後輩だったキラちゃんが亡くなってから、1ヶ月近く経ちました。

2013年の8月18日に新宿MERRY GO ROUNDで行われた彼女の主催ライブに出演させてもらって、当時彼女がやっていたバンドはKEROID SOCIETYと言うロックバンド。

2015年の10月24日に私が主催した池袋BIG BANG BOXのハロウィンパーティーにはKimylaと言う、ボーカルのキラちゃんと、キーボードのマヤさんのユニットで参加してくれました。


表向きな共演は、その2回だけ。


Kimylaは今年までずっと続いていたのだけど、そもそもは、バンドが解散したキラちゃんが、私の主催ライブに出るために突貫で作ってくれた音楽ユニットで、結成のその日、Rose&Rosaryの『WEED』をカバーしてくれました。

でも、そんな事言わないで黙って演奏したもんだから、私も自分の出番の準備があって、現場で『WEED』見ても居なかった。

彼女の性格的に、『Rose&Rosaryのカバーをするから、皆、見てね!』なんて集客や注目度の高くなりそうな告知の仕方がきっとすごくすごく苦手で、ウチのお客さんの好感度を上げて自分とこに取ろうとするような事もしたくなかったんだと思う。

Kimylaの出番に耳を傾けようと思った人の前でだけ、彼女はその日、私らの作った歌を、歌って帰った。


タイアップ曲だから、売れてる曲だから、そういう視点で物を見ていて、肩書きのない物や、人々には一切目もくれないお客さんも、世間のどこかには沢山居るのだけど


初ライブのKimylaは思いっきりRose&Rosaryのお客さんに評価されまくっていたし


裸一貫で出てきたKimylaが心に刺さるようなお客さんが大量に居たと言うのも、実は商業ベースではあまりあり得ない事で、割とRose&Rosaryだったからの科学融合で

『お~、この人達は、私腹に肥えた表現者に噛み付いていけるだろうなぁ、いいネーミングつけてきたなぁw』とか、ワクワクして彼女達の出番を見ていたのを鮮明に覚えている。


本当にキラちゃんは私の性格が解ってると言うか、解ってるんじゃなくて、本人自身が私とほとんど同じ性格だったろうから、私の事を尊敬してくれていたんだと思うけれど。


『この人に着いて行って適当にヨイショしていれば、仕事やコネを流してくれたり、自分にも良いコトあるかも♪』と言うような、世の中の8割の人がやっているような立ち回り方や慕い方で、先輩を選んだり、目上の人に着いて行くような事をする子ではなくて

この1ヶ月、ずっと考えていたけど


友達はいっぱいいる。同業者さんの知り合いもいる。


でも、後輩と呼べるのは、キラちゃんしか居なかった。


彼女にとって、私はたぶん、一番憧れの女性であって、先輩であって

私にとって、キラちゃんは唯一の後輩でした。


私と同じステージに出るために、彼女が作ってくれたユニットが彼女の最期のバンドになってしまいました。


・・・


人生において、また使う時間を間違えたと思った。


人生において、また大事にしたい人を間違えたと思った。


そりゃ、私の後輩なんて、生命力あるわけないわな。考えなくても伝わりきるわ。


キラちゃんとは、ほとんどプライベートで会話した事がなくて、じゃあプライベートの時間を何に使ってたかと言うと、

やっぱりずっと、私がメールを返せないと怒って去っていくのが解り切ってる人や、

構われていないと怒って去っていくのが解り切ってる人や、


音楽を好きなのではなくて、ちょろっと芸能活動しているタレントが、自分とデートしてくれたり付き合ったり結婚しない限り、きっと満足してくれなくて、落としどころがなくて、永遠に怒り続けるような人を、一生懸命になだめることや

CD買ったりライブには行かない、お金は一切払わない、でも応援してるから会話しましょう、そういうファン層を相手にしないのは良くないと思う!と言う人達の説教に、1日のうちに何時間も耳を傾ける事や


