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さっきからPCのクリーンインストール作業中でヒマなので、今日は、前々から時間があったら書こうと思った話のうちの、ひとつを書こうと思います。


長文ですので、活字を読むのが好きな人だけ、どうぞお読みください。


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私は色々な仕事を掛け持ちしているのですが、すごくたま~に、『イベントでお客さんを整理するアルバイト』をしています。ライブハウスなどの、そのイベントの専用の場所ではなく、駅前や、デパートの前など、公共の場で行われる種類のものだと思ってください。

イベントを見たいと思う人、イベントに参加したいと思う人だけではなく、無関係の通行人の往来があるので、通行障害が起きないよう、『人だかりをなるべく詰める』『通行の邪魔になるところに見物客が居たら、なるべく移動してもらう』ような仕事です。


日本国に住まう日本人なので、やっぱり『あっ、あそこでなんかやっているみたい!』と思っても、人だかりの最前まで行かないで、後ろの方から見ている人が、やっぱり多いです。


実際、人だかりの中に突っ込んで入ってしまうと、さらに後ろに列が出来て、自分が出たい時に出づらくなってしまうし、近くまで見に行ったところで、思ったより、イベントが面白くないかもしれません。


そもそも、日本人は対人距離と言うかATフィールドも広いので、自分の至近距離に人がウジャウジャ居るのは、非常に苦手な生き物でもある。私もそうです。


普段、音楽のライブをやっていて感じることと、このアルバイトでも感じることは非常に近くて、大変興味深くアルバイトをしています。


『開催している側』からすると、できれば、近くで見て欲しい気持ちがあります。Rose&Rosaryも一緒です。


近くで見るほど、実際クオリティは良いはずですし、こちら側の熱も伝りやすいです。

熱が伝わるとお客さんのリアクションが大きくなるので、拍手なども起こってきて、どんどん盛り上がります。

同じクオリティのイベントをやっても、お客さんが遠いところばかりに点在して居ると、呼吸とか、間とか、一体感とか、音以外の要素が伝わりにくくなって、人数として同じだけのお客さんがその場に居たとしても、たいした事のないイベントに見えてしまって、後々強く残る想い出にもなりにくいです。


遠いところからライブを見る事の多いお客さんが、たまに近くに来た時は


『遠くから見てたら全然解らなかったけど、思ったより、めっちゃステージ上を動いてたんだね。遠くからだと上半身しか見えてなかったけど、立っている時も、その場で立って歌ったり、演奏しているだけじゃなくて、なんか色々してたし、何より、顔が良く見える位置に来たら、ファンにも、ファンじゃない人にも、平等に目で挨拶したり、お客さん全員を見ようとしてたり、ライブ中、いろいろな事を考えてるのが、すごく解った。その分、テンパってる時とかも伝わってくるから、こっちもハラハラするけどw』


などとも言われます。


商業的な観点から見ると、遠いところに居るお客さんと言うのは、周囲を『興味はないけど、たまたま見てる』お客さんに囲まれているわけで、そのお客さんたちの『無感動』『無関心』が伝染しやすいはずです。


自分の近いところに居るお客さんが、拍手してたりとか、おおー!とか言ってると、『あれっ、なんか、これ、良い物なんじゃないかしら…今度、CD買おうかしら』、『こんなに皆が良いと感じるものだから、お金を払う価値があるかもなぁ』と思ってくれる可能性も、高くなったり、たぶんすると思います。


実際、この人混み整理・整列のアルバイトをしていて思いましたが、恥ずかしくて最前までは行けないよ!それに、後ろからの方が見やすいよ!と言う方でも、案外、遠くから見るよりは、その人の出来る範囲、勇気のある範囲で近くまで来て頂いた方が、『丁度、人の頭と頭の隙間から、めっちゃ見やすい』とかも非常にあったので、立ち位置としてもオススメだなとは思うのです。


さて、実際に私がしている仕事、『お客さんの整理』の話になります。


街の警備員さんや、交通整理のおじちゃん達、それにコミケなんかですと、『他の人の邪魔になる可能性があるから、そこに居ないでください!こうしてください!』と、大声で直球で言ったりします。
音楽ライブでも、メジャークラスのイベントであれば、そのような警備員さんが配置されると思います。


