大量の病人を生み出す健康診断と基準値の話です。
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先日、自宅の本を整理していたら、3年前に購入したこの本「テレビじゃ言えない健康話のウソ」が出てきました。

久々に読み返してみて、改めて僕の真実を追求する本能に火がつき、久々の毒舌記事とさせて頂きます。 

あらかじめお伝えしておきますが、僕自身尊敬する医者の先生方も多くいらっしゃるので、病院の全てを否定するつもりはありません。

ただ、意図的に病気への基準値を操作して患者さんを増やしている病院があると思われてもおかしくない現状と、世界に比べて厳しすぎる正常値への不信感を指摘したいだけです。

この本を読むと、日本の健康に対する基準値の厳しさ、健康診断の無意味さが良く分かります。

まず驚きなのが、健康診断の診察項目で医学的根拠があるのはたったの6つだけで、異常のない「健康な人」と診断されるのはわずか11%という現実。

つまり、残りの89%は異常だと言われてしまうのです。

特に男性では、
肝機能の異常25%、
高コレステロール24%、
肥満21%で、
女性では、高コレステロールが24%と最も高く、4人に1人が異常という結果になっています。

さらに厚労省は、健康診断の代表的な24の検査項目のうちの16項目について、「病気の予防や死者の減少という視点での有効性を示す根拠が薄い。」と結論づけていたのです。

調査された検査項目の一部を紹介すると、

*一般的な問診=明確な証拠はない。

*身体診察、聴診=明確な証拠はない。

*心電図測定=虚血性心疾患の発見には無意味。

*胸部X線=肺がん発見に有効との証拠なし。

*コレステロール検査=コレステロール低下には役立つが心筋梗塞の予防には有効との証拠なし。

*肝機能検査=実施の意義を再検討すべき。

*尿検査=糖尿病発見には不適切、腎不全を防ぐ証拠はない。
*血球数など=有効性を示唆する十分な証拠はない。
と、ほとんどが無意味なことがわかります。

それと反対に有効と認められたのは、血圧の測定、飲酒、喫煙に関する問診、身長、体重の測定、それに糖尿病をチェックする糖負荷試験とうつ病を調べるための問診だけです。

名目上は病気の早期発見のために推進している様ですが、何のための健康診断なのか疑問です。

もし、今もこの仕組みが改善されないまま行われているなら、これこそ税金の無駄づかいです。

だいたい、国民の89%が健康診断で引っかかる国が世界の何処にあるのでしょうか?

しかも、厚労省は「子宮体がん」「乳がん」「肺がん」検診は効果がないと認めているにも関わらず、未だにテレビのCMなどではがん検診を推進しています。

矛盾だらけですよね。

さらにおかしいのは、世界に比べて血圧の正常値が極端に厳しすぎるということです。

医療費の増加がいろいろ議論されますが、その原因の一つに医者の先生方が増えたことがあげられます。

1970年に約11万9千人だった日本の医者は、2008年現在には28万人を超えました。

つまり、わずか30年足らずで3倍近く増えているのです。

それなのに医者はリストラされたり失業しないのは、患者数が増えているからに他なりません。

1993年、世界保健機関(WHO)は、最高血圧140以下、最低血圧90以下を正常血圧とし、最高血圧160以上、最低血圧が95以上を<高血圧>としています。

その中間を境界域高血圧と呼び、黄信号と警告して様子を見るのですが、医者が溢れて来た日本では高血圧予備軍として定期的に血圧をチェックされて、場合によっては薬を処方されてしまうのです。

しかも驚きなのは、20歳と80歳の高血圧の正常値が全く一緒に評価されてしまう点です。

あまりにも粗雑すぎる基準値なのではないでしょうか?

さらに厚労省の病院に対する評価基準として、本来病院って病気を治す場所なので病人をどれだけ多く治したかによって評価されていると思っている人もいる様ですが、そうではなくて薬をどれだけ多く患者さんに処方したかによって決められています。

手術の時は、何とどれだけ深く切ったかによって評価が上がります。

患者さんの治った、治らないは関係なく、医者の先生方が行った結果だけで判断している仕組みにも問題があると思います。

病人が治らなくても薬や手術をすれば評価が上がるなんて、国民不在の政治を行っている今の政治家たちと何ら変わらないですよね。

僕は年金の穴埋めに社会保障を使うのはある程度仕方のないことだと思いますが、この無意味な健康診断、がん検診、そして意図的に患者さんを増やそうとする営利目的のために社会保障を増やそうとするのはどう考えてもおかしいと思います。

はっきり言って税金の無駄づかいだと思います。国民の皆さん、TVの情報を鵜呑みにするのはやめましょう。


今後自分の健康は、自分自身で管理された方が身のためです。



(引用終わり)