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雪まつりシーズンだけ、飛行機は通常の数倍の値段、ホテルは普段5000円くらいの所がのきなみ2~3万円近くに高騰している上、それでも市内のホテルが全て満室の札幌で、時代に取り残されたガラ空き1泊2500円の民宿。

めっちゃ良い民宿だったので、本当は紹介したいのだが、来年以降も札幌雪まつりに出る可能性が微弱にあると感じ、秘密にすることにする。

風呂はないので、近くにある銭湯の券をくれ、民宿の女将いわく『風呂屋の女将は13:00~22:00まで風呂屋を営業している』とのことだが、ノリで営業するようで13時に行っても14時に行っても連日風呂は開いておらず、北海道滞在中、必死で塗らしたタオルに洗顔フォームを混ぜて風呂の代わりとする八甲田山雪中行軍並みのR&R雪中行軍であったと、のちのマツモト大隊長は述べる。

普段はスポーツの合宿で学生が使う宿らしく、民宿の女将の『うちには有名なスポーツ選手がよく泊まりに…』、『今もオリンピックに補欠の選手で…』、『見て。これ、テレビ。オリンピックの開会式。うちによく泊まってる子達も、この会場のどこかに居る。』、『見て。この壁に貼った色紙。北海道の大学だけではなく、全国の大学からも、いろいろな若者が泊まりに来る。Both A or B。~だけでなく~、も。』などの自分語りが長く、解放された頃には、すすきののピンク街以外は閉まっていたので、到着初日は北海道グルメを味えず。

話の途中、『有名な人がたくさん泊まりに…ん?あれ、あんたたちのブルゾン、格好いいね』と一瞬こっちに興味を持ったので、『オリジナルブルゾンを着用していると言うことは?あれ?あれあれ?もしかしたら女将の好物の、知る人ぞ知る、ちょっと有名な人かもしれませんな…』等と大人げないジャブを入れようかとも迷ったが、札幌駅から徒歩20分以上、凸凹の雪道を機材を転がしてきた我々にそんな元気はなかった。
とりあえず、まだ営業していた近くにあった個人経営の居酒屋に入るが、松山千春似のマスターに

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『君、どっから来たの?東京?』
『でも地元は旭川なんで』
『そうだよねー、なんか田舎くさいもんねぇ!!!(笑)』

『ポテトサラダください』
『そんなメニューないよ!』
『あ、ないですね。ポテトフライと間違えてました』
『日本語も読めないなんて、人生やり直した方がいいよ!君、頭悪そうだもんねぇ!!!(笑)』

等と、
中年~高年齢の北海道ローカル民によくある、本人は冗談のつもりで言っているが、割と容赦のない口撃をしかけてくるおっさんの洗礼
を浴び、今回も北海道に来たことを実感する。

私も年を取って色々な経験をしてきたので、自己評価が低すぎただけで、別段、人に見せられない顔面でもないこと、頭もさほど悪くない事を知っているから良いものの、幼少時代に中年の北海道ローカル民に散々言われた事を真に受けて、絶望とともに、居場所を求めて北海道を去って東京にやってきた時代が私にもありました。
さて、22時まで営業している、近所のお風呂屋さん。

22時まで営業と言うことは、21時30分を過ぎてログインしようものなら殺されるのが真の北海道です。予定が押しているが、なんとか21時30分にお風呂屋にIN。

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如実に嫌な顔をしてメガネをクイッと上げながら私を向かえる女将 『…大急ぎでだ』

天空の城ラピュタのドーラである。40秒で風呂から出ないと殺されると思い、温まる間もなく、ものの数分で風呂から上がってきたが、ぢるクロは『急げ』など言われなかったようで、ゆっくり冷えた身体を温めたようだった。

私が風呂から出てくると、風呂屋の女将の息子と孫が遊びに来たようで、女将の機嫌は良好だった。セブンスターを吸いながら、競馬新聞を読み、『東京から来たのかい。楽しんでいきな』などと笑顔で私に語りかけて来たが、幼少時代に中年の北海道ローカル民が常に私に厳しかったので、絶望とともに北海道を去った時代もありました。

基本的に、北海道の先人達は、優しいのだが、口が悪い人が多い。
広大な大自然の驚異の前に、北海道では、弱者から死ぬ。

そして明朝。

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おはようございます。
毎回、宿から徒歩20分かけて、荷物重いのに札幌駅や大通に出るのがつらいです。

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札幌→旭川へ。
季節柄、レンタカーではなく、初の電車移動。

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えきべん

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旭川着ついた

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この季節、旭川では氷彫刻世界大会が行われているので、駅から買い物公園まで、氷像が並んでいるんだね

