月別アーカイブ / 2019年05月

健康に良いかどうかで5つのグループに分けて考える

すごく単純化して考えてみると、すべての食品は5つのグループに分けられる。

健康に良いことが複数の研究で明らかになっている食品をグループ1として、健康に対して悪影響があることが複数の研究で示されているものをグループ5とする。

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論文はあるものの少数の研究でしか健康に良い可能性が示唆されていない食品はグループ2、逆に少数の研究で健康に悪い可能性が示唆されている食品はグループ4、そのどちらにも当てはまらず、健康へのメリットもデメリットも報告されていない食品がグループ3である。

そうすると、私たちが日々口にしている食品のほとんどは中間のグループ(グループ2、3、4)に該当することがわかる。

皆さんが新聞やテレビなどのメディアで毎日のように目にしている「体に良いということが最新の研究で明らかになった」とうたわれる食品のほとんどはグループ2の食品である。

つまり、健康に良いという研究結果が1つ2つあるかもしれないが、本当に体に良いのかどうかまだ確定的なことは言えない段階の食品である。

数カ月後には同じ食品が「最新の研究で健康に悪いことがわかりました」というニュースを目にすることになるかもしれないし、実際にそういったことはしばしば起こる。

そのような「賞味期限の短い健康情報」に一喜一憂することにあまり意味はない。

目新しさや話題性はないかもしれないが、やはりすでに健康に良いことが長年の研究から支持されている食品を日々の食事に取り入れることこそが重要だと言えるだろう。

長生きするためには、科学的根拠に基づいた正しい食事をとることが最も確実である。

どのような食事をとれば、がんや脳卒中などの病気になりにくくなり、長生きできるようになるかに関しては数多くの研究結果が存在している。

この、科学的根拠に基づいた本当に健康になれる食事を理解しておけば、ちまたにあふれる「最新の研究結果によると……」という枕詞ではじまる玉石混淆な情報に惑わされることもなくなるだろう。

この分野における研究の数は多く、科学的根拠の層が厚いため、1つ2つの「最新の研究」によって結論が覆ることは考えにくいからだ。


不動の「本当に健康に良い食品」5つ

では、具体的にどのような食事すればよいのだろうか。

健康になりたければ、前述のグループ5の健康に悪い食品をグループ1の健康に良い食品と置き換えればよい。

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数多くの信頼できる研究によって本当に健康に良い(=脳卒中、心筋梗塞、がんなどのリスクを下げる)と現在考えられている食品は、

①魚

②野菜と果物(フルーツジュース、ジャガイモは含まない)

③茶色い炭水化物

④オリーブオイル

⑤ナッツ類の5つである。


逆に、健康に悪いと考えられているのは、

①赤い肉(牛肉や豚肉のこと。鶏肉は含まない。ハムやソーセージなどの加工肉は特に体に悪い)、

②白い炭水化物、

③バターなどの飽和脂肪酸の3つである。


つまり、白米や小麦粉を使った白いパン、うどんといった精製された炭水化物、牛肉や豚肉、バターは避け、玄米や全粒粉を使ったパン、蕎麦、魚、野菜、果物、オリーブオイル、ナッツなどに置き換えるということだ!!


このような食事をすることで、脳卒中、心筋梗塞、がんなどの病気を減らし、健康を維持したまま長生きする確率を上げることができる。

注意してほしいのは、私は加工肉、赤い肉、白い炭水化物などは「体に良くない」と説明しているのであって、「食べるべきではない」と主張しているのではないということだ。


甘いものが好きな人にとっては甘いものを食べることで幸せな気持ちになり、幸福度が上がるかもしれない。

そういう人にとっては、甘いものをゼロにすることで健康にはなるけれども人生がまったく楽しくなくなってしまうこともあるだろう。

そのような場合には、幸福度と健康をてんびんにかけて、毎日少量の甘いものを食べるという食事を選択することも合理的な判断だろう。

食事によって得られるメリットとデメリットを十分理解したうえで、何を食べるかを選択すべきだろう。


(転載終わり)