メリットを与えないと悪口振りまいて人の足を引っ張るような人達の前で、頭の悪いフリをして自尊心を満たして、ご機嫌を取ることや

そんな事ばかりに、時間を割いていました。


今年も。去年も。その前の年も。ずっと。


キラちゃんが亡くなった日でさえも。


そういう人達は、生命力がすごくある。
本当は、私なんか必要なくて、寄り添ってあげなくて良いのだ。

生きることには強さが必要で、その強さとは、決してクリーンな側面だけじゃ割り切れない。


『この人達は、死なないな』『この人達は、短命かもしれない』
昔から、子供の頃から、何故か全部憶測が付いてて、今までも、全部自分の想像の通りだった。


『やらない人はいつだってやらない。弱い人は、いつだって弱い。だから強い人は1人で頑張って、我慢して、損して、誰よりも貧乏クジ引いて、文句言うな。私もそうして行くから』


だいたい、私は自分に厳しい人達に、より我慢を強いるようなコミュニケーションをして、自分に甘い人達を甘やかして、振り回され続けるような人生を送っている。

(自分の足で立てる人は立って。立てない人、立つ気のない人に呼び止められたら、無視したいけど、無視できる度胸がないから、もうじゃあ手伝います。
立てないのはお前のせいだと都合良く理由付け出来るスケープゴートにもなりますよ。
でも本当は帰りたい…早く帰りたい…早く面倒事が終わりますように…全然終わらない…
この人達は、いつになったら満足してくれるの、満たされるの…まぁ、際限ないよね、知ってる…本当は知ってて全部やってる…)

人生ここまで、ほとんどそればっかり。


友達付き合いは、二の次の、そのまた次の、次で。

心の強い人や、自分に厳しい人は私が側にいなくても大丈夫だから、

だから、キラちゃんと知り合って5年、ほとんど何も、彼女にしてあげられませんでした。

音楽活動をやっていて、色々なアドバイスを受けてきました。誰が言う事も同じでした。


『ビジネスだと割り切れ。人を大事にしすぎないで、金をちゃんと取れ』
『綺麗事言ってても何も変らないし、潔癖症すぎる。悪人にも拒否反応示さずに接点を持って行って、全部、利用するつもりで』

でもやっぱり、キラちゃんのお通夜に行った時、そうじゃないと思った。それは、私の役目じゃないと思った。


たかだか我々程度のレベルでは、同性の子が何人も『尊敬してる』って言ってくれて、長年後ろを着いてきてくれる奴、正直、自分の他に見たことない。日本のどこかには大量に、沢山いるのは勿論知ってるけど…。


偉そうな言葉だし、また誰かに馬鹿にされそうだけど、私には、他の人には出来ない、おそらく、やらなきゃいけない使命が、多分、あって

仕事やファンが増えるように、仕事やファンが減らないように、無難な、明るい、ありふれた定型文や、嘘の、建前のMCや、ツイートじゃなくて

私はたぶん、悲しい時に、大騒ぎして、悲しい!!って言わんといけなくて


クソな時に、クソだ!!って、たぶん、言わんといけない気がしている。


私が言わなきゃ、とりあえず自分に見えてる狭い世界の中では、誰も言えないから。声が届かないから。いちばん伝えられるのは、私だから。

たぶん、私は

『不器用で自分のために生きれない人達の中では、それでもなんとかいちばん要領が良くて、器用に立ち回る人達に喰らい付いて行っても倒れない奴』

であって、


『生きる力が足りなくて、もしかしたら短命かもしれない奴らの中では、それでもいちばん生命力があって、図太く人の幸せを蹴散らして生きていく生命力の強いひとたちに、一矢報いれる奴』


なんじゃないかと、近年、思うからです。


・・・


彼女と知り合ったのは、5年前の、暑い夏の日です。


ガチガチのヴィジュアル系バンドのブッキングで、私の記憶ではたぶん、その日の出演者で女性は私だけでした。お客さんも、お目当てのバンド以外は、ずっと座り込んで携帯を見ているようなイベントです。
最前列も、自分のお目当てが出てくるまでの単なる場所取りで、お目当て以外は誰も応援してくれず、最前列の全員が座っているようなイベント。

当時はRose&Rosaryなんかは大変小馬鹿にされておりました。私の友達も、当時おそらく、ほとんどの人は私を内心、小馬鹿にしておりました。

ちょっと音楽やっただけで、さも全部を解ったようなバンドマンが『バンギャなんか、女の出演者は絶対相手にしないよ。女ってだけですぐ嫌われて、攻撃されるよwww』と、当時よく私に言っておりました。

