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榊原紘

雪の染みた靴から君が伸びている
そんな顔で笑うやつがあるか

平仮名なら
ゆきのしみた くつからきみが のびている
そんなかおで わらうやつがあるか

沓冠は
ゆくのそわ
たがるでか


「靴」から「君」が「伸びる」訳はないから、何かが違う

「靴」から「君」が、なら、「脱げる」なすれば、裸足になったのか
だけど、雪に裸足はないな
「靴」が「伸びる」なら、「型」が「伸びれ」ば、型崩れか
笑いは、苦笑いとなるだろうが、「笑う奴があるか」と、言われる程のことでもあるまい
「君」が「伸びる」なら「影」が伸びるのか

ゆきのしみた くつから「影」がのびている
そんなかおで わらうやつがあるか

「影」が、笑っているように見えたのか?
雪の染みた靴が笑っているように見えたのか?

沓冠は
ゆくのそわ
たがるでか
から
「行く野ぞ、和歌出る、型」
となる

「君」が消え、「影」にしたら、歌は分かりやすいのだが、寂しい感じが強く感じられてしまう
それは「君」をイメージしてから、その「君」を消したからなんだろうな


雪の染みた靴から君が伸びている
そんな顔で笑うやつがあるか