あるビジネス書作家が口腔環境の実験のために行った糖質制限で劇的なダイエット効果と口腔環境改善が見られたという興味ある記事がありました。

_var_mobile_Media_DCIM_104APPLE_IMG_4904.JPG

自然界に存在する糖分ばかりではなく、人工的な「甘味」を過剰摂取している現代人の食生活が、健康や身体的特徴にどのような影響を及ぼしているかが書かれています。

「歯磨きやめたら30kg減った」人気作家が辿り着いた糖質2.0メソッドとは?

「人間は農業によって退化した」

  中でも興味深かったのが、『食生活と身体の退化』(著:ウェストン・A. プライス)。

この本は1930年代に歯科医師・プライス博士が世界中を旅して、主に農耕文明以前の生活を送る先住民族の食事と虫歯の関係を調べたものです。
「人類は農業によって退化していった」という主張が述べられています。

  これは人類学的に考えて非常に面白い考察です。
人類が農業を始める前、つまり旧石器時代の人間は、米や小麦などの穀物を食べていなかった。

つまり糖をとらないに肉中心の食生活でした。そのため、当時の人類は虫歯や歯周病に一切かかることなく、親知らずも死ぬまで残っていたそうです。

  この傾向はエスキモーにもみてとれます。アザラシやカリブー(トナカイの一種)の肉や、アザラシの脂でつけた鮭、落花生しか食べてない先住民族・エスキモーも歯医者要らずで知られています。

彼らのとる食事には虫歯の原因となる糖質がわずかしか含まれていないので、虫歯になりようがないのです。

  しかし近代化に伴い、精製された小麦粉や甘い果物や砂糖が西洋からもたらされると、重症の虫歯だけでなく深刻な問題が"お口まわり"に起きるようになりました。

アーチが締まって歯が乱杭状態になる、鼻腔が狭くなって口呼吸になる、そのほかにも歯周病や関節炎などの退化傾向――つまり「奇形」が見られるようになった、と本著でプライス博士は論じています。

  糖によって「奇形」が全世界にもたらされ、人類が退化した。

これは「糖の恐怖」と言っても過言ではないはずです。


「命より先に歯が尽きる」いびつな日本人の食生活

  事実、現代の日本では長年放置されてきた「歯」の問題が深刻化しています。

「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」といういわゆる「8020運動」が推奨されていますが、死ぬまでに自分の歯が残っている人が少ないのが現状です。命より先に歯が尽きるのです。

  そして英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ ジャーナル(British Medical Journal、BMJ)」では、米ハーバード大学の研究者らによって2012年3月に「白米の摂取量が1杯増えるごとに糖尿病になるリスクが高まる恐れがある」との研究結果が発表されました。

  つまり今の日本人の食は非常にいびつで、糖質を主食にした食事を否定しない限り、健康にはならないと僕は考えています。

もちろん歯も残りません。

  逆に旧石器時代の先祖と同じような食事をしたらどうでしょう。

それこそが、僕が偶然体験した「狩猟採集民のような糖質制限」に基づく食生活でした。

たった4週間で90kgから60kgに減量できただけでなく、肌にはハリがでて疲れにくくなり、気力もみなぎる。
周りの人に驚かれるほど若返ったのです。

  こうした食生活は心臓病や高血圧、糖尿病、ガン、歯周病といった現代人が忌み嫌う病を遠ざけ、さらには減量も期待できるのです。

やらない手はありません。

(引用終わり)