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『「もうゆるして」結愛ちゃん虐待死で探偵が見抜いた一家の真実(リンク)』から転載します。
-------------------------------1より
■児童虐待
児童虐待について児童相談所が対応した統計を見てみると、平成28年度でおよそ12万件、最も多いのが心理的虐待のおよそ6万3千件となるが、身体的虐待およそ3万2千件、育児放棄などのネグレクトおよそ2万5千件、性的虐待およそ1600件となっていて、年々増加傾向にある。

また、警察の発表を見てみると、こうした児童虐待で逮捕となるのは年1000件ほど、被害児童はおよそ1100人で、60~70人が死んでいる。

結愛ちゃんの継父であり今回逮捕起訴されている雄大氏は、各報道機関によれば、目黒区に引っ越す前にいた香川県当時、結愛ちゃんへの暴力で2度逮捕されているそうだが、2度とも不起訴処分、つまり無罪放免となっている。

つまり、警察に逮捕されたとしても、検察の段階で不起訴となる事例があるということだ。

私は20代前半から児童虐待についての問題で、救助活動を行ってきており、T.I.U.総合探偵社は、子供のいじめ無償調査をいろいろ取り上げてもらい、少しは世間の方々に知ってもらうところになってきたが、発足当初から「児童虐待についての調査及び救助に関する活動」は、私のライフワークでもあることから、無償対応枠を持っている。

だからこそ、児童相談所や地域行政の怠慢対応、司法判断の甘さ、そして再発した時の卑劣さ、虐待事件を起こす保護者の背景についての問題や親権の強さを身に染みるほど感じている。

そして、世間や大人社会がこの問題に、熱し易く冷めやすい傾向があることも知っている。

頭でっかちで、お上がやってくれる精神の大人たちが、児童相談所が動いてくれる、そういうシステムになっている、親権の停止や分離も要件を満たせばできると、現場の問題や虐待を行う保護者が激しく抵抗してくることも知らずに立派な顔をして薄っぺらい知識をひけらかすのを何度も見てきた。

あるSNSで救いを求めた子を何とか救おうと動いた時、保護者が激しく抵抗してくることが予測され、児童相談所が機能しないことが見えていた時、私が民間の活動団体の支援を求めたおり、現実を知らない大人たちに大批判と吊し上げをされたこともある。

"十数年もこの問題をやっている人間として知識が無さ過ぎる。"

"探偵ごときが何ができる結局金だろ?"

結果、彼らが児童相談所(以下「児相」という)に通告、児相から保護者に問い合わせ、1ヶ月の軟禁状態となった少女は、私と私が支援を求めた民間の活動団体による呼びかけにより近隣住民が警察に通報してくれたことで、保護された。

私が知る限り、児童虐待についての現場をよく知る活動家は多くはないし、児相が積極的に動くなどということは無い。

■S市での事例
2015年、私は、離婚後に子供の面接を親権者となった元妻から一方的に拒絶されているという事案で調査を引き受けた。それは、この実父である依頼主が、当時3歳の我が子の背中や腹に痣を見つけ、それを指摘してから拒絶が始まったという。

日本は単独親権を採っているので、子がいる夫婦が離婚すると、どちらかが単独に親権をもつことに原則なっている。つまり、親権を持たぬ側の実の親は、法的には何の権限も持たないことになるのだ。(厳密には私は弁護士などではないので違うかもしれないが、、、)

さて、実際に調べてみると、元妻には同居する若い彼氏がおり、この彼氏がこの子に激しい暴力をふるっていることがわかった。また、近隣住民に話を聞くと、だいたい夜になると、男の子の激しい泣き声がしたり、アパートの前の階段で座り込んでいるなどの様子を目撃していた住民がいた。

聞き込みの際に出会った民生委員さんが色々と動いてくれたようだが、児相は動かず、私の報告を受け相談にいった依頼主は、「死ぬほどの怪我をしたら、動きます」と門前払いを喰らっている。(この対応はよくある対応なのだ)

そこで私が取った活動は、通報のお願いである。特に近隣住民にお願いしてまわった。その甲斐あってか、通報を受けた警察官が一時的に保護するなどの対応があった。ただし、児相は経過観測的な意見で、動きという動きはしなかった。

一方で、依頼主には親権者変更についての申し立てを検討してもらった。

そして、同時に依頼主の両親、つまり、被害幼児からすれば父方の祖父母と会い、親権を取り戻すためにいくら用意出来るか考えてもらった。

結果、どうなったかといえば、虐待をしていることが発覚するかもしれないという圧力と、親権者変更に応じることで、いくらかの解決金が支払われるという交渉を当事者を含めて親族で仕掛けてもらうことで、この被害幼児は父方の祖父母宅で暮らすことになった。

簡単に言えば、母親は彼氏との新たな生活とそれなりの金で子どもを売ったのであり、父方からすれば、我が子を守るためにイかれた大人に身代金をそれまで育ててくれた費用として支払ったのだ。

この場合、正義などクソ食らえ、正規の方法などの余地はなく、手段選ばず子を守る以外猶予はない。

ただ、その後心変わりをしたり追加の金を要求してきても十分に応酬できるように、引越し後、すぐに病院で診察をした。

その様子は、肋骨が浮き出るほど痩せていたし、痣や擦り傷、皮膚炎などを患っていた。何をされていたかを1度だけ聞き取ったが、母親からはネグレクト、彼氏からは殴る蹴る、お風呂に閉じ込められたり、ベランダや部屋の外に追い出されるなどしていた。食事は1日菓子パン1個とか、うまい棒だけという日もあったそうだ。

これについては録音をして反訳し、公正役場に行って確定日付をつけてもらって、依頼主に提出した。
------3に続く