そのくらい強く誘導して、とにかく事故が起こらないようにするのが最優先だからです。


しかし、そこまで大規模でないイベントと言うのは非常に交通整理が難しく、人の波が整理されていないことで、お客さんの怪我などの事故に繋がる事態までは、考えづらいです。

また、中小規模のエンタテイメントは、『イベントのイメージの悪化』、『出演者のイメージの悪化』が本当に致命傷になるので、どうしても直球では言えません。

例えば、音楽ライブの終演後しばらくすると、ライブハウスさんが

『イベント終了時間になりましたので、お客様はお早めにご退場くださ~い』
『御用のお済みになったお客様から、順次、お帰りくださ~い』

と言い始めますが、あれは、直訳すると、


『イベントの終了時間をとっくに過ぎてるから、本当にもう勘弁して(泣)』
『リアルガチで、みんな帰ってくれないと、このあと出演者の手続きして、出演者も帰して、そのあとライブハウスの掃除した頃には、終電が終わって、俺ら帰れないよ!(泣)』

の訳です。(笑)


『あそこのライブハウス、感じ悪い』と言われたくないから、弱く言います。

本当に感じが悪いライブハウスなのか、お客さん達にも善処するべき点があったのか、真実が解らないまま、『あそこのライブハウス、感じ悪い』、『あそこのライブハウス、感じ悪い』ばかりクチコミで広まって行くのが怖いから、帰らないお客さんが多かった結果、アルバイトの子だけ終電に間に合うように帰して、店長クラスの人はライブハウスで仮眠して始発で帰ってるとか、かなりよくある裏事情だと思います。

ですので、私も、このアルバイトでも、柔らかく、


『良かったら、もっと前で見て、応援してあげてくださいね!(ニコッ』
『とっても面白いイベントですので、どうぞ前へ!(ニコッ』


などと言っています。


しかし、それで前に移動してくれる人は、100人中、0人です。


お客さんにとって私の存在は空気であり、あまり『何を言ってるか』までは聞こうとしない人、そして『自分に言ってるんじゃないよね?』と思う人が、ほとんどです。


このアルバイトをしていて、いつも驚くのが、実は、私が『この出演者さん、クオリティ高いな~!』と内心感じている人がステージに出ているときほど、お客さんがみんな、私の話を聞いてくれるんです。


出演者さんがお客さんを魅了する、素敵なステージをしてくれるほど、お客さん側が自動的に『そうだよね!じゃあ折角だから、前で見てみようかな!』と言う気持ちにどんどんなっていき、途中からはあまり私が何も言わなくても、勝手に前へ、詰まって行きます。

と言うか、出演者さん自身が、『もっと前へ!』『ここは見せ場だから盛り上げて!』って、身振り手振りとか、醸し出すオーラで、お客さんの動きを終始、自分で誘導してるんですよ。

出演者さんに、人を惹きつける技術、お客さんの流れを操る技術がない時は、アルバイトの私が言っても言っても、永遠に列が前に進んで行かないですし、しまいには社員さんにも、その出演者さん本人にも、『アンタちゃんと仕事やってないんじゃないの!!』と私が言われることになるので、本当に地獄です。(笑)


素敵なステージをする出演者さんほど、正直、私に優しいです。

お客さんが来ない出演者さんほど、『もっとお客さん集められないのか!!こんなんじゃ盛り上がらないだろ!!』などと、私に言います。苦笑。

さて、『良かったら、もっと前で見て、応援してあげてくださいね!』と私が言ってもお客さんの列が整列できない場合、『良かったら』などと言うふんわりした部分を全部切って、お客さんと目を合わせて、『あなたに伝えてます』と解るように、


『お客様、1歩前へ、お進みくださいませ!(ニコッ』


前に手を差し出して、
『お客様、この位置までお進みくださいませ!(ニコッ』


と、具体的な形で言います。


それで前に移動してくれる人は、100人中、30人です。


残りの70人は、無視するか、聞こえてないふりをするか、笑顔で一礼してくれるけど、その場から動かない。『はい』と返事があったから、動いてくれるかな〜と期待したら、やっぱり動かない方々…。

