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【冥土へ誘うもの アイリ】
登場作品:『クイーンズブレイド』シリーズ
肩書:冥土へ誘うもの/冥土のメイド
性格:誠実一途にして献身的。性根は意外と強気。
種族:レイス(死霊)
武器:大鎌/精気吸収/透明化/使役霊〈低級霊ブラザーズ〉
身長:161cm
スリーサイズ:B86・W56・H83
CV:伊藤かな恵
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【設定】
 四年に一度〈次期女王〉を決定するために開催される美闘姫達による真剣闘技大会〈クイーンズブレイド〉にて、邪悪な野望を姦計する〈沼地の魔女〉の懐刀的部下として参戦。
 彼女は〈沼地の魔女〉の魔力によって召喚された〈死霊〉であり、同時に〈服従魔法〉によって〈沼地の魔女〉のボディーガード的忠臣とされているため、その主従関係は絶対的なものである。

 常に粛々とした敬語で話すため貞淑可憐な印象に在るが、反面〈死霊〉としての性質上〝精気〟を糧として吸収しないと自己存在を維持できないため〝食事〟に関しては貪欲である。
 精気吸収の嗜好は〝美女・美少女〟であるため〈沼地の魔女〉からの指令とはいえ〈クイーンズブレイド〉参戦は、彼女にとっても喜ぶべき好機なのであった。
 尚、精気吸収は〝相手に触れる事〟が必須条件だが、メディアミックス展開で作品幅が広がると微々と拡張改訂が為され〝自分からだけではなく相手側から触れられても精気吸収が可能〟となり、また当初は〝腕を触手状にして触れる〟という設定もあったが、美少女には不釣り合いな怪物性であったせいか現状では使われなくなり、抱擁や接吻によるエロティックな表現が定番と用いられている。
 尚、当然ながら〈精気吸収〉は〝生者〟以外には効果が無い。

 上記のような背景から、彼女が恐れているものは〝主人からの仕置き〟と〝この世からの消滅〟だけとされている。


 本質的には〈死霊〉ではあるものの〝完全な霊体〟というわけでもなく、物質的に触れる事が可能。
 メイド衣装はアイリ自身の意思によって具象化した物で、他の衣装に変更したり消したりする事も出来る(ただし彼女自身が〝メイド服〟を気に入っているため〈沼地の魔女〉からの命令でもなければ変える気は無いようだ)。また、その衣服は〝鏡には写らない〟という性質がある。
 戦闘に於いて衣服が破れるのは、彼女自身が「ダメージを受けた」と認識した意識の反映である。

 大鎌を自在に操る戦闘能力は高く、使役霊〈低級霊ブラザーズ〉に命じて相手を金縛りにする事も可能。加えて〈透明化能力〉を有するので虚を突いたり態勢を立て直す事も出来るが、この〈透明化能力〉は衣服▶下着▶肉体の順に消えていくため少々手間が掛かる。
 尚、大鎌を苦も無く使いこなすが決して豪腕というわけではない。単に愛用武具を扱うコツを熟知しているだけである。
 
 また〈沼地の魔女〉の配下には、彼女の他に〈千変の刺客 メローナ〉と〈古代の王女 メナス〉がいて3人1セット扱いとされる事も多いが、自由気質のメナスが〈沼地の魔女〉の配下になる事へ反抗して離反してしまったために、メローナ共々〝メナス捕縛指令〟も受けている。

 TVアニメ版では〈沼地の魔女〉の配下として暗躍していたが〈武器屋 カトレア 〉の息子〝ラナ〟と出逢い、保護している内に〝はぐれた母を案じる少年の心〟と〝魔女の手下として悪行に身を捧げる自分〟という相反する要素に葛藤を抱き、結果的には巨悪を倒そうとする美闘姫達の決戦に加担している。

 また PSP版ゲーム『クイーンズブレイド スパイラルカオス』では、成り行き上、未知の巨悪を倒そうとする美闘姫達の旅に同行する中で〝正義の連帯意識〟が萌芽し、これまた〈沼地の魔女〉への忠誠心と板挟みになり苦悩していた。結果、未知の敵を〝漁夫の利〟的に排斥しようと姦計する〈沼地の魔女〉から加勢許可を受け、また仲間達から〝本当の優しい自分〟を指摘され、晴れて信頼関係に在る味方となった。