健康になるためにと果汁100%のジュースを飲んでいる人がいる。
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また、βカロテンやリコピンといった成分を気にしている人も多い。
テレビ番組などで紹介された食材を意識的に多く摂る人もいるだろう。
実は、生の果物をそのまま食べるのは健康に良いが、果汁100%のフルーツジュースは健康に悪いことが、複数の研究からわかっている。
βカロテンやリコピンといった成分が体に良いという科学的証拠(エビデンス)はない。

ちまたには科学的根拠がない健康情報があふれている

インターネットの発展もあり、健康に関する情報が入手しやすくなったが、その一方で多くの間違った情報もあふれかえるようになってしまった。

はたして、今あなたが信じている健康情報は本当に正しい情報だろうか?

「科学的根拠のない健康情報」とは、一見正しそうな以下のようなものが該当する。


① 炭水化物は健康に悪く、食べると太る。

② βカロテンやリコピンは健康に良い。

③ 果汁100%のフルーツジュースは健康に良い。

これらはすべて間違いと言っていい!!


「炭水化物は健康に悪く、食べると太る」という考え方は、実は正確ではない。

炭水化物の中にも「健康に良く、食べてもあまり太らない炭水化物」(健康に良い炭水化物)と、「健康に悪く、食べると太る炭水化物」(健康に悪い炭水化物)があるからである。

「健康に良い炭水化物」とは、玄米、全粒粉、蕎麦のように精製されていない炭水化物のことであり、「健康に悪い炭水化物」とは、白米、小麦粉、うどんのように精製されている炭水化物(砂糖もこれに含まれる)のことである。

βカロテンを含んだ緑黄色野菜そのものは病気の予防に役立つと考えられているものの、緑黄色野菜からβカロテンを抽出しサプリメントとして摂取すると、逆に膀胱(ぼうこう)がんや肺がん(ただし喫煙者に限る)の発症率が高まることが、複数の研究によって明らかになっている。

リコピンに関しては有害であるという研究結果がないだけまだましかもしれないが、抽出されたリコピンを摂取することで病気を予防したり死亡率を下げたりするということを示した研究はない(リコピン摂取によって悪玉【LDL】コレステロールが減ったという小規模な研究が2007年2013年に発表されたが、実際に脳梗塞などの病気を予防したという研究結果はない)。


どのような「食品」を食べるのかが重要であり、それに含まれる「成分」にとらわれてはいけないということを教えてくれるよい例である。

「果汁100%のフルーツジュースが健康に良い」という考え方も正しくない。

 実はフルーツジュースと加工されていない果物とでは、健康に対する影響が180度異なることがわかっているのだ。

最新の研究によると、フルーツジュースを多く飲んでいる人ほど糖尿病のリスクが高い一方で、果物の摂取量が多い人ほど糖尿病のリスクは低いことが明らかになっている。

果物の中でも、ブルーベリー、ブドウ、リンゴを食べている人では特に糖尿病のリスクが低い

体重との関係においても、フルーツジュースを飲む人ほど体重が増加している傾向がある一方で、果物を食べている人ほど体重は減少していると報告されている。


医師や栄養士が正しいとは限らない

「でも、医者や栄養士がそう言っていたのに……」と思う方もいるかもしれない。

専門の資格を持っていると正しいことを発信しているように見えるが、残念ながらそうとは限らない。

医学部ではあまり食事や栄養のことを習わないため、医師は食事に関するきちんとした知識を持っていないことも多い。

2008年に行われた調査の結果、アメリカの医学部のわずか27%でしか最低限(年間25時間)の食事や栄養に関する授業が行われていなかったことが明らかになっている。

アメリカの医学部ですら、食事と栄養のことを十分時間をかけて教えていないことが問題視されているのだが、日本ではもっと遅れていると思われる。

栄養士は、「このような食事をすれば健康になる」というルールを一般人に指導することに関しては秀でているが、そのルールがそもそも本当に科学的根拠に基づく正しいものであるかどうかを判断するために必要な専門知識(統計学や疫学と呼ばれる学問)を持っていない人もいる。

また、「〇〇が健康に良い」という情報は、商品の売り上げに大きな影響力を持つため、科学的根拠のない健康情報がマーケティングの一環として利用されてしまっているという側面があることも忘れてはならない!!