あと、それと、とても優しい雰囲気で


『私はいいんです。ここで見てますから、大丈夫です。』
『私は結構ですから、前で見たい人を、前で見せてあげてくださいね。』


と言ってこられるお客さんです。


そして、この、一見、いちばん、笑顔で温和で、とても優しく見える


『私はいいんです。ここで見てますから、大丈夫です。』
『私は結構ですから、前で見たい人を、前で見せてあげてくださいね。』


と、私や周囲を気遣って発言するお客さんのうちの、かなりの数が、このあとすぐ、


私にブチギレてきます。


あの笑顔はどこへやら…


イベントイメージもありますので、なるべくお客さんにキツい事を言いたくないのですが、『どうしても動かないお客さんが居たら、こう言ってください』と会社からも目安のセリフをもらっているので、どうしてもお客さんに移動してもらいたい場合、次に言う誘導のセリフは、

『この位置ですと、隣のお店さんの入り口の前で、お買い物のお邪魔になってしまいますので、もう少し前までお進みくださいませ!(ニコッ』

『そこですとご通行中の方のご迷惑になる可能性がありますので、この位置まで来てくださいませ!(ニコッ』


です。

みんな、『そこだと迷惑』とは気付いていないので、明るく、優しくも、敢えて『そこだと、ちょ~っとお邪魔かな~』『ご迷惑かな~』と言う印象を多少入れる方が、お客さんが事態に気付いてくれるため、そういう風に言えと言われています。

ここで、お客さんは、気付きます。

『あっ、なんだ~。他のお客さんが前の方で楽しめれば良いかなと思って、自分は譲って、自分なりに気を使っていたつもりなのだけど、ここに立っては迷惑だったんだね。そうだね、考えて見れば、ここは確かに他のお店のドアの前だ。これでは、お店に入りたい人が入れないや。ステージを中心に考えてたけど、見方を変えれば、ここは通行人が通る通路の、ど真ん中だったんだ。そうか、そうか』と。

これで、残りの70人の、無視するか、聞こえてないふりをするか、『わかりました』と返事はしてくれるけど、その場から動かなかったお客さん、ほぼ全員移動してくれました。


たまに、『前の列に詰めて真剣に見るよりは、だったらもう良いや~、帰ろ~』と、帰る人もいますけどね。

『私はいいんです。ここで見てますから、大丈夫です。』
『私は結構ですから、前に行きたい人を、前に行かせてあげてくださいね。』


と、直前まで、特に温和だったお客さんたち。

彼ら、彼女らに注意すると、全員が一瞬、めちゃくちゃ驚いたのち、


・私を睨みつけて、立ち去る。
・わざと、私に軽くぶつかって、立ち去る。
・舌打ちして、立ち去る。
・『どこが迷惑なっているんですか!?どこの、誰に、いつ!?』的に、詰め寄ってくる。
・『いや、別に、見てなかったですけど。面白くなかったし…』等と、特に必要のないと思われるコメントを残し、立ち去る。


と言う、プチ仕返しを、必ずしてきます。


不思議な事態である。


いちばん、温和な優しかった人達の、あの笑顔は一体…。


この、必ず『反撃』をしてくる心境、だいたい、たぶん、解ります。


誰だって、悪人のつもりはないのです。
みんな、良い人、優しい人で居たいのです。
自分の事を悪い人なんて思う人、そうそう居ないと思います。
誰しも、自分が優しい人だって思って暮らしてると思います。

でも、思わぬところで、人に迷惑をかけてしまった自分が、とても恥ずかしい。

それで、気が動転してしまって、


『自分は気を使ってたつもりだったけど、自分が迷惑だったなんて!邪魔だったなんて!まさか、そんなはずは…アワワ、アワワワ…』

と言う『恥ずかしさ』を、自分の中だけで処理し切れなくて、反射的に、私に当たってしまったのだなと思う。

お客さん自身、本意ではないと思う。

きっと、会う形が違えば、優しい人だろうなと思う。


たぶん、反射的に、私に当たってしまったお客さんたち、きっとすごく気遣い屋さん。すごく他人想いで、優しい。考える力も高くて、頭も良い。

想像力が豊かだから、いろいろな可能性を考えて、その分、人に気を使えて、人を思いやれる。

その分、余計なことを考えすぎたりも、ちょっとだけ、してしまう。ありえない想像を、現実だと誤認してしまう。


『こんなに沢山の人が居るのに、何故、自分だけが言われてしまったんだろうか…』
(きっと、そのお客さん本人が自分自身の中でそう思うだけで、全員に言って、列を誘導しているのが真実なんだけどね)

