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もういやです❗️
戦争は人々から笑顔を奪って悲しみしか残しません❗️

長いブログです。時間のある時にお読みください!
僕の言葉や私見は一切入っていません。

ハ月十五日    この日を覚えて( ̄O ̄;)  
        考えてください‼️
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泥濘(でいねい)

寒い泥濘である。
泥濘は果てしない曠野を伸び
丘をのぼり林を抜け
それは俺たちの暗愁のように長い。
それは俺たちの靴を吸い
蛇のように疲労をからませる。
すべりころび泥まみれになり
汚れた手で鼻汁をすすりながらも
見よ、兵隊たちは獣のように
野から丘、丘から丘へつづいている。
黄昏れてゆく初冬の中を
苦悩に充ちた行列が
黙々として前進する。

敵を求めて
未知の地図の上を進んでゆく。
愛と美しいものに見離されて
ただひたすらに地の果てに向かい
大行軍は泥濘の中に消える。
ながい悪夢のような大行列は
誰からも忘れられて夜の中に消えるのだ。
           田辺  俊宏         享年二十六歳
     『きけ わだつみのこえ』   より

[ 遺書 ]
戦場に征くに当たって、別に何の感慨も起こらないものですね。 我ながら不思議です。 人間の精神というものは不思議なものだと思います。 父母妹らに会うのも、これっきりになるかもしれないというのに、ぼたもちやおぜんざいを食べたいと思うています。 底知れぬのんきさが人間の精神に潜んでいるのが妙ではありませんか。
では皆々お元気で。
                 岩田 譲  享年二五歳

そして今祖国の為に散って行きます。邦子ちゃん、私は邦子ちゃんと死にたかった。   ……   邦子ちゃん、私の心臓が止まるその瞬間まで私は邦子ちゃんのことを思っているでしょう。 そして邦子ちゃんの名を呼ぶでしょう。
                 宇田川  達    享年二四歳

[家族]
(母)
  その兵の  母にあるらし  おどおどと
            側を離れず 人群の中に      西本 郷栄
村人に  見送りを謝し  君はなほ
            老母頼むと 声おとし云ふ  酒井 偵次郎
地下足袋 はきしが母か 
            雨寒き 駅にて征く子 見送りをりし  木村一
(子)
   戦ひに  あすゆく君が  腕(かひな)には
            愛児とりつき  ひと日はなれず    白井 善司
  幼な子を 車窓の父に さしつけて
            君をおくりき 君のうら若き妻は  青木鶴次郎
  応召の父思へるか 児童(こ)の一人は
            さわぎに離れ うつむきてをり   市川六禎
三歳の 長女の頭 なでをりて
           出征の朝 君ほほゑまず   田島郁
(妻)
妻の手を とりてはばからず 又の日に
           かく妻の手を とる日かあらむ  山田 真澄
一夜寝て 明日は発ちゆく 吾のズボン
          敷き寝て 今夜妻のをりける  中武茂八郎
我が覚悟 うべなふ妻が 手足もげても
          生まれむ子のため 帰り来よとぞ  山口 重吉

[ 時代批判 ]
生きて行くための必要とあらば、すべてのことが許されんとする時代の到来が予想される。個人において国家において生活の必要の前にはたいがいの不埒を「かばかりのことは浮き世の習いぞ」と許容するに慣れた現代人に ……  
                 中澤  薫      享年三十三歳

戦争において勝敗をえんとすればその国の主義を見れば事前において判明すると思います。人間の本性に合った自然な主義を持った国の勝戦は火を見るより明らかであると思います。
                    上原  良司       享年二十二歳

軽井沢に見たような富豪の生活、近時見聞きする軍人の時を得顔の振舞い、官吏、資本家の実情を見るにつけ我々は胸の煮えくりかえるのを覚える。 しかしやはりなるようにしかなるまい。
                   佐々木  八郎        享年二十三歳

[内面の葛藤]
軍隊生活において私が苦痛としましたことの内で、私の感情ー繊細な鋭敏なーが段々とすりへらされて、何物をも恐れないかわりに何物にも反応しないような状態に堕ちて行くのではないかという疑念ほど、私を憂鬱にしたものはありません。
                     大井  栄光       享年二十六歳

俺はだんだんと微笑みを失いつつある。とてもたまらない。もうふたたび満足に微笑める時代は来ないのか。俺はもう人生と呼ばれうる世界には帰りえないだろう。
                     長尾  弘          享年十八歳

傲岸に生きようとするとき温かい心や人のよさを持つ人は苦手だ。それが頑丈な鎧か巧妙な護身術のようにその鉾先を鈍らせるからだ。軍隊というところはそうした点でも、うんざりするほど棲みにくい。
                       久保  恵男      享年二十五歳


[ 自然・祖国・望郷 ]
近くの花壇には、あの清楚な白色のまた桃色のコスモスが、美しく咲き誇っていますが、よく母があの裏の畑に、コスモスをたくさん咲かせた時のことを思い出さずにはおられません。 思えば幾多の花が、遠き異郷にいる私のつれづれを、どんなに慰めてくれるかしれません。 山を愛し、花を愛し、水を愛する人ー私はそういう人はほんとうに心の美しい人と思いますが、残念ながらそのような人にはほとんど逢うことがありません。
                  横山  末繁        享年二十四歳

今日は故里の氏神のまつり日、父が言ってきた、お前の記憶にも遠い昔になったろうと、   涙がわいてくる。私の少年時代を、殺ばつとした現在の私の生活の中によみがえらせようとしておられる。
                 浅見  有一      享年二十七歳

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以上の本を参考もしくは引用しています。
お子さんが読める本もあります。
この日を覚えてご家庭でも話し合っていただければ僕は嬉しいです。

ありがとうございました。m(._.)m