②に続く。

(引用終わり)

マーガリンが体に悪い、ってニュース、耳にしたことはありませんか?

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それってカロリーが高いから?

スーパーで普通に売られているのに、なぜ?

そんな疑問を解消するため、ここではマーガリンの成分やカロリー、体に与える影響について解説します。

マーガリンがどうして危険と言われるのか、その理由⁈

マーガリンの原料は植物油です。

植物油は常温では液体なため、水素添加という化学処理で固体に加工されます。

そしてその過程でトランス脂肪酸という人工化合物が生成されるのです。

このトランス脂肪酸を摂りすぎると、高血圧や動脈硬化などの心疾患につながることがわかっています。

それが、マーガリンが危険と言われている理由です!!


マーガリン、どうして販売禁止にならないの?

アメリカやデンマークなどは、マーガリンなどの食品に含まれるトランス脂肪酸の量を規制しています。

輸入品を扱うスーパーなどで、パッケージに「Trans Fat Free」や「No Trans Fat」と書かれている商品を見かけたことはありませんか?

これは、トランス脂肪酸に制限のある国で「トランス脂肪酸がゼロ」ということを表示した商品です。

欧米諸国では、脂肪分の摂りすぎなどから、肥満や心疾患の症状になる人が多く、その結果トランス脂肪酸の摂取、またはトランス脂肪酸を含む食品の制限を厳しくしました。


しかし、日本では、欧米とは食生活が異なっていることなどを理由に、こういった規制はされていません。

そのため、マーガリンや、トランス脂肪酸を含む商品が販売禁止にならないのです。


でも、本当にそうでしょうか?

献立の洋食化やファストフードの広がりなどで、現代の日本人の食生活も欧米化していると言えるでしょう。

つまり、トランス脂肪酸の摂取量も増えてきているのが実状です。


マーガリンの代わりにバターを使う?

トランス脂肪酸が体に悪いことがわかれば、次はいかに摂取しないようにするかが気になるところです。

トランス脂肪酸を含む食品としては、マーガリン以外にもスナック菓子や菓子パンなどがあげられます。

また、以外と知られていないトランス脂肪酸を含むものに、揚げ油があります。

ファストフード店やスーパーやコンビニの惣菜などの揚げ油として使われている、ショートニングは、トランス脂肪酸を多く含んでいます。

そして、その油を高温で加熱するたびに、トランス脂肪酸が増えていきます。

つまり、使いまわしの「揚げ油」こそが、最も危険な食品と言っても過言ではなさそうです!

 

【「マーガリン」「ショートニング」「ファットスプレッド」危険な油、トランス脂肪酸って何?|管理栄養士高橋 敦子先生が解説 schoo(スクー)】


最近は、家畜の飼料の高騰や、天候不順などから、乳牛の乳量が極端に減っています。

その結果、バターが品薄となり、家庭でマーガリンを使う機会が増えているかもしれません。

そんな時は、できるだけトランス脂肪酸の摂取量を抑える努力が必要です。

ただ、「マーガリンが危険!」というだけでなく、私たちが口にしている食品に含まれるトランス脂肪酸に気をつけることが重要です。

普段から、成分表を見て食品を購入している方も多いと思いますが、植物油やショートニングにはトランス脂肪酸が含まれている、という正しい知識を身に着けることが必要です。

毎日の食事があなたの体を作っています。


日頃から気を付けたいものですね。

健康の第一歩は正しい食生活から!!


(転載終わり)

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