ある画家の僕物語22



大学3年での作家デビューは美術業界では少しだけ話題になった。

何度か美術雑誌に特集され、いくつかのギャラリーからの展示の誘いがあった。

幸いにして新人としての真新しさも手伝って僕の作品は割合よく売れた。

それによって大学生としてはなかなかな画料を受け取る事が出来た。

だが、それだけで生活をするというにはまだ遠く及ばず、展示を重ねて絵画業界の現実を知れば知るほどに画家として生きる事への不安と焦りを感じる事になった。



本人のそんな感情とは裏腹に大学内で僕がプロとして活動しているという噂がいつの間にか学部内で浸透し始め、教授陣の耳にも入る事となった。

応援してくれる教授ももちろんいたが、日本の美術教育の現場においては未だに自身の芸術性を金銭に換える事への拒否反応を持つ人間も多く、何人かの教授には露骨にネガティブな態度をとられたりもした。



美大に進学した事への後悔は無いし、大学で学んだ事も実際とても多い。

ただ、美大と美術市場の乖離はやはり問題だと今でも感じているし、それがインターンを募集し始めたきっかけでもある。



そしてもう一つのきっかけとなる事件に僕は巻き込まれる事になる。




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