月別アーカイブ / 2018年01月

3年間務めた小屋番のヤスさん(やっさん)が小屋を下りる日がやってきた。
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生真面目で優しいやっさんは元バンドマンでドラムを長年やっていて音楽センスが抜群だ。
やっさんはオーナーの期待に応えてギターの弾き語りをよくしてくれる。
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中でも十八番、「勝手にしやがれ」はお客さんがノリノリで踊りだすほど盛り上がる。
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やっさんは小屋番の引継ぎで、お客さんのいない夜、ギター初心者講習会を開いてくれた。
手首が吊るんじゃないかと思うほどに僕がFのコードに四苦八苦していたとき、やっさんがポツリと言った一言が今でも心に残っている。
「ギターは打楽器でもあるんだよ、山ちゃん」
その言葉は一流のミュージシャンの映像を見ても確かに納得できることだった。
こちらはフィンガー5の方が小屋で演奏してくれたときの映像

やっさんはよく僕に「おれを反面教師にしろ」と笑っていたが、やっさんは失敗したことをすべて教えてくれたし、社長に「あ~あ、やっさんまた…」なんてボヤかれながらも、実際に失敗を見せてくれ、その対処法も丁寧に教えてくれた。
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確かに大事なのは失敗した後の話だ
僕が初めて一人で3日間留守をしたときにトラブルがあったが、やっさんの言葉を思い出してリカバリーできたのだ。
オーナーはやっさんをよく皮肉混じりにヤジるが、良いパートナーであったことに違いはなかった。
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やっさんはとっくに契約日が切れているのに僕への引継ぎで遅くなり、さらに社長の事情でまた遅くなっても嫌な顔一つせず小屋番を延長して務めてくれた。
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僕は休暇をもらっていて、やっさんの最終日に立ち会えなかったが、二人とも本当に仲が良いのは皆知っていることだ。
皆から好かれるやっさんは本当に惜しまれる存在だ。

「三条が好き、それはこれからも変わらないよ。また遊びにくるよ」
そう笑って、やっさんは旅立った。
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やっさん
心からありがとう
素敵な明日を願っています
HANABIより

年末年始から色々な方が美味しいものを運んできてくれて、ご馳走三昧だったので一挙に紹介させていただきます!
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年越しそば(天ぷら付き!)
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お節料理
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猪のしぐれ煮とボルシチ
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金目鯛の炙り
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金目鯛の煮込みとイカの炙り、ゲソ天ぷら

皆さま、美味しい日々をありがとうございました。ワインに日本酒にウィスキーに、お酒も色々いただきました。
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料理も少しずつ学んでレパートリーを増やして行こうと思います。

三条の湯は温泉のほかに鹿肉をはじめ、ジビエ小屋としても知られている。
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実際に食卓に並ぶのは鹿のロースト
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こちらの鹿肉はオーナーのヒロさん(猟師)が実際に山に増えすぎた鹿が山を荒らすため、駆除した際の鹿をさばいて提供している。
僕も一度、狩りに同行させていただいた。
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気づいたときにはヒロさんが引き金を引いていて鹿が斜面を転がり落ちてきた、本当に一瞬の出来事。
僕らが体感したのは、ただ山に甲高く響いた銃声と、一瞬で命を落とし肉片と化した野生の鹿を目撃しただけだった
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鹿肉を皆で解体した。
残酷に思ったのは一時、ヒロさんと解体してロースだ、モモだ、ハツだ、ホルモンだと紹介されると一同舌舐りし、いつの間にか歓喜している。
かじかむ手で鹿の心臓をつかんだとき、指先がじんわり温められ、命を頂いている実感を覚えた。
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持ち帰って小屋でさばき、調理
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こちらは燻製用、製チップは木工で出た木屑を利用する
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噛めば噛むほどに味わい深い、酒のお供に最高だ
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こちらはステーキ
狩人たちは色々な工夫をこらし調理する。
余すことなく、美味しくいただくのが命に対する礼儀だとオーナーは言う。
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工場で精肉された肉とは違うから…と敬遠されるかもしれないけど、山では山の恵みに感謝して是非とも味わってみてほしいのです。
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