自宅の掃除機がけをしながら、ふと
「そういえば昔イギリス行った時の写真て実家にあったっけ?」
と思う。
当時はフィルムカメラ全盛だった上に我々90年代組は「コンパクトカメラを持ち歩く種族」。
どこへ行くにもカメラ!カメラ!カメラ!
撮る量も多かったので、次第に焼き増しをするのが面倒になり(渋谷のビックが安かった)、それぞれ持ってる写真が別々で、誰の家になにがあるのかわからない状態。
今はもう付き合いのないあの頃の友人宅にも、まだ色々あるのかな。
実家に帰って探してみると、アルバム数冊にコメントつきでざかさが収められていた!
のだが…✨
おしゃれかよ✨!!
コシくんと南。今もふたりとは仲良し。
(なんか見た目だいぶ違うけど色々と)
このスエット好きだったわーー(人のだが)。
このカメラ懐かしいわーーー。
70sっぽい細眉のメイクが似合う顔立ちが憧れだった♡
「前、短期留学中にこのチョコ朝ごはんに食べてて大好きなの!」
というコメントに、(すっげーー✨ おしゃれかよ(΄◉◞౪◟◉`)✨)って思ってた。
顎のライン!!
これは、英國前夜祭@昔の南さん家。
泊まってこのままここから行ったんだっけ?
このアーガイルニットも好きだった〜(人のだが)✨
キューガーデン行った日、23歳の私。
この後まさか街全部が「パワーカット」になり、駅にも電車が停まらずえらいことになるとは…。
最初の写真の南さんを見て、
絶対私の服失敗だろ(´Д` ) なにこれー
って、20年思ってたけど、今見ると結構ちゃんとしてる。(キューガーデンには合ってないけど。というより中にいると清掃員ぽかった)
耳あてはスヌーピーで、フリースには忍者ワッペンが貼ってあるよ☆ 英國人に大人気だったよ!
謎のステッキ屋を求めてアランデルへ。
小さなお城があって、この日は「服を間違えなかった」。
迷彩バッグも古着スリップもまだ持ってる( ´ ▽ ` ) マフラーは無印。
真っ暗だけど夕方。暗闇の向こうには牛がいる。
その前に寄った街のスリフトショップで大量買い。
ピアスは拡張中(懐)。
携帯もインターネットもなかった時代、事前のリサーチは、ほぼ!雑誌と書籍頼み。
当時書店バイトだった私が選んだのが、あまりの素敵さゆえに今も持ってるこの一冊。
丸茂和博氏 著 / 双葉社
『ロンドンから行く田舎町』
文書がイカス✨ 全部の街行きたい!
と、めちゃめちゃ読み込んでこの有様。
ステッキなんか買えないし、見に行く必要もないのに、
「文章が一番ウケる」って理由だけでアランデルに行ったんだよ確か。
ハタチそこそこって、狂ってる❣️
でも、10年以上ぶりにこの写真たちを見て、
あの頃の自分たちのやる気に感動した。
この旅も、「ヴィヴィアンのロッキン買いに」が主な目的で、時給800円をコツコツ貯めて、行ってみたら1ポンドが200円オーバーで、毎日安いベイクドポテトとか舌が痺れるグミキャンディしか食べられなくて、でも最終的にはちゃんとロッキンも買ったのだから驚き!
私のバレリーナは3万円台、南さんのブーツは5万円台と、今考えると破格なんだけど、頑張ったねえ✨
ファッションに命がけで、全力投球で、
そりゃこの後なにかに成るわ、やる気あるもん(΄◉◞౪◟◉`)✨
今、この20代と関われって言われたら、
「うーーん、いいかも( ´ ▽ ` ) こんなオサレ志望の子たちめんどくさいわー」って思いそう。
コギャルに憧れてるし。 全然間違ってるし。
(当時はPUFFYちゃんが可愛くて、みーんなスパイラルパーマだったよ! そしてクリアマスカラとカラコン以外ノーメイクで楽ちんだったよ)
でも、なにかを調べたり手に入れようとしたら、現地まで時間とお金をかけて行かなければならなかった時代、出来る範囲でだったけど、すこし背伸びして色々やってみて良かったな。
これ自体が直接その後に答えをくれるわけではないけど、「無駄なこと」が今よりずっと少なかった。
というより、今だってほんとは「無駄なこと」ってそんなになくて、速く答えが出ることに慣れてしまってそう感じるだけなのだろう。
帰りの空港でX線にミシュランの子(ビバンダムちゃん)の大きなオブジェの影がはっきり映って検査員と大笑いしたり、
今もいる毛並み最悪のアンティークくま「ボワボワちゃん」を機内のおしぼりで拭き出したら、面白がったCAさんたちが山ほどおしぼりくれたり、
それに飽きると10時間くらい小さなハサミで枝毛切ってたり、
今でも忘れない馬鹿みたいな面白いことがたくさんあった。
書(スマホ)を捨て(なくてもいいけど)よ、
旅に出よう!
なんてことを、若き自分たちに教わる。
Spice Up Your Life❣️❣️
(左の紫の子はヴィクトリア・ベッカムですよ!)