月別アーカイブ / 2018年08月

大雨・台風による増水対策を!


より強固な石垣を作るため、今度はセメントを織り交ぜて壁を作る。

received_243938413125831.jpeg
ここは沢沿いの三条テントサイト

最近は台風でなくても短時間の豪雨で沢が一気に増水し濁流となって流れ出る心配が出てきた。

一度でも石垣が崩壊すれば修復は倍の労力が必要、早めの備えが大事なんだとオーナーは口癖のように言う。

助っ人は三条メンバーのishiさんと丹波山村の仲間 カズさん。元水道屋だったというカズさんは手慣れたもので、セメント・砂・砂利を混ぜ合わせ、コンクリートを作っていく。

IMG_20180818_134531.jpg

チャッチャとコンクリを練っているが、素人がやると重いしサクサクとは進まない。そもそもコンクリートなんて作る機会が今までになかった。



やってるそばから突然の豪雨に見舞われ、沢は濁流と化し大増水。やはり夏の天候は侮れない。後日、大量の小石を調達し何とか完成した。

IMG_20180818_164810.jpg
もう一つ、

沢に掛けていた小橋が豪雨で流されてしまったため、倒木を利用し新たに橋を作った。

received_1785261991590348.jpeg

received_397829157415345.jpeg
三条メンバーのishiさんとオーナーのヒロさんからチェーンソーワークを教わりながら、2日間かけて倒木から立派な橋を架けることができた。

received_506077076482440.jpeg
三条は小屋泊よりテント泊のお客さんが急増している。都心からのアクセスが容易で温泉があるのだから不思議はないが、今年はその傾向がより顕著だ。
小屋の清掃や修繕と合わせてテントサイトの整備・拡大は今後の課題だとヒロさんは言う。これから紅葉時期に向かってまたお客さんが帰ってくる。

新たなシーズンに向けて山も小屋もバタバタしてきた。

received_318822755361840.jpeg

三条の湯は沢の落差を利用し、水力発電で電力を賄っている。先日NHKの取材でも紹介したが、小型の水車(タービン)2台による発電で、各部屋のライトから冷蔵庫2台・冷凍庫1台、トイレ(ポンプアップ)、ボイラー2機、こたつ、炊飯器、電子レンジまで起動させられるのだから、水は有難いものだしそれだけの力があるわけだ。

そんななか、

夏の台風で沢が増水し、タービンが不調をきたした。小屋の電力がほとんど使えなくなり大ピンチとなった!!

オーナーと点検をしたところ、原因は沢が増水して流れてきた土砂や枝木がパイプ内に詰まってしまったせいだった。

IMG_20180808_063309.jpg

タービンを初めて分解してみたが、とてもシンプルな装置だ。

水圧で羽を回し発電してバッテリーに電力を蓄え、インバーターで調整して安定した電力を送る。

IMG_20180805_102559.jpg

IMG_20180805_102717.jpg
大事なことは必要最低限の電力を出来るだけ長く継続して使い続けること。

三条の小屋番は皆、常に電気の出力量を把握し、電流と電圧のバランスを維持している。

IMG_20180807_070834.jpg

そうすると町では気にかけていなかった電化製品の出力量も次第に分かってくる。
電子レンジを使うときは炊飯器の保温を切ろうとか、ボイラー2台稼働中は冷凍庫を切ろうとか、逆に電力が余る(電圧が上がってしまう)ときはコタツを付けたりトースターやレンジを使って調整したり、そんなバランス感覚を常に気にかけるようにしている。

水も薪も燃料も電気も、そして食材も

IMG_20180802_074310.jpgパセリ、大葉、ルッコラ、いんげん、タマゴダケ
IMG_20180817_135921.jpg
三条では自然とモノを大事に余さず使う意識が強くなる。どれも有難いという気持ちが芽生えるからだ。

FB_IMG_15326756848935335.jpg
街の便利な暮らしの中では、常に求めるばかりになってしまっていた。不便な環境に来て、初めてモノや自然の恵み、人の好意に有難みを感じるようになった。

小屋番になってから 暮らしの基本 を教わってばかり、電気について意識したり考えてみたこともなかった。そうやって振り返ると、街には不必要な物が多すぎる気がしてくる。

山暮らしをして、今まで見えていなかった問題に気づき、モノを見る目が少しずつ変わってきた。

1532949267524.jpg

東京は山も暑い。


そんなイメージがあるのだろうし、否定はできないけれど、山小屋はわりと快適だ。

IMG_20180814_074041.jpg
猛暑日なんていう日でも暑くて30℃前後だし、日陰でのんびり過ごしていれば風が気持ちいいもの。朝夕や雨天時には肌寒さすら覚える程だ


8月。
常連の方々がそんな閑散期にわざわざお土産をしこたま担いで訪れてくれた。


海鮮祭、

ビアガーデン、

バーベキュー、

弾き語り歌声bar(by デニーロ)、

獅子舞い(丹波山村kids)、

イシカワcafe


received_1167513670055478.jpeg
received_310004409752842.jpeg
received_311493622749267.jpeg
received_1852161094872244.jpeg

IMG_20180810_191518.jpg
IMG_20180728_055443.jpg

お盆も人が少なくて拍子抜けしてしまうが、少人数のおかげでジャンル・世代を越えた関係が面白かったりする。
IMG_20180814_073645.jpg
IMG_20180820_132304.jpg

若者に山のトラブルや奇怪話を語る経験豊富なベテランの先輩達、


初めての山小屋に戸惑い色々質問する学生、


今後のアクティビティについて悩む若者、


海外のバックパッカーと盛り上がるハイカー、


高山の足馴らし・山岳レースの練習に訪れる人達、


初めて山でのんびり過ごすことを覚えた登山客、


久しぶりに三条に来て近況を報告してくれたリピーター


人それぞれ色んな思いで山小屋を訪れ、思い思いに時間を過ごし、その日の出会いや雰囲気を楽しみ、最後は元気になって笑顔で手を振って出発していく。

穏やかな夏の山でお待ちしています。

received_454139378396655.jpeg                                                      photo by Ishi


↑このページのトップへ