったんです。
ということで、これが今回使ったフィルムとカメラです。
カメラの方はトイカメラとしてはけっこうしっかりした作りの部類でした。
トイカメラらしく単純に中心にピントがきて周辺に向かうほどボケてはいきますが、大きくは歪まないし、シャッタースピードもそこそこあるからブレないし、使いやすかったと思います。
そして使用してみたかったフィルムは、Revologで作っているVolvoxという名前のエフェクトのフィルムです。
このRevolog(レボログ)はオーストリアはウィーンにある会社です。
ウィーンの学生さんが写真学校の卒業制作で作ったフィルムが好評だったのをきっかけに初めた会社だそうです。
ここのメーカーは、普通のカラーやモノクロのフィルムを加工して、写真にいろいろな特殊効果がランダムにのるフィルムをたくさん出しているんですよね。
光の斑点だったり、稲妻だったり、引っかき傷だったり、そういった派手な効果がつくので、普段とは目先が変わって楽しいです。
自分がとる写真とのマンネリ防止におススメです(笑)
しかも効果が出る位置や強弱は現像してみないとわからないので、それもスリルがあります。
フィルム写真って、いつも完璧に確実ではないところも面白さの1つだと思っているのですが、こういうフィルムはその楽しみをさらにふくらませてくれます。
さて、今回使用したVolvoxのエフェクトはと言いますと、緑色に光る斑点がランダムに写真の中に飛ぶというものです。
言葉だけだとイメージがつかめないかもしれませんが、何も撮らないでフィルムだけ現像して効果をみてみるとこんな感じです。
Volvox(ボルボックス)なんです。
ところで皆さまはボルボックスがなんのことだかわかりますか?
私はわからなくてフィルムを買う時に調べてしまいました。
ボルボックスとは、「藻」のことだそうです。
詳しくいうと、緑藻類オオヒゲマワリ目の淡水藻の総称だと書いてありました。
画像は「ボルボックス 藻」等と検索して見てほしいのですが、言われてみれば確かに!と納得です。
このフィルム、日本では扱っているお店が少ない上にVolvoxはRevolog社のなかでも人気らしく、よくこれだけ売り切れていたりするんです。
かくいう私もRevologの中ではこのフィルムが1番面白くて汎用性が高そうと思って探していたので、私みたいな人が他にもたくさんいたのでしょう。
こういった特別な効果がついたフィルムは面白いのだけれど、フィルムのエフェクトと自分の創意がぶつかり合うのが難しいところで、写真の中に他人の手が入り過ぎることが気になってしまい、私は自分の写真と言い切るには抵抗があるんですよね。
作品を作る上では、特に視覚に依存した作品の場合は、表現する手段として何らかのメディアを選び取った時点で使用するメディアの影響を受けて作者の主観とは別に、ある程度のフィルターや制約がかかるのは当然のことではあるのですが、いわゆるエフェクトフィルムはそれが強過ぎて私とフィルムの主客が逆転してしまう気がしてf^_^;
いつか私が写真展をすることがあるとして、このフィルムで撮った写真はださないだろうなと思います。
でも楽しいので使いますけどね!
トイカメラ等に入れてスナップ写真を撮るとあっという間に見慣れた風景に異化効果を出現させることができます。
さてさて、この写真を撮ったのは今年の1月某日のことです。
この日は1日写真を撮る日と決めて、お店が開く前の時間帯のアメ横から撮影を開始しました。
いつもは賑わっている場所だけに、人通りの少ない朝は静けさが際立ちます。
朝のアメ横の次は、夢の島熱帯植物園へ。
中は高温多湿の熱帯気候でカメラの結露が収まるまで大変でした。
気温差が大きい冬はむき出しでカメラを持ち込んじゃダメな場所です。
カメラが痛みます…。
気分はすっかり南国です。
ガラスドームの中には滝もあって、こいつが湿度の元凶か…!と思いながらもせっかくなので滝の裏側から1枚。
この写真をみた時、1つ思い出したものがありました。
あれです、風の谷のナ◯シカです。
お近くの植物園に青いワンピースを着て行って、「ムシゴヤシが午後の胞子を飛ばしている。きれい。マスクをしなければ5分で肺が腐ってしまう死の森なのに」
初めて行きましたが、海もあるし、水族館もあるし、観覧車もあるし、印象的な建物も花畑もあるし、撮るものには困らない公園でした。
ここの水族館はどの水槽の前も混んでいてあまり写真は撮れなかったのですが、屋外のペンギンの水槽は広いので比較的写真が撮りやすかったです🐧
上からならガラスや網もありませんでしたし。
そうそう、大きな公園には猫もつきものです。
そして、夕方は海辺の方へ写真を撮りに行ったのですが。
波打ちぎわから離れているし、周辺の岩も乾いていたので大丈夫だなと思って一歩を踏み出した岩の中に1つだけ藻が繁殖している岩があったのです。
さといもはまんまとそれを踏み抜き、滑って転んでしまいました。
そして自力ではその場から動けないくらいの怪我をしてしまったんです。
スマホで助けを呼ぶことができたのでなんとかなったのですが、歩けないとわかった時は本当に慌てました😱
その後も通りすがりの親子連れに助けてもらったり、いろいろありました。
助けてくれた通りすがりのお母さんと男の子ありがとう…。
これが現在でもまだ怪我が完治とはいかないくらいの大怪我で、怪我をしてから今にいたるまで初めての体験ばかりでした💦
その話は今回のブログの趣旨からそれるのでしませんけども。
怪我は私の不注意といえばそれまでなのですが、まさかそこだけピンポイントで藻が生えてるとは思わなくて、藻うびっくりしましたね〜。おっと誤字失礼しました。もうびっくりしましたね〜。
そして、そんなフラグの回収をするつもりで選んだフィルム(Volvox=藻)じゃなかった…、と思いながら救助を待つ間にさといもが撮った写真がこちらです。
えー、きれいにおちた(?)ところで今日のブログはこの辺で!
その場から一歩も歩けなくなるほどの激痛を抱えながら藻、いや、抱えながらもシャッターを切ったさといもの業の深さに改めてぞっとしたところで皆さまごきげんよう。
次回は今回のブログと同じ日に違うカメラで撮った写真になります。
多重露光に大挑戦(怪我の話はもうしないよ)の巻です。
乞うご期待!