■また一つ歳を取る前にこの文章をしたためております。

■昔の音楽にハマっております。最近は専ら 安全地帯 と Do As Infinity。どちらも全く通って来なかった音楽だけど、現在の自分からすると逆に新しい音楽のように聞こえる。サブスクの利点の一つである "若者が昔の音楽に触れる機会が増える 逆も然り" というのは全くもってその通りだと思う。

■消費し切れない名作の宝庫である過去のラインナップに胸が高鳴ると同時に、つくづく、自分は音楽がなければ生きて来れなかっただろうな〜と思う。ギターを弾ける両腕とこの喉。誰かのいる所へと運んでくれるこの両足。それを司る脳。これ以上望む物などあろうか?自分たちの音楽も、自分にとってそうであるように、どこかの誰かの心に寄り添えたら嬉しい。今現在も、これから未来で出会う人にも。

■ありがたや アリマタヤ

■ずっとスランプで思ように曲が書けなかったんだなと、過去の自分を見る事で痛感する。年に一枚のミニアルバムというのはリリース・スパンとして決して多い方ではないと思う。書けるには書けたのだが、つまり自分が納得いくような物が中々できなかった。他人の意見を大事に思い過ぎて、逆に身動きが取れなくなっていた。

■でも最近、本当に最近になって、思い通りに曲が書けるようになった。作業が楽しいし先週なんて毎日のようにdemoを上げた。やりたい事とやるべき事がはっきり自覚できたからだと思う。今が一つの到達点と仮定しバンド人生を振り返ってみると、人の意見で成長して、人の意見の無意味さに気づき、人のために生きてみたいと思えるようになるまでの一つの成長譚の様だった (まったく成長に時間がかかる奴だなと思い嫌になる)

■三月は一年ぶりの新曲を配信リリース予定です。一年もかかってしまって時間が惜しい気持ちもあるけれど、今の自分に成長するために必要な時間だったのは間違いないので後悔はないけど。今まで付いて来てくれた人達も、これから出会う人達も、多くの人に聞いて欲しいので、応援してくれたら嬉しいです。SNSでの拡散やYouTubeのコメント欄には本当に感謝しているし救われています。よろしくお願いします。

■デビュー曲でもあるレーゾンデートルに "楽天家に憧れっぱなしで" という歌詞があるが、未だそうはなれそうもない。小型冷蔵庫に猫が入らないか (入れるサイズじゃないのに) そーっと扉を閉めてしまうし、外出時には7回くらい鍵を閉めたか確認に戻ってしまう。毎日不安な事ばかりで、夜は常に浅いレム睡眠的な覚醒状態なので疲れが取れない。震災の時、自分は色んな意味で一人ぼっちだったけど、今はメンバー&スタッフ、僕らの音楽を楽しみにしてくれるお客さんもいるから、そもそも抱える不安の種類も質も変わったから良いんだけど。

■目指す場所に続くレールに乗れたなら、その上の分岐点でいくら迷っても大丈夫。

■2021年もよろしくお願いします。