さて。
もうすぐ始まるKisses and Kills Tour。
みんな気持ち高めているかな?

そんなあなた達に。いつものやつやります。
全曲解説〜(パチパチ)

まぁ、そもそもKisses and Killsというアルバムは社会に対しての危惧やほんまにそうか?ってのを問うてるアルバムであり、一方でその中にうごめく人間の感情こそ美しくて、やっぱり失いたくないよね?っていうメッセージ性のアルバムであるわけだが。
そんな暗い奥底の半分哲学みたいなアルバムがオリコンチャート1位ってのは、紛れもなくオーラルを愛してくれてるあなた方ファンのおかげで。ここでもう一度お礼を言わして欲しい。

『本当にこんなバンドを愛してくれてありがとう』
『そしてこれからも期待裏切っていきます(もちろん良い意味で)』

ではでは。
大切な我が子達を丁寧に解説していこう。

まずアルバムでは1番大事といっても過言ではないM1を担った
M1.もういいかい?
この楽曲は簡単にいえば、なぜ俺らが今回みたいな挑戦的なサウンドや歌詞に辿り着けたのか?とか
なぜここまで同じバンドでありながら変化を好むのか?
そういうことを過去から今に至るまでの俺ら4人の心境を含めて描いている。
俺らはずっと満足できないバンドなんです。目標に手が届きそうになった時はもうすでに、それは目標じゃなくなっていて。その目標はまた遠く離れたところにあったりします。満たされないからこそ道に迷うこともあるし、答えのない俺らの夢をずっと、今もあなた達ファンと探しながら前に進んでる途中なんだよ。っていう楽曲。
だから変化もしていくんだよね。俺はこれを成長だって思ってます。みんなのおかげだ。ありがとう。

M2.BLACK MEMORY
映画『亜人』のタイアップ。この楽曲でたくさんの人にオーラルっていう名前を知ってもらえたと思う。感謝だなぁほんと。
ライブで盛り上がるのはご存知だろうから、この楽曲がどういうメッセージなのかを解説しよう。
人間っていうのは自分がどういう環境に、なにを持って生まれるかを選択できない。定められた運命の中でひたすら生きていくしかない。そこにはもちろんアドバンテージもあれば、コンプレックスを抱えることにもなるだろう。あなたは、そこから逃げて生きていくのか?向き合ってそれを生かしていくのか?あなたがその性格、姿をもってその場所に生まれた意味は??それはあなた自身、自分自身しか答えを持ってないよ。という楽曲。
俺は人に生かされてるから、自分を生かしてくれる人を守るのが自分の人生の役割だって気づけたよ。

M3.PSYCHOPATH
サイコパスって言われてあなたは嬉しいですか?本当のサイコパス知ってますか?みたいな楽曲笑
もともと世間では避難されるべきサイコパスという単語が、何かの歪みで喜ばれる言葉になってきてる風潮に違和感を感じていることを歌っている。お前サイコパスやなー!みたいなテンション感で言われた受け手は自分がまるで特別な存在かのように錯覚し喜ぶ。いやいやサイコパスって恐ろしいぜ??決して喜べるもんじゃないし、簡単に使う言葉でもねぇぜ?みたいなことを俺は思っている。

もちろん自分の精神状態からは想像も出来ないところにいる、もう1人の自分は存在してる(あくまで持論ですが)とは思っているので、人間の解放っていうのには手段があるんだよ。みたいなね。笑

M4.Ladies and Gentlemen
これは大きくいえばルールのことについて歌っている。
最近冤罪判決の原因を問題視した番組が増えたり、例えば共謀罪について意見を発信するアーティストも多かった。それはそこに疑いがあって、なにか違うんじゃねぇか?って違和感を感じた奴が勇気を出して発信したからであって。俺はそういうの大事だなーって思っている。学校とか会社とか人間関係の中でもそう。その誰かに決められていくルールの中で僕らは意見を出さずにノホホンと生きていっていいのか?そういうメッセージのこもった楽曲。
人間のことです。ルールの裏には大きな力が動いてるかもよ??それを見過ごしていく世の中でいいのかな?