『私は、私だけは、ここに居たら、迷惑だったんだ…』
『もう、ここには居ちゃいけないんだ、みんなにとって、自分は迷惑な存在だったんだ…』
『そうなれば、もうここには居られない!!わーっ!!』


と言う想像で、その場を立ち去る前に、


私を、睨みつけたり、ぶつかってきたり。

『はい、私は、たった今、あなたによって、心を傷つけられました!』
『この人が、私の心を、傷つけました!私はちゃんと気を使ってたのにも関わらず!』


と言う意思表示を、私や、私の周囲にする必要はないのだけれど…。私もメンタル傷付くし、周囲に居た人も、そこで、わざと強くぶつかってきたお客さんに巻き込まれているし。何も良いことないので。

と言うことで、このアルバイトをしていると、100人のお客さんと出会ったら、だいたい、1人くらいには、大変、傷付く捨て台詞を吐かれております。

これが、割と、音楽活動に当てはまるなって、思うんです。


私に限らず、音楽が好きな方々みんな、アーティストさん、ファンの方々、たぶん、すべての人に当てはまると思います。

沢山の方が私を応援してくれますが、残念ながら、ほんと年1回あるかないかですが、お客さんとお話していて、コミュニケーションがうまく取れない場合があります。この、お客さん整理のアルバイトと同じような感じで、誤解されてしまう場合があります。

相手にも、相手なりの言い分があると思いますし、相手からすると、『100%シオンさんの落ち度だ!あなたが全面的に悪い!』と感じるかもしれませんが…


お客さんに怒られるとき、不必要な傷付ける言葉をわざと言われるとき、陰口を言われる理由、

私からすると、シチュエーションの違いはあれ、ぜんぶ、このケースに当てはまってます。


相手を嫌いとか、迷惑だなんて、誰1人として思ってもいなくて、仲良く皆で楽しみたいと全員が思っているのに、


人間の考え方は人それぞれで、たまたま、

100人のうち、99人のひとが、言われてまったく気にしていないことを、


1人のお客さんが、解釈の違い・理解の違いで、すごく気にしただけです。


『自分だけが言われてしまった、自分だけがその場で迷惑だった』とかじゃ、ないのに。


生きていれば必ず人に迷惑かけると思うし、迷惑と言うのは、意図的にわざと他人にかける人なんて居なくて、みんな、予想外で、間違って、不本意にかけてしまうものです。そもそも、迷惑なんて言うレベルのことでもない、ごくごく、些細なこと。

例えばで、例を出しますけど、たぶん、R&Rのライブなどにいつも来てくれていると、


『あっ、ごめん!後ろに他のお客さん来たから、ちょっと避けて~』


って言われたことある人、結構居るんじゃないかなと思います。

それって、『アンタ迷惑』と言う意味じゃなければ、その発言をしてしまったら、『私がやたらうるさい奴』でもなければ、『私が他人に冷たい奴』でもないはずです。


別に、タイミングの話で、たまたまで、特定の誰か、自分だけが言われたとかじゃなくて、トラブルでも、おおごとでもなければ、相手の人格否定でもない。


そして、言われたお客さんも、ほとんど、大多数、が『あ、なんだ、後ろに人が来てたんだ。どうぞ、どうぞ』で避ける。それで、終わりです。

私にそう言われたお客さんも、言われたからって、一切なにも気にしてない。


『相手からの注意勧告・拒絶勧告』なんて思っていなくて、一歩避けて場所を空けたら、もうそこで、全員が忘れてる話。終わった話。

きっと、お客さんが避けてくれた事で、後ろに待ってたお客さん側も、大感謝。


『あれっ、自分が先でいいんですか?わざわざ、すいませんね、どうも』って思ってる。
ましてや『なんだコイツ、とっとと早く場所を空ければいいものを、バカヤロー』とか、思われてない。


