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Dear someone

Nice to meet you! Thank you for coming to our live performance last night. I hope you like it.
Truthfully, I wanted to talk with you. I am looking forward to being able to meet you again someday.


with gratitude!

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長年、応援してくれている人が居ます。


さとう(仮名)。


『仕事が休みの日曜日だから、ありがたいよ!』ってさとうは毎回言うけれど、さとうは夜行バスなので、多分、毎回、月曜日死んでる。きっと、つらい。


さとうは気を使うので、あまり話しかけてこない。

楽しんでライブやるんだけど、最近、帰り道、毎回思い続けたのが、『また今日も、さとうとしっかり話せなかった!』って言う事ばかりだった。


ライブにお客さんが沢山来てくれたら、ものすごく、嬉しい。


でも、心のどこかで、


『これ以上、お客さんが来てしまったら、さとうが…』
『ずっと今くらいの規模で良いな…お客さん全員が見えてるし…』
『もしバンド売れちゃったら、さとうと、さらに話せないじゃんね』
『さとうが居ないなら、私、活動してる意味ないんだけど』


って、思っているんですよ。
(もちろん、バンドが売れてブレイクするなんて実際は1ミリも思っておりませんので、過信してると思わないでください)


勿論さとうだけじゃなく、全員に対して同じように感謝しているのですが…一昨日は特に、一番ずっと長い間来てくれているさとう、さとうに沢山ありがとうを言えてない事が、どんどん気になってしまって


昨日、家に帰って真っ先に、さとうにだけ、メールをしたのです。今まで言えなかったぶん。

もっと話したいのに、話せなくてごめん。
次のライブは沢山かまうんだ!って、最近毎回言っちゃって、なのに、毎回あまりできてなかったよ。


でも、きっと、話せなくても応援するよって言うよね。
でも、だったら、せっかく応援してくれるんだから、バンドが売れた方がいいよね。


なのに、あまのじゃくで、行ける時に行かない、売れる時に売らない、宣伝効果あるときにわざとしない、追い風が吹くと乗らないで帰ってくる、ご新規のお客さんがいっぱいつきそうなタイミングで、気を使って避けてる古参目がけて追いかけて戻って来たりする。

自分がそういうアホみたいな行動を、時々、いや、結構な頻度でやってる自覚が確実にあって


ゴールがないような事をやってて、ごめんって。


なんか、そんなメール。


そしたら、返事が返ってきて。

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今が幸せと活動が出来ている事が素晴らしいよ。

別にゴールを求めなくてもいいんじゃない?

長く続ける事が、難しくて、とても意味があると思う。


たまに愚痴っていいから、これからも応援させてください。

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だって。

さとうはきっと、見ようと思って見てきた訳じゃないけど、私が号泣するとき、イジめられているとき、バンドが鼻で笑われてる日、ナメられてる日、私が道端のゴミ状態、


そんな日も、いっぱい見たと思う。


わざわざチケット代と、高速バス代払って、くそみたいな思いをして、くそみたいな一日を過ごす事も、沢山あったと思う。


さとうは、私のせいで、たぶん、くそみたいな経験いっぱいしてる。


バンドメンバーが心折れそうになってる時に、客席からそれをカバーする声援を送ってくれて、演奏終わったら他のお客さんに譲っちゃって

さとうが、そんな思いして作り上げた空間を、また他のお客さんの誰かが、なんだかんだで、

今日くそみたいだったな。
自分の思い通りにならない日だったな。不満だなぁ。
Rose&Rosaryは、期待通りに動いてくれない日だったなぁ。

と思ったりする日も、きっと、あるわけよ。

さとうが、頑張って、くそみたいにならないように、自分を犠牲にして、作ってくれた、空間のことをだよ。

時々お客さんにたまに言われちゃうよ、『ぜんぜんお話出来なくて寂しかった』、『そういうことをライブでやって欲しいんじゃない』とかさ。

ああせい、こうせい、本気でやれ、本気でやったら笑い所がない、じゃあ面白がらせたら本気でやれ。

メタルやったらゲーソンがいい、ゲーソンやったらメタルがいい。

物販開けてたらあっちで用事が、じゃあそっち行ったらなんでちゃんと物販開いてないの。

ほんで同時進行完全に無理だから、役割分担でメンバーバラバラに行かせたら、『なんで1人なの、あと2人が居ないじゃないか』とか言われてしまうよ。

自覚あるよ、事前にそう言われるなって想像してて追いついてないよ、悔しいよ。申し訳ないと思うよ。

頑張って頑張って、頑張ってやったって、全員が満足行く状況にはならないけどさ。

『自分の好み』は、『誰かの好みじゃない』であって、それなのに、人それぞれ違って当たり前なのに、色々な個性がいまここで集まれていること自体が本当に奇跡だと思う。

個性違ってる人が集まってるのに、なんか、漠然と、同じような思いを持って、同じ方向を見て、一瞬の時間に同じものが見えている気がしてるのが、本当に奇跡だと思ってる。

なんも言わないさとうが作り上げてくれた、奇跡の空間だと思う。

さとうったら、


『あんたは愚痴っていい』
『自分は応援させてください』


とか言ってる。


しかも『応援する』じゃなくて、『応援してあげるよ』じゃなくて、『応援させてください』だって。そんな言葉、聞いたことない。

さとうは、私が昨日、高熱を出して冷えピタ貼りながら、お客さんにもらったアドバイス、ダメだし、不満、すっごい小さい事まで全部深刻に考えてしまって、お客さんに申し訳なかったかな、もっと全力でやれたかもしれない、自分はくそだなぁと思って、思い切り体調崩して、丸一日泣いていたことを