 正式な肩書は〝冥土へ誘うもの〟であるが、とことん自由奔放な自己中天使〈光明の天使 ナナエル〉からは攻撃的揶揄として〝冥土のメイド〟と別称された。
 この両者はTVアニメ版にてライバル関係が確立していたが、最終的には〝ラナを想う優しさ〟故に一時的に和解し、協力体制になった。
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 2005年から作品がスタートし、一応は2010年代後半にシリーズ完結をしながらも、現在はソーシャルゲームとしてリブート展開されるほどの一大コンテンツと発展した『クイーンズブレイド』に登場する人気キャラクターです。
 その人気は作品キャラクターの中でも主役級に高く、現在でもコスプレイヤーには人気定番のひとつと化しています。
 『可愛い』『可憐』『一途』『清廉』『貞淑』『忠心』『強い』『家事完璧』『伊藤かな恵ボイス』そして『種族性質上、エロい w 』と、私の妄想を総て具現化したような娘です。
 とりあえず彼女さえ一緒に居てくれれば〝無人島〟でも〝荒廃した地球〟でも不備無く生きていけるでしょうw

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 さて彼女について語るには、まず『クイーンズブレイド』について説明する必要があります(知らない一般層の方が圧倒的に多いでしょうから)。

 この作品の原作は『アニメ』や『漫画』ではありません(後々のメディアミックス展開によって、アニメ化&漫画化はされましたが)。
 そもそもは〈ホビージャパン社〉から刊行された〈ビジュアル対戦型ゲームブック〉になります。
 各キャラクター毎に一冊の扱いとなっており、B5版フルカラー装丁のイラスト集になっています(価格は一冊1000円弱)。
 ただし〝普通のイラスト集〟ではありません。
 各ページにはテーマキャラクターの戦闘態勢(『剣を構える』とか『避ける』とか『ダメージを受けた』とか)が描かれており、下部には選択行動と数値票が記されています。
 コレ、何をするかと言うと……対戦相手同士で互いのキャラクターを持ち寄って闘えるのです!

 まずは互いの本を交換します。
 そして、互いに〝自分の行動〟を宣言します(「斬りかかる」とか「後退する」とか)。
 そして、ページ下部には〝自分の選択行動〟と〝相手の宣言行動〟を照らし合わせたページ番号が記されているので、指定番号のページへ捲ると……アラ不思議!
 互いのキャラクターの〝成功/失敗〟に対応したイラストが描かれているのです!
 これを繰り返してヒットポイントがゼロになった方が負けになります。
 対人戦ですからパターンなどありませんし、行動判定も緻密に計算されているので矛盾した戦況は生じない優れもの。
 つまり〝擬似真剣勝負〟が出来るのです。
 それだけでもスゴいのですが、キャラクターは総て実力派イラストレーター勢による〝美少女〟で設定や特殊能力のヴァリエーションも豊富。イラストも美麗。おまけにダメージを受けたり与えたりすると、鎧や衣装がはだけたセクシーショットになります。
 こうした〝ゲーム性の面白さ〟〝キャラクターや背景世界観の作り込み〟〝ギリギリまで攻めたエロス要素〟によって一部からは絶大な支持を受けたシリーズなのです。