なんか、別に、誰もなんも考えてないし、なんも思ってない。

誰も、誰かを悪くなんて、思ってない。


『自分は迷惑なのかなぁ』って世の人達が思うの、ほとんどぜんぶ、気のせい。ぜんぶ妄想。

なんだったら、そこまで誰も、その人のことなんて、考えてもいない。

自分が思ってるほど、世の人々は、自分のことを誰も、気にしてない。良くも悪くも。

『避けて!と言う言い方に、問題があったのでは~、別の言い方にすれば良かったのでは~』、『言い方に、トゲがあったのでは~』、そういう、原因になりそうな理由を無理矢理並べることは出来るけど、

私も年を取るたび、そしていろいろなライブを見る度に感じてきたのですが、誰のせいとか、誰が悪いとか、どっちのせいとか、ほんと全然なくて、たぶん、ここって、あまりほじり返して、原因をさぐる、お互いの落ち度を列挙する物ですらないような気がするんですよね。すごく些細な事すぎて。

私も非常に繊細な生き物なので、何かあると色々考えてしまうんですが、たぶん、世の中の人達は、この話の例で言うと、『避けて~』→『あっ、そう』で終わってるように、見えるんですよ。


きっと、またそのうち、たまたま、そういうタイミングの時に、『あっ…ごめん。後ろに他のお客さん来たから、ちょっと避けて~』って、同じお客さんが言われるかもしれない。


そのとき、また、『おっと』って言って、お客さんは避ける。やっぱり誰も気にしてない。

人間の毎日って、この繰り返し。

『避けろと言われるほど、自分は、周囲の人に嫌われていたのかも!』と周囲の目を怖れて気にしてるよりも、

おそらく、避けてね~と私に言われて、避けてるその瞬間、そのお客さんは、なんだったら、ビールうめ~と思いながらも、自分の腹の方が、よっぽど気にしているに違いない。

何かをやったから人に嫌われるとか、あんまり、みんな、思ってない。


このへんが、どうしてもプライドの高い人や、メンタルの弱い人だと、


『そういう事を誰しもみんな繰り返しながらも、さほど気にせず、より良い気の使い方などを自分なりに学んで、人間同士のご縁を継続しながら生きてる』と言うことより、

とにかく急いで、自分のプライドを傷付ける、自分のメンタルを傷付ける不安要因を自分の中から追い出すのを最優先としてしまうので、相手を拒絶して、

『はい、一度注意されたので、もう二度と来ません、さようなら』
『私の存在はあなたにとって迷惑、それは自分にもストレスだから、関わらないほうがお互いのためですね』
『いえ、私は、たまたまここに居ただけで、この催し物に、一切興味はございませんでした』


的な発言をしてしまったりする。

『いや、いいんですよ。注意された、それはいいんです。気にしてないです。でもシオンさんの言い方に問題があったのでは?あなたの態度も良くなかった、そう、シオンさんの方にも、問題が…』
と、その時点で拾うべきではない、自分を納得させるための、別の要因を探し始めたりする。
例えば、ここで、『シオンさんはマイペース』とか、『シオンさんはいつも落ち着きがない』とか、『シオンさんは早口でオタクっぽく喋るので、ライブのMCで何を言ってるかサッパリ解らない』とか、私の欠点をいろいろ持ち出されても、それは事実だけど、今している話の本筋とは関係ないはずで、

例えば、私が、『あっ、後ろ、人通るわ、避けて~』と言ったら、いつのまにか、人格を否定されるまでの話に広がっている!!って、別にそこまで広げなくて良い気がするんですよね。

プライドが高い人、メンタルが弱い人と言うと悪く聞こえるかもしれないけれど、それは言い換えると『失敗になれていないひと』、『責任感が強くて、自分が許せなくなるひと』、だから本質的にはレベルの高い、非常に素敵なものを持っている方の場合がほとんど。

このような人が、ほんのちょっと失敗してしまうと、自分の尊厳を傷付けない、ちょっとレベルの低い集まりに所属するようになる場合が多い。

と言うのは、マナーの悪い場所、技術がまだまだのところ、あまり良くないひとたちの居るところに行けば、より自分がそのコミュニティで、すごい人、配慮のある人として見てもらえるからです。