そんな、誰にも相手にされないはずのライブ、苛酷なライブで知り合ったのが、たまたま友達のバンドが出演していて、それを応援しに来ていたキラちゃん…と言えばドラマティックなのですが


実際の所、色々な人達の『シオンには失敗して欲しい、うまく行かないて欲しい』と言う呪いの念とは裏腹に

私は異性の一部には、ものすご~くウケは悪いでしょうが、同性ウケはめちゃくちゃ良いのであって

その日は名古屋から初めて、高校生になって遠征許可が親御さんから出たのか何なのか、『ささき』『みつい』がライブを見に来ており

うちで時々スタッフで入るカメラマンKAEDEとの出会いがあり


最前列で座り込んでいた女性客さんも、案外、私の出番で立ち上がり始めて応援してくれ


そして和気藹々とした中で、キラちゃんとの出会いがありましたw


何の音楽も担当していなくても、誰にも知られてなくても、解りやすい、自慢しやすい肩書きや、水戸黄門の印籠みたいなもんがない人間でも


彼女らは自分らの意見で、意思で、そのとき、私を良いと思ってくれて、ずっとずっと、ここまで着いてきて応援してくれていました。

私のCDを握り締めて、『また必ず行きます!自分も歌やってるんです!』と言ってくれたキラちゃん。


・・・


世の中の人は、だいたい建前を言うのですが、その後、キラちゃんはたま~に、私のイベントに来るようになりました。いつもガチガチに緊張しているのが解りました。こっちもコミュ症なので、お互いにモゴモゴ言ってて、いつも会話が進みませんでした。

ライブに誘ってくれるなら出たいし、コネを紹介してくれるなら、名刺配りにライブ行く。けど、別に、友達のライブを、観客として見るためだけに来る人は、普通、あんまり、いない。みんな、忙しいし。それがごく普通。ごく普通の友人付き合い。


だけどキラちゃんは、Rose&Rosaryのライブのときも、私のソロのイベントの時も


しょ~~~~もないイベントの時も、ちょ~~~~~お客さんの居ないイベントも


私がうすら共演者に舐められて、馬鹿にされてるんだろうなぁってお客さんに見えてしまうようなイベントでも


定期的に来てくれました。


彼女が現れるのは、記憶が確かなら、必ず夏の間だけでした。


私は、彼女が暑い夏に生まれたのであろう事を、聞いてもいないのに、何故だか知っていました。雰囲気が夏っぽかったから。


彼女の主催ライブに出たとき、彼女は誕生日当日なのに、自分の誕生日ライブなどとは一言も言わなかった。出演を私に打診してくるときも、ずっと隠していました。


でも知ってたんで、くっそ安いTシャツをプレゼントに買って、ライブの終演後に渡した。


当時、私がよく着ていたパンクロック系の『GHOST OF HARLEM』と言うブランドのやつで、しかもペラッペラのセール品。

なのに、こっちがビックリする程喜んで、その場で着てくれた。


後々考えると、多分、パンクロックなの、あんまり彼女の好みじゃなかった。もっと和物っぽいか、落ち着いたモードっぽい方がたぶん好きな子だった。

絶対普段そんな服着ないし、好みじゃないのに、彼女が私と会うとき、必ずそのTシャツを着ていた事を知ったのは、キラちゃんが亡くなってしまったあと、どこかにキラちゃんの写真はないかPCのハードディスクを漁っている時でした。