知っていて、こんなメールをよこすのでしょうか。

『今が幸せだと言える活動が出来ている事が素晴らしい』

『長く続ける事が、難しくて、とても意味があると思う』

私もそう思う。

社交辞令じゃなく、建前じゃなく、『幸せ』『楽しい』なんて言えること、ふつうは出来ないから、だからやっていて。
それは一般的なバンドマンのゴールではないかもしれないけど、私の見せたいことって、それなんだよね。いつ見ても、いつ来ても、なんも変わらないでいる、って言うのはすごいと思う。


上には沢山上が居て、お客さんが多いバンドもいっぱいいっぱい居て、『想像してたより、お客さんが多い!時間ない!』と私は最近よく言ってしまいがちで、そうしてライブ会場を走り回ってしまうんだけど、それは別にぜんぜん自慢じゃないし、最近、ほんのちょっと安定してお客さんが来てくれていた事に優越感を感じてるわけでもなく。

お客さんが帰るとき、握手も出来ないで、サラッと遠巻きに見送ってしまった時の、後からの後悔とか


CD買ってくれたこと、ライブ見てくれたこと、どんなに嬉しいか、その思いを、十分に伝えられないで、お金だけ回して終わっちゃったような日の、後から来る嫌悪感とか

『今日すごい反響あった!うまくいった!』より
『前は出来てた事が、今回は出来なかった』ことの方が自分の中では大きくて


ここからもっと伸びようとすると、バンドの規模を広げようとすると、大切なあの人や、この人に、十分に、思いを伝えられなくなるな、と。


それも嫌なんだよ。
そんな辛い思いまでして、上を目指そうとするのも、嫌なんだよ。
さとうを踏み台にしてまで、向こう岸渡りませんよね。


漠然とそう思って、ライブ後に、ちょっとブルーになったりする。



でも、私は、さとうや、他のお客さんみんなの、いずれ来る、結婚式に出席して、なんだったらスピーチして、子供が生まれたら、家族の集合写真にも勝手に入りたいなと思っていたり

その時に、みんなの家族や、友達に、『うわっ…知らない…ダサい…しょぼい…』と言うよりは、『あっ…なんか微妙に知ってるかも…イケてるオバサンじゃん…』って思ってもらった方がマシよねぇ。

と言うことは、やっぱり、上を向いて、上昇志向で、進んで行ったほうが、いいと言うか、別に損はないわけで。


その都度、困りながら、悔しい思いしながら、ステップアップして行ければなぁと思う。

冗談じゃなくて、いま応援してくれている人達が結婚式とかする日が来たら、演奏するから、出演依頼くれたらいいなぁと思う。

『さとうと話せない、さとうと話せない』と言うけどもさ

ひっどい寒い風吹きすさぶまくるライブだって時にはちょいちょいあるわけで

なのに、さとうはどうにも、最近、そこそこライブが混んでいたり、盛り上がっている時にばかり現れるキャラクターになっている気もしている。

さとうは昔いっぱい悲惨なライブ見たと思うので
きっと思うこともあったと思うので


神様がそうならないように仕向けてくれてるのもあるだろうし

さとうが、私達が楽しく出来るように、昔いっぱい祈ってくれたからこそある今を、勝手に私が泣いてないで、楽しまなきゃいけないよなぁと思う。

このようなブログを書くと、『ほほぅ、さとう。誰だろう。今度、探してみよう』と思うお客さんも居るでしょう。『そんな功労者が居るなら、是非、挨拶を…』と思う性格のお客さんが、多数居るでしょう。


しかし、さとうは、簡単に正体を見せないのだ。


さとうらしき人に、あなたはさとうですか?と聞いたら、さとうなのに、きっと、『いえ、違いますよw』とか言いそう。


さとうは『これ、知らない人からプレゼント。なんか知らない人が応援してたよ~』みたいなことを言って、物を渡してくれる事があって、『えっ、そうなんだ』と思って持って帰って、家で腕組んで、中身と睨めっこしながら、


あ、また騙されたな。
お前ですやん!
これくれたの絶対、お前ですやん!!


って、よくなる。

一度使ったネタは次回以降使えないのに、よく毎回ひねってくるなって思う。


『知らない人も応援してるんだから頑張らんといかんな』と私をうまく誘導するのが本当にすごい。
よくこんなひねくれた性格の私を、動かしたい方向に動かすよなぁと。可愛いネ!って言ったらジャージ着てくるし、すごいネ!って言ったらアホみたいなフリするし、行かせたい方向と、絶対逆の動きをするはずなのだが、私。


『自分が他人になんかしてあげたこと』アピールや、『自分は良い人アピール』をまったくしないし、いつも、人の事ばっかり考えてる

尊敬する、すごいすごい大人で


これからも、さとうから色々な事を教わりたいなぁと思う。