月別アーカイブ / 2019年04月

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美術業界においては、版画=廉価版の粗悪品、あるいは芸術的価値の無いものであり、版画に手を出すような画家は拝金主義にそまった芸術家の風上にもおけないような存在とみる風潮がある。

と、かつて業界側にいる僕はそのように感じていました。

版画を制作する事を決めたのは多くの方に新たなかたちで作品を楽しんでもらうための方法を模索していたからですが、その考えを後押ししてくれたのは上記の考え方を根本的に改められるくらいに、現代の版画技術の進歩には目を見張るものがあったからです。


紙の質感や顔料へのこだわり、原画に対しての敬意。

テストで刷った版を初めて見たときに、大げさでは無く、これはこれで独立した作品なのだなと、率直に僕は感動しました。


版画業界側も、やはり美術業界サイドから最初に書いたように見られていることを理解していて、だからこそそういった見られ方を変えていきたいという情熱を持って仕事を積み重ねてきたのだなということが、言葉ではなく初めて目にした一枚目の「作品」を見て感覚的に理解する事が出来ました。

それと同時に、今後の僕自身の目標である「アートをもっと身近にする」ためのきっかけとしての大きな可能性を肌で感じ、体が内側からじわりと熱くなった事を今でも覚えています。


少しでも多くの方に版画の持つ魅力を体感して頂き、作品を飾る楽しさ、飾った作品を人と語らう楽しさを実感して頂けたら、そしてそれをきっかけに一層アートを身近に感じてもらう事が出来たらいいな。
心からそう思っています。

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ある画家の僕物語9




六本木バーテン時代も一年が経ち、僕は大学2年になっていた。




夕方まで大学で制作をし、18時〜早朝3時まで働いた。

当時は始発の電車とお風呂に浸かっている時間が睡眠時間で、お風呂が冷めていくその冷たさで目が覚めるのがいつものパターンだった(今考えると普通に危ない…笑)




大学が休みの日は毎日16時40分に自宅を出なければならなかったのだが、この頃夕方のドラマの再放送で「恋のチカラ」が放送されていた。





深津絵理と堤真一のダブル主演のラブストーリーに僕は異様にはまっていて、16時40分には家を出なければいけないせいでいつもクライマックスは見逃してしまうのがジレンマだった。





その後何度かの再放送がやっていたけど見るたびにあの16時40分のモヤモヤとした感情をふと思い出す。


 「この世に生まれて30年と6ヶ月19日。もう恋をすることなんて、ないだろうと思っていた」


作中の名セリフだが、ずっと歳上だと思っていた主人公の年齢をいつのまにか通り過ぎ、僕はどんどん30年と6ヶ月19日から遠ざかっていく。





焦燥感があるわけではないけど、ふと不可逆な時間を突き付けられたようなそんな気持ちになる。





バーテンを辞めた理由はシンプルだった。





肉体的に限界だったのだ。





どんな世界も慣れてしまえば後はルーティーンの繰り返しだ。





最初こそ少し危うく妖艶な六本木という街の魅力に好奇心をそそられたが、踏み越えてはいけない一線のこちら側にいる限りは、それも半年もすれば慣れてしまうものだし、一線の向こう側に行ってしまえば、二度と戻って来ることは出来ない。






ある日突然男性スタッフがボコボコにされて出勤してきたり、昨日までいたはずのフロアマネージャーが突然いなくなったり、そして誰もその事について触れなかったり、一線のこちら側で、向こう側の気配を時々感じる事はあったが、幸いにして僕はそちらに足を踏み入れる事はなかったし、日常としてそこで仕事をこなすには僕は少し疲れ過ぎていた。





幸運も重なった。





奨学金が貰える事になったのだ。




貸与と贈与、それぞれそれなりの額だったし、貸与は今でも返している。






奨学金に関しては色々と問題点も指摘されているが、少なくともあの時の僕は奨学金がなければあの生活から抜け出す事も出来なかった。
 



学生というなんの信用もない身分に金を貸してくれるというのは、いま画家というなんの信用もない立場になってみると実に凄いシステムだと思う。





六本木最期の日、特に誰に見送られるわけでもなく、当たり前に業務をこなしいつものように始発に乗って帰路についた。






この街では金がない限り男は使い捨ての消耗品なのだ。




そう言えば、村上龍さんは武蔵野美術大学の大先輩ですね…笑




かくして僕の六本木時代は静かに幕を閉じるのであった。





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#ある画家の僕物語9









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ひねくれ3 放送後記



地上波初メインゲストという事で流石にちょっと放送前はドキドキ。



収録中に感じていた事は、やはり対面しないとわからない芸人御三方のトークスキルの高さで、特に進行や調整も同時にこなしながら的確にゲストが喋りやすいように導いてくれる山里さんの力量はテレビやラジオで知ってはいたつもりでしたが、グランドレベルで見るアスリートと同じように、同じ目線で見ないと本当の意味ではわからない凄さを存分に体験させて頂きました。



岩井さんがアートにあれだけ興味があったのも結構意外で、収録後は岩井さんのアートに対する想いを聞かせて頂き、芸人さんならではの鋭い視点はアートという表現の場でもきっと相当に面白い作品が出来上がるのだろうなとワクワクしました。



小宮さんは思ってたより大きかったです。



そして今をときめくスーパーアイドル秋元さんは、ご縁あって隣に座らせて頂いただけで幸運な事です。やはり現役バリバリのアイドルの方は透明感が凄いですね…



色々収録中は拙い部分もあったものの、そこは編集というプロの偉大な力のお陰で纏めて頂き、結果一視聴者として存分に楽しまさせて頂きました。



今回のご縁に心より感謝し、今後とも頑張りますので応援よろしくお願いいたします!^ ^


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