月別アーカイブ / 2019年04月

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4月13日(土曜)22時30分より

「ひねくれ3 」

にゲスト出演させて頂きます。

是非皆さんご覧下さいね^ ^


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ある画家の僕物語8











六本木でのバーテンの仕事は大体一年程続いた。





バーテンと言っても品の良い「バーテンダー」ではなく、煌びやかにドレスを纏ったお姉さま達が優雅に男性をエスコートするのをささやかにサポートするバーテン、詰まる所がキャバクラのボーイに毛が生えたような存在だった。




あまりに当時お金が無かったので、とりあえず知り合いに紹介してもらって直ぐに始められるなら何でもいいと思い辿り着いたのがそのお店で、今はもう無くなってしまったが、外人ホステス、ストリッパー、日本人ホステスそれぞれ別のフロアがあり、さらにどのフロアからでも女性を呼ぶ事の出来るVIPルームが存在するかなり巨大なお店だった。


当初ボーイとして雇われた僕はあまりに在籍が多い女性の名前と顔が一致せずよく怒られていたが、ある時臨時でバーテンの仕事をしなければいけなくなったのが一つの転機になった。





実は僕はほとんどお酒を飲む事ができない。

一番最初に見よう見真似で作ったハイボールはウイスキーとソーダが半々という恐ろしい代物で、当たり前だが飲んだお客さんは思いっきり咳き込んでいた…笑


とはいえやはり物作りは向いているようで、女性スタッフの名前は結局最期まであまり覚えられなかったが、いつの間にかカクテルの種類は100種類以上のレシピを覚え、気づいたらVIPルームのバーテンに昇格していた。


 「六本木のキャバクラのVIPルーム」



日本の中でも最も薄暗くも華やかで、妖艶で美しいのにどこまでも汚い場所。

ハタチそこそこでその世界をバーテンの立場で覗き見た事は僕の人生観のいくばくかには影響を与えているのは間違いない。











当時人気を博していたタレントやミュージシャン、スポーツ選手に有名俳優まで。その隣の席に座るのはいまいち職業も分からず、というよりも世の中知らない方がいい事もあるんだよという空気を纏った人だったり、一度席に着いたお客さんにおしぼりを渡したら、ありがとうの言葉と一緒に福沢諭吉が返ってきた事があった。受け取るのもそれはそれで怖いので、それはそれは丁寧にお断りした。










VIPのお客さんと女性の関係はやはり通常フロアよりも色んな意味で濃厚で、怒号が飛び交うなんて事は日常茶飯事で、何度女性が涙している横で灰皿を取り替えた事やら今になっては思い出す事も出来ない。


金で繋がりながらも一筋縄ではいかず、仕事と割り切りながらも割り切れない、男女共にベタなのかネタなのか、どこかで境界を見失った人間関係の悲喜交々をバーテンという肩書きを背負ってポーカーフェイスで見つめた時間は今思い返すとそれでもどこか懐かしい。












希薄になっていく現代の人間関係に比べると、むしろあの場所には人間らしい人間がいたのかもしれない。









そんな事をふと考える。



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