まだまだ寒い日が続きますね。
こんにちは、涙鳴です。

本日、2月25日に発売される
『春が来たら、桜の花びらふらせてね。』
の書影が公開されました!
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表紙のとおり今回は『桜』が、物語の中で重要な意味をもっています。

このお話は『場面緘黙症』という、あまり知られていない病気の女の子が主人公になっています。

症状としては学校とか、特定の場所や人の前で話せなくなるというもの。

外見は私たちとなんら変わりがないし、目に見える骨折などとは違って、
周りの人には気づかれにくいです。

教室で一言も喋らない人。
話しかけても、返事をしない人。

これ、本当になにも知らなかったら、無愛想だとか、感じ悪いってとらえますよね。

だけど場面緘黙症の方たちは、この時に心の中で葛藤してます。

「話したいけど、話せない」

「どうせ話せないから、関わるのをやめよう」

「そうじゃないのに、勝手に解釈しないで」


作品のために緘黙症の方のブログを拝見したりするのですが、そこに綴られる言葉に
私はすごく、胸が痛くなりました。

これは余談ですが、
私が高校生のときの話です。

私は風邪をひくと喉にくるタイプでした。

当時コンビニでバイトしていたので、声が出ないままバイトに出勤。

もちろん一切声が出ないので、無愛想な店員にならないように笑顔だけは欠かさず仕事をしました。

これ、かなり疲れます。

しかも、変なお客さんが来た時に「助けて」って言えないですし、怖かったです。
(コンビニ、変な人がかなり来ます(笑))

このお話を書いているときに、そのときのことをふと思い出したんです。

声を補うために表情を作る、相槌を打つ。

こっちは必死ですが、
お客さんの何人かは「ありがとうございました」を言わない私を変な目で見てました。

これ、かなり辛いです。

一生懸命にも限界というものがありますし、自分ではどうにもできないですから。

なんでわかってくれないの! と、私は発狂しそうになりました。

だから、自分が思ったことを話せるって、本当に幸せなことなんです。

当たり前にしていることは、誰かにとっては特別だったりします。

そう思うと、私は勇気さえ出せば話せるのに、今までなにをしてたんだろう!

小さなことで不幸だと思う自分が情けなくなりました。

なにが言いたいかと思いますと……。

まずは、この本の主人公のように、こういう人がいるんだってことを知って欲しいです。

いつも見ている教室、職場の景色。
その中に生活している人たち。

見方を変えて、改めて見てみてください。

「あれ、あの子の話したところ見たことないな」

そんな人が、周りにいませんか?

もしかしたら、
場面緘黙症の方かもしれません。
「無愛想」だとか、
「人見知り」だとか、
「感じ悪い」とか。

そういうレッテルを貼る前に、
「もしかしたら……なにか事情があるのかも」
そう思えるような優しい人に、なってほしいです。

涙鳴より