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今回はコラムとかではないのだけど、常々抱いているフラストレーションを発散しますw

うん、最近の悪役(怪獣怪人)ってね?
怖くない!
子供へのスタイリッシュなスター性やら、過剰な倫理観の押し付けやら、アメリカンナイズに影響されたデザインコンセプトやらで、ちぃ~とも怖くないの!
昭和の怪獣怪人ってさ、基本〈狐狸妖怪〉の延長で、つまりは〈怪奇キャラクター〉だったのよ。
で、確かにエグくて毒も強いんだけど、そうした存在への〝怖いもの見たさ〟ってかさ、そういうのも子供なりの葛藤で取捨選択してたワケなんよ──「見たいけど怖いからどうしよう?」って。
そういうのも、自主性や審美眼を育てる情操教育に一役買っていたと思うのよ。
それに〝そういう非共感存在(人殺しさえする)〟が裁かれるから〈勧善懲悪〉がカタルシスとして活きるワケだし。
〝怖くもなければ人殺しもしない異形〟をいくら倒したって、そんなん〝絵空事〟度合いが逆に高くてメッセージも自分事として伝わらないと思うのよ。
怖いものは怖いし、酷いことは酷いし、痛いものは痛い──そういう当たり前の感覚を共感性に伝えるのが『正しい情操教育』だと思うし、何でもかんでも過敏な〝臭いものに蓋〟的な目隠しは、逆に歪な心を増長しちゃうと思うのよ。
荒木飛呂彦先生は『ホラー解説本』で言ってたよ──「目隠しの温室育ちが本当にいい事だとは思えない。ある程度は『汚いもの』も見ておかなければ、綺麗なものを見たって『本当の綺麗さ』を理解出来る価値観は育たない」って。
コレ、オイラの価値観とまったく合致していたんでビックリ&感嘆したよ。
(  ̄- ̄)
親御さんがやるべきは「こんなの俗悪だから観ちゃダメ!」じゃなくて『観た上で、正しい倫理観へ導く事』だと思うのよ。
「怖いねえ? 酷い怪人だね? だから悪い事しちゃダメなのよ?」って。

と、しこたま屁理屈ブッコイタところで、現在じゃアウトな連中を上げま~す ♪  
ヾ(*´∇`)ノ
昭和って、大人(発信側)も子供(視聴者)へ真剣に臨んでたよね ♪  
同目線の感覚を大事にして ♪  
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【クビゲルゲ(超人バロム1)】
はい、のっけから完全アウト!
(; ̄∇ ̄)ノ
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【ミイラルゲ(超人バロム1)】
そもそも〈ミイラ男〉がグロ妖怪ですけど……ここまで毒が増しますか。
スゲーな『バロム1』の〈ドルゲ魔人〉って。
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【ノウゲルゲ(超人バロム1)】
脳をモチーフにしてる時点で、現在では完全アウト!
ってか、この発想すら出ないだろうな……現代のクリエイターは。
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【ウデゲルゲ(超人バロム1)】
こんなん出会したら大人でも泣くわ!
でも、そうした忌避存在が倒されるから〈ヒーロー性〉が活きるのよ!
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【蝙蝠男(仮面ライダー)】
御存知、第2話のショッカー怪人!
最初期の『仮面ライダー』は〈怪奇SF〉だったのよ?
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【サラセニアン(仮面ライダー)】
初期ショッカー怪人の特徴は、演者の目がダイレクトにデザインの一端とされていた事。
そのせいで生々しい存在感が生まれ、絵空事の恐怖対象ではなくなる!
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【クチユウレイ(スカイライダー)】
80年代のネオショッカー怪人ですら、まだまだ〈恐怖対象〉としての性質を色濃く持っていました。
もっとも〈ネオショッカー〉は意図的な原点回帰だったし、方向性もダイレクトに〝オバケ〟だったけど……。
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【バラバンバラ(イナズマン)】
バラは美しいもの……。
だから、バラ怪人も優美なデザイン……。
ヌルイわ!
バラとて立派に〈恐怖対象〉となる……それが『昭和怪人文化』じゃ!
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【海底原人ラゴン(ウルトラマン)】
健全ヒーローの代名詞たる『ウルトラマンシリーズ』ですら最初期は御覧の通り。
そもそも『異形への好奇心』とは『恐怖対象への好奇心』と表裏一体なのです!
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【ゼニクレージー&ゴミゴン&スモッグドン&ヘドロンガー(コンドールマン)】
某CMでプチ復活した〈ゼニクレージー〉は、そもそも〈コンドールマン〉の敵。
で、コンドールマンの敵は、高度経済成長に開花した日本人のエゴイズム(環境汚染公害や、物品を軽視した使い捨て感覚など)を具現化した存在。
ゼニクレージーはエコノミックアニマル化した守銭奴ぶりを皮肉ったキャラクターなのです。



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