友人関係が長続きせず、学校で、つるむ友達をちょこちょこ変える子は、おそらくクラスのヒエラルキーの下のグループにどんどん入っていくはずで、
(こんな事書いてる私なんか、学生時代、友達すら居ませんでしたので、そうやって試行錯誤して友人関係を学んでいくこと自体、コミュ力高くてそもそもめっちゃ尊敬します。その努力すらせず、登校拒否してたクソの産物が私です)


バンドやユニットをすぐ解散するところも多いですが、おそらく、解散して、違う人と組んで…を、やり直せばやり直すほど、状況も悪くなってくるはずです。出来る作品も、悪くなってるはず。

何かをやったから人に嫌われることって、自分が思ってるほど世の中あまりないのだけど、

そのむかし、人に嫌われたツライ経験がフラッシュバックして、『ああだったから、この人も、こうだ!』と言う思い込みで、違う人に受けたはずのショックを、目の前の、当たりやすい、甘えやすい、話しやすい別人に筋違いで、ストレス発散で返してしまってるな~って言う怒り方・拗ね方をする人は、別に音楽じゃなくても、普段仕事してても、すごく多いと感じます。


正しい相手に正しく怒る、正しい相手に正しく主張することは、非常に難しい。


冒頭に戻ると、


気を使わない人も、それはそれで、どこかで迷惑をかけてしまうかもしれないけど、


気を使っている人も、迷惑をかける時は、必ずある。
それは、別に失敗でもなんでもない。

変に気を使い過ぎると、事態がおかしくなるので、時には『気を使わない努力』も、必要だなと思うのです。


私自身、必要ないところで、やたらと気を使いがちだからこそ、人に迷惑をかけてしまった、そんな記憶、本当にたくさんある。数え切れないほど、自覚ある。

だから、

『この人は、ちょっと何かしても、自分を嫌わない!』
『もし迷惑かけてしまっても、素直にゴメンネ、で済むこと!』

相手にそう思えるって、何よりの信用だと思う。


『こうしたら相手が怒るかもしれない、気を悪くするかもしれない』
『自分は迷惑ですか?自分は迷惑ですか?』


って、やたらと相手に対して思いすぎるって、一周まわって、相手を信用してないみたい。

相手を『すぐ機嫌を損ねる人、すぐ人を迷惑だと感じる人』と勝手に決め付けてるみたいで、きっと、それはそれで、とても相手を傷つけると思う。

よくあるのが、例えば、世の中のカップル、


彼女に『ねぇ、怒ってる?』『ねぇ、怒ってる?』『ねぇ、怒ってる?』『怒ってるよね?なんで?なんで?』『私が悪いの?私に悪いとこあったの?ねぇ!』って連呼されたら、彼氏はムカつくはず。


実際、女性って勘が良いから、結構パートナーの気分の揺れを見抜くんだけど、


だいたい、彼氏の方は、仕事でイライラする事があったけど、別に、彼女に対して怒ってるとかじゃなかったりする。

その日あった腹の立つ事を自分の中で落ち着けようと、頑張っているところだし、ちょっと機嫌が悪いのを隠してるのに見抜かれてしまって、彼女に申し訳ないな~と言う罪悪感もちゃんとしっかり感じてる。そして、早く気分を変えようとしているところのはず。

そこを『ねぇ、怒ってる?』『私が前に、こういうことしたからですか?(検討はずれ)』『別れたいと思ってる?(被害妄想)』『この前デートしたときは、笑顔だったのに!私なんて、迷惑ですよねぇ!』


と、まくしたてると、だいたい、意味のないケンカになる。


ケンカする要因なんて、そこまでひとつもなかったのに、彼氏を信じきれずに、思い込みでまくしたてた結果に、ケンカになってる。

もしこれが、彼女自身が何かして、彼氏が機嫌悪かったとしてもだよ、好きだからその時、その瞬間、一緒に居るなり、デートなりしてるはずで、嫌いだったら、『俺、今日帰るわ』とか言って、もう席を外してるはずなんですよ。


