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日本人の長時間労働は世界的にも有名な話。


外国と比較して驚いた人も多いんじゃないでしょうか。


長時間労働は成長を止め、生産性も下がります。


なぜなら、人材の価値が落ちてしまうからです。


時間をかければなんでもできますもんね。


長時間労働を前提に考えてしまうと、時間をかけないと何にもできない人になってしまいます。


当たり前ですが、命という時間は有限なんです。


だから、今の日本が進めている働き方改革というもの自体には賛成です。


でも、本来自分たちの生活の質を高めることにつながるはずの働き方改革が、なぜ思ったように進まないのか。


それは、働き方だけ変えても、やっている事業のビジネスモデルがイマイチだということです。


仕事をしっかりとこなしても、効率的に働いて定時に帰っても、きちんと収益と結びついていないケースが多いように感じます。


おまけに、逆に毎日残業をして仕事をこなしている人の方が給料が多くなるという、働き方改革にマッチしていない人事評価にも原因はあるように思います。


それじゃあ、働く意欲も失せますよね。


そこで気づいたのが働き方を変える前にやるべきことは、そもそもビジネスモデルを変えることだと。


働き方改革を進めようとしている事業のビジネスモデルのそもそもが非効率だということです。


ビジネスモデルとは、利益を生み出す製品やサービスに関する事業戦略と収益構造のこと。


例えば、美容院でいうと収益のベースの大半が、美容師による対お客様に対してのカットやカラー、パーマなどの技術に対する売上で賄われています。


人の手による仕事の生産性にはなかなか限界があります。


しかも、コンビニの数の4倍という、まさに飽和状態。


少ないパイを奪い合っている状態です。


さらに拍車をかけて、過度な価格競争。


正直、現場は疲れ切っているのではないでしょうか。


ほんともう、消耗戦ですよね。


これ以上ないレッドオーシャンです。


現在、美容業界の平均年収は、287万円。


ただでさえ低い生産性が飽和状態により、拍車をかけていくことでしょう。


このままのビジネスモデルでは、働き方改革をしたところで結果は見えていますよね。


ビジネスの本質はより沢山の『人』に喜んで頂くこと。


【お客様】だけではなく、【従業員】も含めた『人』です。
 

もっというと、近江商人の極意である『三方よし』が理想ですよね。


売手良し、買手良し、世間良しじゃないと、長い目で見ると事業は継続できません。


だからこそ、ビジネスモデルを変える方が働き方を変えるより大きな影響があるはずです。


働き方は、がんばれば個人レベルでも変えられる。


でも、事業の根本的なあり方は、個人レベルだけじゃ変えるのは難しい。


個人が働き方だけを変えたところで、事業がダメなままだと現場の負担が厳しくなるだけです。


会社から『働き方改革』を強いられて、さらに消耗していくわけです。


より短い時間で、より多くの成果を出すために根本的に必要なのは働き方改革じゃないのにね・・・。


労働者側に問題があるとしたら、働き方ではなく、非生産的な会社に勤め続けていることです。


情報が溢れた現代では、これから人材の流動性がさらに高まっていくでしょう。


『時間・精神的なゆとり』や『勤務時間・場所の柔軟性』が、特にこれからは仕事を続けていく上で重要とされるようになっています。


だからこそ、働き方改革よりも事業の収益性と労働環境を改善、整備が本気で必要になります。


これから、ダメな会社からはどんどん人が辞めていくでしょうね。


その原因としては、長時間労働や過労自殺、ブラック企業など労働環境の問題が注目され、労働者がプライベートの時間について真剣に考え始めたことなどが大きいかもしれませんね。


人が辞めると会社は焦る。


それでいいと思うし、本当に人のことを考えてる会社はどんどん良くなると思う。


事業の収益性と労働環境を改善しようとする動きが、今後ますます加速するでしょう。


ワーク・ライフ・バランスの実現がこれからもっとカギになるでしょうね。


アップデートを放棄したらそこで終わり。


戒めの意味も込めて。