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人口35万人の街では、ぢるさんのようなビビットカラーの人間はあまりバスに乗ってこない

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冬まつり会場。
雪像の大きさ世界一で、ギネスにも登録されています。

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公共のイベントはだいたいぶっつけ本番ですので、本番まで遊ぶです。

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迷路。
ぢるが、『向こうに着いてる足跡は、こっちに折り返してるから、多分行き止まり。』『係員が向こう見てるから、たぶんあっちがゴール。』などと言いながらノーミスで進むので、全然面白くない。

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乗馬や、農業機械体験などなど、色々なアトラクションがあったが、ディズニーランド並みに並んでいたので出来ず。

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 何の面白味もなく、模範的なフォームで滑ってくる、滑り台初挑戦のぢるさん

見るからに妙なフォームで降りてくる私

(氷点下41度と言う、日本で一番寒い都市として、そして豪雪地帯として有名な北海道旭川市出身)

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 変なフォームで滑ってきたため、ライブ本番前に身体の筋がおかしくなる


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ライブおわり。アイリッシュコーヒー。
作曲の時にキーボード弾くのに邪魔になるんで、ネイルはしない派なので指先が地味

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右下の変な腰つきで写真を撮ってるのはクロちゃん

19時から打ち上げ花火や、プロジェクションマッピングがあるので観光客がごった返して来てるが、『混んでるし帰ろう』とか言って、折角来たのに、てっきり花火見たいの忘れて帰る我々

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永山の旭川ラーメン村。

醤油ラーメンで有名な天金
正面にある高校が私の行ってた高校ですが、登校拒否でしたので、半分くらい行ってませんでした。

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人口35万人の街には、軍服でラーメンを食うおじさんはあまり居ません。

右に切れて見えてるのは、R&Rのアルバムの帯の裏面や、R&Rジャージ、Tシャツなどのゆるキャライラストを、私のかわりにイラストレーターで描いてくれてるGです。別名・紙粘土でR&Rゆるキャラを大量に作って大量に送ってきたり、粘土でレンタカーの穴を埋めるおじさんです。

ご結婚されたので、最近、よくわからないものを送って来なくなりました。残念です。

お休みの度に、知り合いの女を模したキャラクターをPCで描いたり、粘土で作ってる旦那とか、嫁も嫌でしょうけど。
先日の旭川雪まつりのライブ写真は、Gが撮ってくれたものです。

泊まってる札幌の民宿に風呂がないので、仕方なく旭川駅近くのホテルで風呂だけ入る。

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35万人の街には、休憩所でピンク色ヅラやツノをひっくり返して荷物整理しているおばさんはあまりいません。

ぢるクロがお風呂から戻ってきたのでこの写真を撮りましたが、その手前に居るおじさんのポーズが強烈です。

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綺麗になっちゃいましたねー。ゴチャゴチャしてる駅前が好きだったんだけど。駅ビルの地下に、うさんくさいアイドル生写真ショップとか、銀細工とかタトゥーの店とかあって。


前はイオンじゃなくローカルデパートだったしね。日本最北のデパートも無くなっちゃったしね。
10年も経つと、『帰ってきた!』と思う反面、『私の知ってる旭川じゃない。もう私の居場所はここじゃないんだな』と思ったりもします。東京で幸せに暮らしているからこそ、そう思うのかもしれないけど。

あの頃の旭川に触れたくて旭川に来ても、それはもう私の記憶の中の旭川とは違うし、もう居なくなってしまった人と通った道や、入ったお店や、通る度に色々思い出して、それは心のどこかでまた明日への力になったりもするのだけど、何気ない一瞬一瞬を大切にしようと思い知らされるまで、人は色々なものを失うのだなぁとも思う。

極力失わない人生の方が良いのだけど、私が出会ってきた他者に強くて優しいと思う人は、全員、失う痛みを知っている人だとも思う。

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帰りの特急ライラックです。
風呂上りなので、顔面偏差値はこんなもんです。

旭川駅で『さっきライブ見たよ!』と言うおじさんに出会いましたが、私だけ判別されないようで、もっぱらぢるクロに話しかけておりました。

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エチュードのおひるねプリンだ。

割と高級品なので美味しいのは当たり前なのだが、ひよこの絵柄でどうしても買ってしまう。そして毎回東京まで持ち帰ってきて、やたら増える。

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深夜、札幌着。

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 塗れたので室内干しされるフラッグ


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寝ながらiPADの充電をしてるだけで、やたら重病人に見える奴


次号につづく