「使う」という言葉について。



ヘイガイズ。こんにちはパントビスコです。

今日は「使う」という言葉について

私が普段気になっていることをお話します。



「使う」という言葉を使う場面は
(ここでも使ってますね↑)

日常で無限にあると思います。



用途は主に

物、人、心などを動かす動詞として用いられますが

基本的に私は

「人」に向けて使うものではない

言葉だと認識しています。



それを感じたのは

私が選考員として参加したとある映像作品の

オーディション選考室にて。



そこでは「この子を使おうかな」

「いや、今回は別の子を使おう」

などという会話が飛び交い、選考が進行しました。


私はそこで違和感を覚えたのです。


「使う」という言葉は物に対して使う

イメージが強かったので

人に対してに使うのは、なんというか

雑で失礼な表現に感じました。


同じ作品を作る仲間というよりも

極端に言うと

「お金を出して仕事を振ってあげてる対象」

という上から目線の表現に思えたのです。




また、別の場面の話では

私が撮影のお仕事でご一緒させて頂いた

タレントさんとの別れ際、

主役のタレントさんから

「今日はありがとうございました!

 また使ってください!」

と、言われました。



そこでもなんだかドキッとしてしまいました。

私はその方を使った気持ちはなく

同じ、素敵な作品を作るチームの一員として

「起用」させて頂いただけです。

相手を立てて自分を下げる表現なのかもしれませんが

自身を安売りしているようにも思えました。




「人を使う」という言葉は

多くの方がなにげなく使用している表現ですが

その二件があって以来、

私が人に何かをお願いする時に

「使う」という表現は避けるようになり

「起用する」「お願いする」という言葉を

意識的に使用するようになりました。




お店もそうですよね。

例えば町の八百屋の店主さんが

商品を買ってくれたお客さんに対して

「ありがとうございました!
 
 またウチを使ってください!」

と挨拶をする。


でもこれは「人」というよりも

「店」「サービス」を使うという意味なので

店主本人が言っても変ではないです。



ですがお客さんがそれに対して

「また使いまーす」というのは、変だと思います。

正しくは

「また利用しまーす」「また買いに行きまーす」

という表現がベストなのではないでしょうか。




人を「使う」という表現は本人不在の内々だと

暗黙の了解で許される言葉なのかもしれませんが、

対外的に、少なくともご本人に向けては

使用すべき言葉ではないと私は思っています。



「そんなの気にしすぎだよ!」

という方がいるかもしれませんし

否定もしませんが、ただ、

言葉の使い方ひとつで相手を思いやったり

自分を過度にへりくだることを避けたりできるので

そのような場面に出くわした際の

参考にして頂けますと幸いです。



私もまだまだ未熟です。

最近ようやく物心がつき、

つかまり立ちができるようになった人間なので

誰かを不快にさせる表現をしていないか、

人は使わず

気は使いながら、

余生を過ごしていきたいです。






パントビスコ  2021.5.17 Instagramはこちら➡ここ