おはようございます、斉藤です。
ブログを放置しすぎたので定期的に更新します。誰かに言われたからではありません。自分の意志です。自分で決めたこと。一人で決めたことです。
これから、まっさらな気持ちでブログに向き合っていこうと思います。




朝マックが昼も食べたいと思っていた───

‪俺たちがまだガキの頃、マクドナルドは24時間営業だった‬
メニューも今よりだいぶ安かった
そんな日々が当たり前のように、ただそこにあった
そんな日々を呼吸していた

俺が朝マックを知ったのは中学生の頃だろうか
普段のカジュアルなサンドイッチメニューとは違い、マフィンやプレート、グリドルなんていう日本人には馴染みの薄いメニューまである

朝というロケーションも相まって、アメリカンながら少しヨーロピアンでモード感と異国情緒のある朝食にそこはかとないおしゃれさを感じ、とても心惹かれたことを覚えている

そして何と言ってもあのポテト
そう、ハッシュポテトだ
昼間に提供されるフライドポテトとは明らかに違い、揚げたてでなくとも味が落ちず、値段も安い
そしてなんといっても、おいしい
はじめて食べた時、あまりのおいしさに俺は一気に5個くらい食べてしまった

あの味を俺は忘れない
矢場町、松坂屋向かいのマクドナルドで食べたことも

俺は思った
このポテトが昼も食べられたらなぁ、と

それから10余年の月日が流れ、俺はすっかり夜型の人間になった‬
メニューもそれなりの値段になり、24時間営業もなくなった

その日ごとに何かをやり遂げ、生まれたての朝陽を浴びるAM5:00

時を同じくして朝マックもまた動き出す
もちろん少年から大人に変わる間にも俺の人生は続いており、朝マックは何度も食べた、もちろん好きだった

前述したように俺は朝に1日を終えることの多いイレギュラーな人間になってしまっていた
俺は1日の締めに充足感のある重厚な食事が必要だと考える人間だ
そんな俺は、朝マックをどうにも物足りなく感じるようになっていた

憧れ、ときめき、初めて出会ってから焦がれ続けたものが色あせていく

時間と環境は人を変える
恐ろしいほどに簡単に
少しずつ、気が付かないように

人が変わっていけば、相対的にその人のまわりにあるものも変わる
本質的には変わらないかもしれない
しかし、変わってしまった俺たちがそれを違うものとして捉えてしまう

ズレてしまった朝マックと俺の関係はもう戻ることはないのだろうか

今日もまた、朝日を浴びながら俺は朝食を決めかねている

そこで俺は自分の中に産まれた新しい感情に気付く

昼マックが朝も食べたいと思いはじめていた

フライドポテトが朝も食べたいと思いはじめていた───

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