セール品のペラッペラ素材だから洗濯したら一発でボロくなるだろうし、長年それを着てくるもんだから、それはもう、悲しい程にボロッボロでヨレッヨレでしたw

写真の立ち位置も見て、『やっぱり、とんでもない人を亡くしてしまった』と思った。


シャイで、緊張しいで、言葉少ない人だったのだけど、どの写真も、いつもそっと私の後ろに着いて来ていたんだね。

・・・


ハロウィンライブではみんなの提案で、最後に『デウス・エクス・マキナ』を出演者全員に歌ってもらえたのだけれど

大概そういうものは楽しければオッケー!で、隠しカンペがあって、ほとんどの人が歌詞がうろ覚えだったりする。でもそれが普通なの。


他人の曲は頭に入りづらいし、暗記には繰り返しの練習が必要で。いっかいこっきりの他人の曲を、そうそう上手くなんて、誰も聴かせられないのだ。

『デウス・エクス・マキナ』はかなり歌詞が難解で、私ですら解らなくなるんだけど


キラちゃんだけが完全に暗記してきて、全員で歌っているのに、あまりにキラちゃんの声は伸びやかで、スピーカーから出てる7割くらいキラちゃんの声だったと記憶している。

歌い終わって楽屋に戻るとき、『歌詞カード見て大丈夫って言ったのに…本当に君は頑張りすぎると言うか、なんと言うか…』と声をかけたら、


『見ないっすよ。見ていいよって言われて、はいそうですか、じゃねーんすよwww』


普段はめっちゃ礼儀正しいのに、その時はちょっと口悪めに言ってたのを覚えている。


世間への憤りだとか、怒りだとか、そういうものが動力源になっているところも同じで


そういう感じの、男友達ならまだ何人か居るのだけど、同性でこの態度は、やっぱ私の後輩だわ、と思った。

私の前で常に礼儀正しくて、そのあたりのずっと隠してた言葉たちを、私は何故もっとキラちゃんから聞けるように、距離を縮めなかったんだろうかと後悔している。


・・・


今も全然、人気バンドでは全くありませんが、キラちゃんと知り合って5年、多少はバンドが大きくなって行きました。

何らかの作曲オファーが来たり

毎回、最初は『名古屋に行けるのは最後かもしれないよ!大阪に行けるのは最後かもしれないよ!』とか言ってる癖に、当たり前のように名阪ツアーをこなすようになり、色々な土地を、当たり前のように飛び回るようになりました。

端から見たら楽しく見えるのかもしれないけど、そこに至るまでは

裏で私を馬鹿にしていた人や、寄り付きもしなかった人が『仲間!』『友達!』と言い出して戻ってきたり


ピタッと裏で悪口言うのやめたり


何もしてくれなかったし、馬鹿にしてたし、お金ぼったくって吸い上げようとしてのに『自分がRose&Rosaryを育てました!俺が協力して育てたバンドです!』と言い出す団体が居たり

こういう性格の私にとっては、嫌な事がいっぱいありました。

そこで立場逆転して、『どうだ参ったか』で皆、鼻高々に闊歩して気分が良くなるもんなのに、私は立場が逆転して、人が戻ってきて、近寄ってきた方が、ぜんぜん嫌でした。

『案外、人って、関わっててメリットがあるかないかで他人を見てるんだな』と生まれて初めて、私はバンド活動を通じて知りました。

いざまたコイツ使えないと思ったら、手のひら返して去るんだろうなぁ。って思いながら。


私はそれほど忘れっぽい方ではないから、傷付いたら、悲しかったら、癒える事無くずっとその気持ちとともに歩んで行かねばなりません。

昔も今も、態度を一切変えずに『尊敬してます!』と言って、馬鹿正直にライブチケット買って、時折、私を見に来るボーカリストは、後にも先にもキラちゃんだけでした。

私がどんなに無名でも、どんなに相手にされていなくても、誰かに笑われていても、裏で悪口言われていても


それでも私を好きだと言い続けたボーカリストは


きっと、後にも先にも、もう、キラちゃんだけなのです。


・・・


キラちゃんはキャララに来たこともありました。

私は聞かれてもいないのに、一生懸命、小声でアドバイスしました。


『なんか例えば、その辺の人にいっぱい話しかけて、名刺渡して、ゲームメーカーの知り合いを作って、歌を歌ってるんですって言うんだ。マメに通って顔を覚えてもらって、ゲームの主題歌を自分もやりたいって言って…なんかそういう風に皆やるんだよ。とか言って、私も、そういうのやったことないけど…でもなんか、そうやってゆくんだよ、うま~く』

『シオンさんを見に来ただけですから、いいんですよ。それにね、今の私の実力じゃ、無理なんです』

『いや、だって、あんた歌うまいじゃない…あの、えーと…友達。』

ゲームメーカーさん 『あっ、どうも』

『あわわ、終わってしまった、ですよね』

『シオンさん、気を使わなくていいですから。違うんですよ。そういうつもりで来たんじゃないんですよ。私はシオンさんを見に来たんですって』

キラちゃんは、私から何も奪おうとしない、何もしてもらおうとしない後輩でした。


でも、あの時、『自分はゲームの歌を歌う気はない』なんて言わなかった。『やりたい』って言える人じゃなかった。ずっと、『自分には力がない、だから無理だ』と言う言い方をしていた。

