たまたまテレビをつけたらフジテレビの「めちゃ×2イケてるッ!」をやっていて、なんだか面白げだったのでそのまま最後まで見ていました。

今回の内容は、2010年にオーディションでレギュラーメンバーになった当時「一般人」の三中元克さんが、2014年のみちのくプロレスに入団してプロレスラーになるという企画が嫌で、それをやめてお笑い芸人になりたいというものでした。

「一般人枠」で入ったのだから、プロのお笑い芸人になるならもう一度オーディションしないといけないということで、生放送のオーディションで一緒にお笑いを演る予定だったという高校の同級生の相方とネタを披露。そして視聴者投票で不合格となりました。


 この流れ、すごく違和感がありました。

めちゃイケという20年続く人気番組のレギュラーを獲った時点で 、すでに一般人のはずがありません。

当時のオーディションでも出演者からこうコメントされています。

 『めちゃイケ』新メンバーに選出された際、加藤浩次から「これってすごいことだと思う。今日の合格発表まで素人で、合格した瞬間からプロになるわけだから」とコメントされ、矢部浩之からも「オカムランドリームですよ」と評された 

めちゃ×2イケてるッ!(Wikipedia) 

番組が三中さんを「素人」として扱い、それを視聴者がすんなりと受け入れ、何よりすごいのがオーディション合格から5年半たった今でも「素人」として扱われている。Twitterで検索してみると、ほとんどの視聴者は三中さんを本当に素人だと思っている。

実質的には、オーディションで「一般人」から「プロの素人芸人」になった三中さんが5年半素人として求められていた仕事をしていた(実際は素人を演じてたわけではなく「素」なのでしょう)が、その仕事が嫌で芸能人らしい芸人になりたがったということだと思います。

しかし、残念ながら三中さんはプロのお笑い芸人にはなれないと思います。なぜなら、5年半もゴールデンの人気番組に出続けながら素人であり続けること自体が難しいからです。

プロのお笑い芸人が一番恐れているのは「面白い素人」でしょう。本当に面白い素人なら、まわりがその人をプロの世界に引き上げてしまいます。しかし、三中さんは5年半人気番組のレギュラーでありながら、周りにいるお笑い芸人から同業と見なされていなかった。それが現実です。


こういう実力を伴わない大抜擢は本人を不幸にします。それを実力だと勘違いし、のちに大きな選択ミスをすることになります。

しかし、三中さんは 5年半めちゃイケに出てて自分のことを「プロ」だと思ってたのか「素人」だと思っていたのか。それが気になるところです。