今回は『闇暦世界』着想の経緯を……。
Xk_D9vvdyF.jpg
▲孤独の吸血姫〈カリナ・ノヴェール〉▲

 前回までの内容で解るとは思いますが、当初カリナの活躍舞台は『現代』でした。
 ところが、自分の過去作品プロットを鑑みて、はたと気付いたのです。
「そういえば『現代劇』が多いな」と。
 まあ『ファンタジー』や『近未来SF』を題材とした他作品プロットもありましたが、多くは『現代舞台』だったのです。殊に『妖怪や怪物が登場するアクション作風』の場合は(ヒーローものが多かったですしね)。
 で『現代』は『現代』でも「荒廃した世界観』ってやった事ないな」と。
 うん『北斗の拳』とか『バイオレンスジャック』みたいな。
「この舞台設定なら怪物が大手を振って跋扈する世界も不自然じゃなくなるし、そうなれば『ありきたりな妖怪退治もの』からも脱却できるんじゃないか?」と思い立ったワケですな。
 そもそもは〈吸血鬼〉に限定した作品ではなく、種々雑多な怪物が登場する世界観大系を描きたかったので、これは理想的な着眼でした(自画自賛w)。

wNafvDTH4Z.JPG
▲闇暦世界の象徴〈黒月〉▲

 世界荒廃の原因(『北斗』の核戦争や『ジャック』の関東地獄地震に該当する要素)は『ノストラダムスの大予言』で決定(その方が、いかにもオカルト王道っぽい)。
 世の無秩序を象徴する雑魚(『北斗』のヒャッハーに該当)は〈リビング・デッド(近年型ゾンビ)〉以外にない(ただし、誤認混同されている本来の〈ゾンビ〉と差別化するため〝デッド〟と呼称しました)。
 怪物が我が物顔の世界ならば、明るい世界ではおかしい……いっそ慢性的に夜闇の現世魔界にしてしまおう。
 ユニバーサル映画やハマー映画といったゴシックホラーが基盤だから〝濃霧〟は欠かせない鉄板演出要素。
 この世界の〝混沌と独自性〟の象徴として、大好きな西洋妖怪〝バックベアード〟を天空に据える事にもなりました(作中で〈黒月〉とされている存在ですね)。
 アイツ、巨悪的なインパクト絶大ですから。
 ってか『一つ目怪物』って、どうやら私のツボのようです(『ウルトラマンガイア』の〝ガンQ〟とか『仮面ライダーストロンガー』の〝一つ目タイタン〟とか)。

 不思議な事に糸口を見つけると、結構トントン拍子で決まっていきました。

hWLa5MQKYS.jpg
▲闇暦主人公、夢の共演▲

 そして、カリナ。
 柘榴かじりは、この直前の作品プロットで決まっていました(別系統で女性向けに『イケメン化けしたモンスターとの悲恋もの』も考えて、そこから転用しました)。
 小説のネタバレにつながるので細かくは書きませんが、カリナ以前から『吸血鬼キャラの無害な共存は実現できないものか?』を模索していて、その結果辿り着いたアイデアです(林檎かじりみたいで画的にも締まりますし)。それを彼女に流用しました。

 一方で〝子供連れ〟となったのは『闇暦世界』が固まってからです。
 流浪する事は決まっていたのですが〝マントを靡かせてカッコよく流浪〟だけではインパクトが薄い(ありきたり)。
 そこでヒントになったのは、実は名作時代劇『子連れ狼』なのでした。
 〝キザな柘榴かじり〟〝子連れの母性〟〝孤高の流浪戦士〟と、彼女の独自性はこうして固まったのです。

 と、今回はここまで。
 続きは、また気が向いたらww



《闇暦強化月間》
【孤独の吸血姫】
9TrRKAc0fT.JPG


【雷命の造娘(らいめいのぞうしょう)】
5Fl18g9JRx.JPG

【総合HP『凰太郎WORLD』】
HP用アイコン.jpg