車椅子ユーザーの木島英登さんがLCCのバニラ・エア社の航空機を利用する際に、起きたトラブルが賛否を呼んでいますね。
個人的な話ですが、私は以前木島さんの講演会に行った事があります。
車椅子で世界中を旅行されている木島さんのお話はとても面白く、時間めいいっぱいまでたくさんの楽しいお話をしてくださいました。
今回の記事、またそれに対する関連記事等を読み、いち身体障害者として、私なりに思った事を書かせてください。
確かに事前連絡を入れなかった木島さんにも、多少の非はあるのかも知れません。
しかし、事前連絡をしても航空会社から「断られてしまう」というのは、障害者差別解消法や合理的配慮の概念に反していると思うのです。
実際、バニラ・エア社は今回の件を契機に、車椅子ユーザーでも利用できるよう、対策を講じるとしています。
もし、木島さんが今回声をあげなければ、バニラ・エア社は、ずっと障害者差別解消法や合理的配慮に反した対応を取り続けたと思います。
障害者差別解消法や合理的配慮について、厳しい意見をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
でも、こういった法律を作らなければならない現実があったからこそ、法律が制定・施行されたのではないでしょうか?
障害者差別解消法が施行されている今でも現実はとても厳しく、難しいからこそ、今でも補助犬の入店拒否や今回の木島さんのようなケースが起こっているのだと思います。
障害者は、弱者として甘んじているわけではなく、どうすれば自分が生きやすくなるか?常に考え、周りに発信しています。
勿論、その中で辛い事を経験したり、傷つくような心ない事を言われたりもしていますが、それと同じ位に人の温かさや優しさにも触れています。
今回の木島さんの件で誰が悪いとか、何がいけなかったとか責めるだけではなく、そこから反省すべきは反省し、学ぶ事が一番必要な事だと思います。
そして、改めて障害者差別解消法・合理的配慮とは?何か?多くの人が考えるひとつのきっかけになれば良いと願っています。