いろんな「終わってること」がある。

終わってる会社、終わってる関係、終わってる人、終わってるバンド、終わってる人生。


先日。会った「ひで坊」なんてひどい。

シャブやって人殺して刑務所入って、最近出てきたばかりらしい。


服役を終えて、罪を償ったから今は真っ当な存在なのだろうが、まぁ終わってる。ほとんどのひとがひで坊と話したら「コイツ終わってんな」という感想を抱くだろう。

「覚せい剤やめますか?人間やめますか?」の理屈で言うなれば論理的に終わってる。

でも、不思議だ。終わってても彼はわりと楽しそうだった。


エンドロールが悪くない映画のような、諦めないロスタイムのようなささやかな興奮もあるのかもしれない。

終わりは迎えているのだろうけど、終わってからの余白がそれなりに捨てたもんじゃないものってある。

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僕も終わっていた時期がある。

あの頃は、あらゆることを諦めてひたすら呼吸の回数を重ねていた。
世の中のすべてが気に入らなかったし、自分がどうなっても構わないと思っていた。眼前に広がる未来は真っ暗で腐りきっていた。


今はどうだろうか。終わってるつもりはないが、急に終わるかもしれない。分からない。


でも終わってからも足掻かないとなぁと思う。というより足掻いていたい。諦めると、ダサくなる。

いや、終わってる時点でクールもダサイも無いんだけど。
でも諦めるともっとダサくなるのも事実らしくて。


終わりたくないけど、どこまでいっても自分を保つか保たないかを決めるのは自分自身だ。

できる限りそこにいたいし、できる限り手を伸ばしていたい。あなたもそうだろう。

そんなひとの心臓を叩くためにステージが続いている。照明は未だ落ちず、黙りこくる様相を見せない。
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