M5.What you want
今やなんでも手に入る便利な世の中。物も情報もそう。技術も進歩して{こんなのあればいいなぁ}っていうものも現実に存在するような便利な時代になってきた。そんな物が溢れすぎているこの世界の中でやっぱり1番大切にしたいものは何だろう?あなたが本当に必要なものは何だろう?それを忘れないでほしい。という楽曲。

M6.トナリアウ
支えてくれているみんなと隣合う。
悲しみはどんな行動にも隣合う。
みんなと成り合う(成長する)
を込めた楽曲。これは以前シングルのタイミングで説明してるはず。

M7.リブロックアート
みんなリブロックって知ってるんかな?幼稚園とかの時に組み立てて遊んだやつ!(知らんかったら、多分ジェネレーションギャップです。レゴみたいなもんやと思ってください笑)
あれってさ、組み立てて満足した頃には親に片付けなさい!って言われて、せっかく作ったのに壊して片付けるっていうのを繰り返してた記憶があるんよね。でも、一度作って壊すことで学ぶことがあって、次作ったものは前作ったのより遥かにクオリティが高かったりするんよね。人生もそれの繰り返しで壊すことを恐れちゃいけない。またより強いものを作ればいい。そんな楽曲。

M8.容姿端麗な嘘
What you wantと少しメッセージ性は似ているが。技術の発展というものが実は、世界の衰退をもたらしていることに気づいてますか?ということ。なんでもかんでも鵜呑みにして便利だ便利だと判断もせず、発展の波にのまれると未来はとんでもないことになるんだろうということを想像して描いた。1番代表的なのはA.Iつまり人工知能。最近急速に増え始めているし、みんなが持っている携帯にもその機能が搭載されている。人工知能は急速に成長していく。きっと人間のキャパ以上に。いつまでも人工知能は便利なものなのか?俺は便利では済まない事態を起こしてしまう気がしてならない。人間の感情を大切に守っていきたい。

M9.ONE'S AGAIN
自分の背中を押してくれる楽曲。
この楽曲を聴けば自分を見直せるし、甘えも出てこない。何度も何度も立ち上がって成長したい。あの時の自分以上でありたいと思わせてくれる最強の応援歌だと思っている。
この楽曲ができた時期は自分にとってもすごい大きな時期だったから、すごく大切な楽曲。必ずみんなの背中も押してくれるはず。

M10.ReI
これはReI Projectを見てもらったほうがいいかな。アルバムの最後をこの楽曲で締めくくった理由だけここに綴らせてほしい。
無料配信した楽曲を結果アルバムの形としてではあれど有料で出すことに、もちろん少しの違和感はあった。でもアルバムってのは俺らの歴史であって爪痕でもあるので、そこにReIを入れない理由がなかった。今絶対に日本にこの楽曲は必要だって思ってるし、まだ俺らも見たことない底知れないパワーがReIには宿ってると思っているので。未来に向けて最後にこの楽曲でアルバムを締めくくらせてもらいました。

さて、10曲紹介してきましたが。
ジャケットのアートワーク、曲順、楽曲、メッセージ全てを含めて今までで最高傑作になったと思っている。このアルバムで初めて個展みたいなことをさせてもらって、視覚的、空間的にもこのアルバムを感じてもらう試みもできた。俺らは面白いことをしたい。ワクワクしたい。だからそのためには常識って枠をできるだけなくしたいと思ってる。だから、叩かれることも多いけど、こんなバンドでも面白いなって思ってくれるセンスのある皆さんはこれからも応援してください。笑
必ず期待以上に返していくので。

まずツアーがその第一歩かな。
楽しもうね。よろしく。

山中拓也