きっと、本当はやりたかった。

私のやってる事がやりたいし、私の乗ってるステージで歌いたいし、遠く遠くの地まで、きっと自分の歌を届けたかった。

・・・

憧れと嫉妬は表裏一体で、『あの人に自分はなれない』と気付いた段階で、相手を傷つけ始める人と言うのは、世の中にかなり、居る。

私も、最初は私を尊敬している、私のファンだと言ってくれる人達に、後々、かなり傷付けられてきた。


同じボーカリストで、尊敬していると言ってくれた人達の中で、最期まで私を傷つけないのは、キラちゃんだけだった。

『そこに立ちたいなぁ』と客席から見上るのは、多少は複雑な想いもあったろうし
『ここに立たせるには、どうしてあげたらいい?』と思いながらステージで歌うのも、寂しかった。

本人とそんな話してないけれど、晩年、


『私はそこに立てないかもしれないなぁ』
『考えよう、何かあるはずだ、不器用な人でも、自分より人を優先してしまう人でも、何か方法があるはずなんだよ。でも、不器用な自分がどうにかこうにか、どうやってここまで来たのか、全然解らないのよ。でも、何かあるはずなんだよ。』

ステージと客席の間で、私達は心の中でそんな会話をしていた気がする。


彼女が言わなかった言葉たちも、きっと私に全部伝わっていたし


私が言わなかった言葉たちも、きっと彼女に全部筒抜けだった。


・・・


ワンマンライブで昨年末、笑いながらだけど、こんなMCをした。
唯一、本番前に、お客さんに伝えたくて、決めていたMC。


『なんかねぇ、生きてて思うのは、大事な物を大事にするってすごく難しい事で、ちょっとでも、あぁ、もういいやって思うと、すぐに無くなるのよ。無くす事ってすごく簡単で。

家族とか親友も、いつも居るから、ありがたみも失せて来るし、大切な人にほど、腹立ってしまったり、あぁもういいや、知らない!!って、なったりするじゃない。
でも、不思議な事に、内心で諦めてしまうと、実際に現実でも大事なものがふっと世の中から無くなったり、大切な人が居なくなってしまうものなの。

それなのに、大事なものを手放さないで、長い間無くさないで、ずっと存在させてくれて、ありがとう。Rose&Rosaryを大事にしてくれて、ありがとう。皆が大事にしてくれたから、私たちは今日まで消えなかった』

それは実は自分なりの経験はもちろん、死生観とか含めた話であって。

なんとなく、『私は、彼女にしてあげられる事がないかもしれない。彼女に、私より上に行ってもらう、すごいボーカリストになってもらう方法が解らない』漠然とそう思った矢先の事だったので、私はもしかしたら、自覚無く彼女の手を握っている力を緩めたかもしれないし

大事にしようと思えばもっと大事に出来たはずのものを、大事に出来なかったのかもしれない。


・・・


ほんのちょっとの世界の歯車で、私はキラちゃんであったと思うし、キラちゃんは私だったと思う。
出会う回数は少なくても、言葉を沢山交わさなくても、なんか、同じような所から生まれてきた人間なんだろうな、と思う。


キラちゃんの分まで歌おうと覚悟したり、キラちゃんを主人公にした歌を作ったり、天国に届け!とか、きっと私は出来ない。キラちゃんも逆の立場だったら、たぶん、しない。出来ない。度胸がないw

キラちゃんの代わりは誰もいないから、音楽で、キラちゃんが喜んでくれそうな事なんて、わからない。


ただ、こうやって世の中の深刻な事を語って、色々な人に、なんだコイツ、気難しくて、絡みづらいな~と思われるよりは、CD売ってライブ来てもらう利益を選ぶ人が多いのに


ダラダラダラダラ、こういうメリットの一切ないブログを、実は他人の目や評価を気にしつつ、内心ブルブル震えながら書いているキマイラどころかポンデライオン程度のシオンさんの事を、キラちゃんは多分すごく大好きで、喜びまくるし、そこは間違いないので

とりあえず、天国のキラちゃん、私は最近、お得意の意味不明タイピングも軽快な程、今日も平常運転だと言う事を伝えたいと思う。