 革新的なシリーズでしたが、実はこの企画の源流は、もっと以前に遡ります。

 1980年代にアメリカ発の『ゲームブック』という物が上陸し、日本でも大ブームとなりました(第一作『火吹き山の魔法使い』を挙げればピンと来る人もいるのでは?)。
 コレは一応『小説』の形態ではあるのですが、要所要所の場面で行動選択を迫られ、選択に対応した番号の節へと行く事で物語の展開がガラリと変わる〈アドベンチャーゲーム〉でした。あまりにもヒットしたために国内産作品も多々発売され、まさに猫も杓子も状態でした。
 やがて、コレはダイスを用いた戦闘要素を取り入れ、個人創作した物語を参加者が対話で冒険する〈テーブルトーク型RPG 〉へと発展します。
 そうしたブームの中で、ヴァリエーションのひとつとしてアメリカから上陸した物が〈フライング・バッファロー社〉から発売された『ロストワールド』という作品です。
 これこそが『クイーンズブレイド』の源流で、ゲームシステムもまったく同じ……っていうか『クイーンズブレイド』は公式に『ロストワールド』シリーズの日本展開出版物に入ってますから、ぶっちゃけ混ぜて遊べますw
 ただし双方には微々たる差異もありまして『ロストワールド』の方は純粋に〈古典的ファンタジーキャラクター〉になっています(〈戦士〉とか〈魔法使い〉とか〈エルフ〉とか〈ドワーフ〉とか)。私も当時買った〈忍者〉と〈ドラゴン〉を持っていますが、イラストは〝ザ・アメコミ〟みたいなモノクロ仕様なので〈イラスト集〉的には楽しめません。サイズもハーフレターサイズという日本人には馴染みの薄い装丁です。
 ただしゲーム性は高いので私は好きでしたが〝物語性に欠ける事〟と〝取扱店が少ない事〟が原因か浸透せずに消えました。

 その『ロストワールド』の優れたゲーム性に再着目して、日本のオタク層向けにアレンジを施して復活させたのが本作『クイーンズブレイド』なのです。

 時代が経過して元祖『ロストワールド』を知らない層も増えた事も起因するのか、この作品は〝いままでに無かった斬新なゲーム〟と認知され、且つ先述の〝萌え魅力〟も付加された事からマニア層からは大ヒット(現累計30万部発行)となり、瞬く間にメディアミックス展開へと飛躍。
 TVアニメやOVA が数本も作られ、フィギュアも定番人気。
 更には『クイーンズブレイド』の続編として『クイーンズゲイト』『クイーンズブレイド リベリオン 』『クイーンズブレイド グリムワール 』とコンスタンスに発表されるまでに成長しました。
 そして、小休止期間を経て、2017年からはリブート企画『クイーンズブレイド アンリミテッド 』がスタート。
 近年では『クイーンズブレイド ホワイトトライアングル』というソーシャルゲーム化して話題となり、人気再燃の兆しを見せています。

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 実は、そもそも私を『クイーンズブレイド』の世界へと誘ったのはアイリではありませんw
 真犯人は〈光明の天使 ナナエル 〉さんですwww
 彼女の可愛さにハマって『クイーンズブレイド』へと足を踏み入れたのですが、そこで初めて〝アイリ〟と出会います。
 もう一目惚れでした。
 いや、ナナエルさんも同等レベルで大好きですが……今回は割愛www

 とにかく可憐で可愛いです。
 戦闘も強くて凛然とした魅力です。
 性格もいいです。
 時折垣間見えるダークサイドな雰囲気もいいです。
 エロくて耽美な姿もいいです。
 おまけにCVは、大好きな〝伊藤かな恵〟嬢です。
 もう非の打ち所が無いです。
 最終兵器です。

 と、一頻りキモく妄想を暴発させたところで考察w

 私的に感じる彼女の魅力として〝両極な二面性〟は外せないと思うのです。
 メイドという可愛さにあって、死神の如く大鎌を豪快に奮う高い戦闘力も、そう。
 本質的には優しい性格に在って、敵側〈沼地の魔女〉の懐刀というダークサイドな側面も、そう。
 貞淑清楚な印象に反して、精気吸収という淫靡なエロティックさも、そう。
 それでいながら他作品の二面性型キャラクターと決定的に違うのは〝対極二元論に切り捨てた存在〟ではなく〝両属性を共存内包しているグレーゾーン〟という性質でしょう。
 多くは〈正属性〉と〈負属性〉の狭間で葛藤苦悩し、どちらかに着地すると対極属性とは決別するのが定石。
 しかし彼女は、母性にラナを守ろうが、一時的ながらも美闘姫達と共闘しようが、やはり最終的には〈沼地の魔女〉の手下として帰結します。
 かと言って、本質面に於いては〈悪〉でもない。
 心優しい性根は〝本物〟です。
 そして彼女は、その両面を受け入れている……と言うか、そもそも彼女の自然体でしかない。
 ありがちな「私は善なのか悪なのか」なんてレゾンデートル型の苦悩は無い。
 ラナの時や PSP版の時も、そうした苦悩ではなく、率直に〝自分の立ち位置〟に対する苦悩(すごく助力してあげたいけど〈沼地の魔女〉から容認されるだろうか)なのです。
 って事は、ある意味〝どちらに転ぼうが私は私〟という達観の域でもある。
 コレ、ヒロイン像としてはちょっと珍しい。