男性だと、女性みたいに、嫌な相手と無理矢理一緒に居たりしない生き物ですから、愛情メーターが減ってると、その場を取り繕わず、速攻帰ると思う、たぶん。

たいしたことのないことで、ぜんぜんお互い仲良く続いていく話、振り返れば『ん?あのとき、ケンカなんかしたっけ?』で済むのだけど、これが変な方向に歯車が回り始めると、


『そういえばさぁ!最近デート代、自分ばっかり持ってる!私がここまでしてあげてるのに!だからお前は悪いやつだ!』
『いえ、実は前から、愛情が冷めてましたんで、別に。あんたなんか。』

って、悪い方向だけ見て終わる。


バンドの解散も、きっと同じ。
友達同士の付き合いも、きっと同じ。


いま考えると、

7歳のときに、『私、ジャングルジムのてっぺんで、立てる!』と言って立った直後、地面に頭を強打したことも、9歳のときに、『私、平均台をいちばん早く歩ける!』と言って速攻滑り落ちて股間を強打して股間から大出血したことも、19歳のときに、友人と初詣に行って、別れ際に『良いお年を!』と言って歩き始めた直後に落ちてたバナナの皮で滑って顔面を強打したことも、

あとあと考えれば、全然どうでも良い事であった。


笑われたからと学校休むほどのことでもなければ、ましてや笑った人のことを恨むほどでもない。


あ、なので、この前、代々木でのライブが終わったあと、来て下さったお客さんが自分もスクーター乗ってみる!と『転ぶかもしれない恥ずかしさ』とか気にしないで、チャレンジしてみて下さったの、本当に本当にスゴイことだと、ずっと感動して見てました。

『アイツ、乗れないぜ!』とかならないで、『こうしてみたらどうだろう?』と皆で意見交換したり、お互いをサポートしてて。

ちょっと誰かが滑ったりしても、『おっと!大丈夫ですか!?』って、アハハッて一言だけ笑って相手を心配するとか、すごいなって。


誰も、『みんな、笑いたいの我慢してるのかも…!』とか疑心暗鬼にならないし、『笑ったら、相手にコイツ馬鹿にしてると思われて、嫌われてしまうかも…』なんて、邪推も誰もしない。

変に相手を勘ぐったり、悪く想像しない、自然体だからこそ、ぜんぶちゃんと伝わるって言う。

私も、誰が滑ったとか、誰が滑ってないとか、ぜんぜん別に覚えてないから、恥ずかしかったかもしれない!とか、気にすることなんか、ぜんぜんないんだよね。
おそらくたぶん、あの日お客さんも全員滑っててw、わたしも乗った初日は転倒しまくりでしたw

本当に本当に素晴らしい時間をあの日はありがとう〜と、スケボーライブからかなり経った今でも、めっちゃ思ってます!

悪い方向に行ったら、『シオンさんが余計な事を思いつかなければ、自分は恥をかかなかった』とか、『みんなの前で滑ったから、心の中で笑われてるのでは?二度とあそこのライブ行かない』になってしまうとかも、無い話ではないから。

いや、そういう風になってしまう友人関係も、きっとこの世界のどこかであるでしょう。

スクーター乗ってみる?も、思いつきで提案したのではなく、『このお客さんたちなら、自分たちで楽しい想い出にするに違いない!』と全面的に信用しているからこそ、やったこと。

お客さんを信じてるから、素敵な想い出ができてる。


私はこのアルバイトをしながら、


『私はいいんです。ここで見てますから、大丈夫です。』
『私は結構ですから、前で見たい人を、前で見せてあげてくださいね。』


と言うお客さんを、前に整列させようとするたび、誤った解釈をされてしまって、やたらとキレられるのを防止するため、


このブログの説明内容を0.1秒でそのお客さんの頭に光の速さで送り込み、


『なぁんだ、そういうことね。そうか、私だけが迷惑で、私だけが注意されたわけじゃないわよね~。』


『そうか、私が立っていた位置のせいで、既に実際に誰かに思いっきり迷惑をかけてしまったから恥ずかしいとか全然気にしなくて良い事で、このあと集まってイベントを見る人達のために、よりよい居心地のために、今から場所を避けておいた方がいいってことね~』

と、気軽に思ってもらえるような科学技術が早く発達しないかなぁと思っています。


それとも、早口の練習をしたらいいだろうか。


などと、長文をお読みいただき、ありがとうございました。