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 子どもの「アトピー性皮膚炎」の予防に「食事制限」は必須か否か……。


 21年にわたって医師を取材してきた筆者の経験では、「小児科」と「皮膚科」では正反対の方針を取っている場合がほとんどだった。


「小児科医」は、アトピー性皮膚炎の原因になりやすい鶏卵やピーナッツなどは摂取しないように指導する。


 一方の「皮膚科医」は、最優先すべき治療はスキンケアという方針だ。

そして「行き過ぎた食事制限」には否定的で、子どもの成長障害が起こる危険があると警告している。

 ほかにもアトピー性皮膚炎に関しては、「玄米菜食をベースとした食事療法だけで子どものアトピーが治った」「妊娠中に鶏卵などを食べないようにすれば、おなかの赤ちゃんがアトピーになりにくい」といった、出所がよくわからない情報もたくさん流れている。まさに混乱状態だ。


 そんな中、6月16日に日本小児アレルギー学会が「鶏卵アレルギー発症予防に関する提言」を発表した。

その内容は、アトピー性皮膚炎の赤ちゃんが鶏卵アレルギーの発症を防ぐため、「生後6カ月から医師の管理下で鶏卵を少しずつ摂取することを推奨する」というものだった。


生後6カ月からゆで卵を与えたら「アレルギーの発症を約8割予防」

 「鶏卵アレルギー発症予防に関する提言」に先立ち、日本小児アレルギー学会は2016年10月に「食物アレルギー診療ガイドライン」を改訂。


アレルギーを招く食べ物の除去は必要最小限にして、原因食品を可能な限り摂取させる方針が強調されている。


 「食物アレルギー診療ガイドライン」には、国立成育医療研究センターのグループが行った研究が紹介されている――。


 アトピー性皮膚炎を発症した乳児たちに、生後6カ月から固ゆで卵を少量ずつ与えると、固ゆで卵を与えなかった乳児たちと比較して、1歳になったときの鶏卵アレルギーを約8割予防できることがわかったのだ。

この研究結果は医学雑誌『ランセット』でも発表された。

 ひとむかし前ならば、アトピー性皮膚炎の子どもは血液検査を受け、「陽性」と結果が出た食べ物を完全に除去するように医師から指導されることが多かった。

しかも鶏卵は、陽性が出る代表的な食べ物だ。


「アレルギーを引き起こす可能性がある食べ物は与えない」が転換

 「アレルギーを引き起こす可能性がある食べ物は子どもに与えない」という考え方が変わってきたのは、「経口免疫寛容」が確認されたためだと推測できる。


 経口免疫寛容とは、「口から体内に入った食べ物が私たちの体にとって必要であれば、アレルギーを起こさない」という現象である。

たとえば、血液検査では鶏卵で陽性という結果が出たとしても、実際に鶏卵を食べたところで皮膚がかゆくなるなどのアレルギー症状は出ないということだ。


 経口免疫寛容という現象から、次のようなことも推測できるだろう――。

 ある食べ物が子どもの血液検査で陽性になったので、子どもに一切口にさせずに育てた。

そのため、幼い頃から少しずつ食べていればアレルギーを起こさなかった食べ物であるにもかかわらず、経口免疫寛容の機会が与えらなかった。

 結果として、子どもが成長したときに、その食べ物をちょっと口にしただけで重いアレルギー症状を起こすようになってしまった。


「摂取時期を遅らせても発症予防につながらない」が世界的コンセンサス

 経口免疫寛容の研究は10年ほど前から世界各国で行われるようになった。


そして現在は、食物アレルギーの原因になりやすい食べ物を摂取し始める時期を遅らせても、発症予防にはつながらないということで意見が一致しているそうだ。


 鶏卵を食べてすぐにじんましんや呼吸困難などのアレルギー症状が起こる子どもや、アトピー性皮膚炎を発症させて赤み・カサカサ・ジュクジュクといった「皮疹」が現れている子どもについては、鶏卵の摂取はアレルギー専門医とよく相談することが必要不可欠だ。


 しかし、上記にまったく当てはまらない子どもに対しては、厳しい食事制限は成長や発達に悪影響を与える可能性が高い。

子どもの将来にはマイナスに働くかもしれない。

 自己流で厳しい食事制限を行っている人にとって「鶏卵アレルギー発症予防に関する提言」は食生活を見直すいいチャンスになるだろう!

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(引用おわり)





晩婚が進んでいる現代は妊娠・出産も晩産化になってきています。最近では、40代の妊娠・出産も珍しいことではありません。今回は、40代の妊活方法についてご紹介します。
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40代の妊娠、出産は難しい?

高齢出産が増えているとはいえ、やはり母子共に健康が一番気になるのではないでしょうか?自然に妊娠できるのか、妊娠できた後も無事に出産できるのか、その後の子育ても40代の体力で続くのか、などと不安に思われる方も多いかと思います。

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女性の妊娠力は30歳を過ぎた頃から少しずつ下がっていき、35歳からは急激に低下していくとされています。45歳を過ぎると、体外受精や顕微授精を行っても、妊娠できる可能性は限りなく低いともいわれます。



40代での妊娠、出産のリスク?