 また一方で、冒頭に悶えたように〝男性の妄想〟を余す事無く具象化したかのような存在であり、それこそ〝絵に描いた餅〟のような羨望すら覚える完璧な萌えです。
 アイリになら、献身的に「御主人様」って仕えてほしいし、守ってほしいし、おいしい料理を作ってもらいたい……そう思っている男性ファンは多いはず。
 要は、とことん〝完璧な理想像〟なんですよね。彼女。
 普遍的な〝男性の理想像〟と言うか……。

 うん、もう御託並べないで率直に言います。
 アイリの〈御主人様〉になりたい!
 え? キモい?
 いや〝萌え〟を語るのって、そういうものだからwww

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 さて先述の通り、私を『クイーンズブレイド』にハメた張本人は〝ナナエルさん〟なのですが、この二人は謀らずともTVアニメ版にてライバル関係になりました。
 私にとっては双方甲乙付けられない〈美闘姫〉な上に、私を『クイーンズブレイド』にハメてくれた原点ですので、この展開は少々感慨深いものがあります。
 そして最終決着では、もうどちらに肩入れしていいか分からず大困惑。と同時に、死力を尽くして脱ぐ……じゃなかった……闘う二人の姿には痺れました。
 最終的にはラナの存在が二人の一時的和解へと繋がるのですが、私にしてみれば有頂天になるほど嬉しい〝夢のタッグ〟でした。
「何が何でもラナとカトレアを再会させる!」という芯の強さと、いざ叶った時の満足そうな微笑に、アイリの強い母性面を垣間見れて誇らしくも嬉しくなりました。
 実際〈沼地の魔女〉との板挟みになりながらも、結局はラナを見捨てられずに寄り添って守り続けたのも、その母性故ですしね。
 うん、優しいんです。彼女。
 一方、ラストにて「任務失敗で帰ったら〈沼地の魔女〉様にお仕置きされる……どうしよう」と狼狽するメローナ&メナスの脇で「まあ、いざとなったら私はラナの所へ身を寄せれば良いだけですけれど」としれっと平然に溢すシーンは笑えました。
 ひょんな気紛れ的に同行していただけですが、どうやら彼女にとっても、ラナは〝特別な存在〟になっていたようですね。
 正直、彼女を交えた〝カトレア家の優しい日常風景〟も見てみたかったですね。
 きっと癒しに満ちた雰囲気の食卓になっていたんだろうな……。

 ちなみにナナエルさんとは OVA『ヴァンキッシュド・クイーンズ 聖邪蹂躙』にて再会するそうな(未見)。
 そして、またもナナエルさんが〝やらかして〟アイリも面倒事に巻き込まれるそうなw
 ……仲いい凸凹コンビなんかな? この二人?


 OVA 版は未鑑賞なのですが……彼女を主役にした『アイリの夜食バンザイ』は絶対に観ないでしょう。
 物語面は割愛しますが、彼女が消滅するなんてラストは御免です!
 仮に外伝やスピンオフやパラレルワールドでも御免です!
 そんな哀しみ拭えない最大級のトラウマは『マン兄さんがゼットンに殺された』と『ぼくらの〈マジンガーZ〉がボコボコに倒された』だけで充分です!
 アイリには、ラナへ向けた時のような〝幸せそうな笑顔〟であってほしいもの……。
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 劇中設定に沿うなら、アイリは〈敵側〉という立ち位置になります。
 しかし、先述のような作品性質から本作では〝自分の思い入れているキャラクター〟こそが〈主役〉になるのです。
 加えて、彼女の場合は、そもそも人気が高い事もあって、しばしば〝主役級の扱い〟で描かれる事も珍しくありませんし、脇役の場合でもかなり優遇的な演出が為されます。
 少なくとも、私にとって『クイーンズブレイド』の〈主役〉はアイリ(と、ナナエルさんw)です。
 可憐で一途で献身的で強くて……そして、エロいw
 これからも彼女への〝萌え〟が果てる事なんて無いでしょう。
 彼女は、私にとって〝永遠の美闘姫〟なのです。