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Megane:J.F.REY BOZ

メガネにはそれぞれ「ストーリー」があります。
夜空にぽかりと浮かぶ月のように、フッと浮かんだイメージを元に、
写真を撮ったり、コーディネートしています。
ここではInstagramで撮ったメガネの別コーディネートや、メガネに対してもっと伝えたいことを、ゆるりと書いていきます。

Maison:
フランス マルセイユから届くメガネ、J.F.REYのレディースライン、BOZ。
マルセイユは、デュマのモンテクリスト伯の舞台ともなった港町です。

Fashion:
麗しのサブリナの、オードリー・ヘップバーンをイメージして、
ボーダーにビビッドなピンクが印象的なメガネとを合わせて、
コケティッシュなイメージで仕上げてみました。
足元は、サブリナパンツと、repettoのバレエシューズで、完璧ですね!

Book:フランソワーズ・サガン「悲しみよ、こんにちは」

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わたしは、
彼を決して愛したことはなかったのだ。
わたしは、
彼がわたしに与えた快楽を愛したのだった。
悲しみよ、さようなら。
悲しみよ、こんにちは。

この本に出逢ったのは、父親の本棚にあった、
サガンの「ブラームスはお好き」を読んでみて、
面白くて、他の本も読んでみたくなったから。
この本を手に取ったのは、セシルと殆ど同じ年齢の、17歳のとき。
映画も見た。
コート・ダジュールが舞台とだけあって、
ニースを思い出すような映像の美しさだった。
そしてあのころ、わたしも大人の中で育っていた「最中」だったのだ。

少女から、大人へと孵化していく、その微妙な過渡期。
少女特有の残酷な感情と、
大人の怠惰で狡い感情が渦巻く作品だと思った。

サガンの作品に出て来る男の人は、
軽薄で嘘吐きで、狡くて、恋に生きている人が多いように感じる。
だけど、恋愛と結婚は違うから、
若さだけのエルザではなく、聡明なアンヌを選んだのだろう、と思った。
きっと、セシルのためにも。

そしてセシルは、その嫉妬の果てに起こした「行動」によって、
これから、どういう感情を抱えながら生きていくのだろう。

まさしく、

悲しみよ、さようなら。
悲しみよ、こんにちは。

なのだろう。

Lip:エスティローダー

このメガネの別コーディネートver.は、なぎさInstagramをご覧ください。
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*メガネ:J.F.Rey / J.F.Rey BOZ
*福井県福井市の眼鏡店 face & wrist gallery SAKAI
福井県福井市春山2-5-20
0776-22-1728