元気な赤ちゃんは一番の希望です。しかし、40代ではリスクが高くなるのは医学でも証明されています。では、40代での妊娠・出産のリスクはどんな事があるのでしょうか。
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特に、高齢出産であればあるほど染色体の異常が起こりやすくなるため、ダウン症児の出生率が高くなるといわれています。事実、20代では0.1%程度なのに対し、40代ではおよそ1%にまで確率が上がるとのデータもあります。



やはり赤ちゃんがほしい!40代の妊活!

しかし、40代で元気な赤ちゃんを産んでいる人が増えているのも事実です。そのような妊娠しやすい体づくりとは、女性の基本サイクルである月経を整えることから始まります。まずは月経を正常にするため、生活習慣を見直していきましょう。

生理不順が不妊につながるとされる理由は、その原因に関係します。生理不順は、生活習慣の乱れやストレスによるホルモンバランスの崩れによっても起こりますが無排卵、子宮内膜症や子宮筋腫などの婦人科疾患が原因となり起こります。これらを放置すると、妊娠しにくくなったり、不妊になる可能性が高くなるのです。


40代の妊活のすすめ!

40代の妊娠・出産は若い年齢に比べるとリスクが上がることは確かです。しかし、個人的な体質は人それぞれです。生活習慣を整えて、医療機関にかかりながらの妊活はさらに効果が上がるといわれているので、一度相談してみることをおすすめします。

(引用終わり)

初期症状を知っていれば、手足口病を早期に察知して医療機関を受診することが可能です。また、一般的な感染経路についても掲載していますので、お子様が手足口病にかからないよう予防策について考えておきましょう。

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夏場に流行する夏風邪のひとつとして知られる手足口病。保育園など、幼児が集まる場所で集団感染することがあります。ここでは、手足口病の初期症状、感染経路について解説していますので、早期治療、感染予防にお役立て下さい。



手足口病の初期症状を見分けるには?

手足口病にかかった時、最初に出る症状は口の中の痛みです。口内には白いポツポツが生じ、これが外見的に判別できる最初の症状となります。ただし普通の口内炎とは異なり、手のひらや手の甲、足の裏、さらに手足の指の間にも白い水疱が生じ、最終的には2~3mm程度の水疱性発疹となります。個人差はありますが、口内の発疹には痛みやかゆみが出やすい反面、手足の発疹は痛みやかゆみを伴わない場合が多くなります。

また、熱が出るというイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、実際に発熱するのは3人に1人くらいの割合です。熱が出たとしても38度以下の微熱で終わることが多く、どちらかと言えば病名の通り、手、足、口の水溶性発疹が主な症状と言えます。

潜伏期間はウイルス感染から3~5日程度で、多くは自然に治癒しますが、まれに髄膜炎、脳炎などの中枢神経系合併症を起こすこともあるため、初期症状を見逃さないことが大切です。



手足口病の感染経路は?

手足口病を発症するのは一般的に5歳以下の幼児に多く、報告される患者の9割前後が5歳以下の乳幼児となっています。一体、手足口病はどのような経路で感染するのでしょうか?手足口病の主な感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染の3つです。それぞれの感染経路について、具体的に確認してみましょう。



飛沫感染

くしゃみや咳によって病原体が飛散し、これが他者の粘膜に付着する感染経路となります。風邪、インフルエンザなど有名なウイルス性疾患と同じく、咳エチケット(マスクの着用、ない場合はティッシュで押さえるなど)の徹底によって、ある程度の予防をすることができます。

風邪やインフルエンザについて気になる方は「風邪やインフルエンザにかかりやすい? 免疫力の低下度チェック」で確認してみましょう。



接触感染

皮膚、粘膜などの物理的な接触によって感染するもので、誰かがウイルスのついた手で触れた手すりを触り、その手で目などの粘膜をこするといった間接的な接触でも感染するため、完全に防ぐことは困難を極めます。



糞口感染

感染者の排泄物に含まれていたウイルスが、他者の口に入ることで感染することを指します。トイレの後、手洗いが不充分なままで食べ物を扱うことや、オムツ交換などが感染経路になり得ます。



手足口病を防ぐ確実な方法は?

予防薬やワクチンがないため、手足口病を完全に防ぐのは不可能となります。さらに主な患者は保育園、幼稚園などの幼児ですから、咳エチケットや充分な手洗いを徹底させるのも困難。大人と違い、感染を防ぐためにとれる対策にも限界があります。


ただし、合併症を起こす症例は稀で、基本的には風邪と同じように数日安静にしていれば徐々に軽快します。
手足口病のほとんどは軽度の症状だけで済むため、それほど恐れる必要はありませんが、日頃から可能な範囲で、手洗いなどの衛生管理について教えてあげることが、唯一、最大の予防策となるでしょう。

(引用終わり)

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